17
2020
結果から言いますと、ワタシとライカMモノクロームとの蜜月は、2ヶ月で終わりました。
ライカはいまでも大好きですし、M2とM5の2台のフィルムライカは引き続き愛用していこうと思っておりますが、MモノクロームCCDを、仕事用機材を売り払って手に入れたのはやはりミステイクと言わざるを得ないという結論になりまして……(汗)

Fujifilm X100V
ƒ/11.0 23.0mm 2.5 ISO160
デジタルライカを使いたい、という欲と、かつて衝撃を受けたMモノクロームCCDの画質を手に入れたいという欲をしゃにむに満たした形でしたが、計算外だったのは、MモノクロームCCDが登場してからの7年という年月です。
確かにCCDセンサーの”味”は捨てがたいものがありましたが、7年落ちの基本的な画質やカメラとしての性能は、「これ1台」のメインカメラにするには無理がある、ということです。当たり前だろ!と総突っ込みを入れられそうですが、「ライカ熱」にうかされた状態では正常な判断ができないのですよ……。それに、所有して使ってみなきゃわからない、というのは永遠の真理でもありますからね。
そして、決定的にワタシのMモノクロームCCD熱にダメを出したのは、X100Vの画質でした。MモノクロームCCDとX100Vの2台持ちでスナップすると、基本的なモノクロスナップの画質でX100Vの方が上なのですよ。ただでさえAFとレスポンスでX100Vの方が圧倒的に打率が良いのに、画質まで負けてしまってはさすがのライカといえども存在価値を見いだすのは難しい、ということになってしまったのです。
やはりMモノクロームCCDは、ワタシのようにギリギリで手に入れるものではなく、懐具合に余裕のあるライカ使いが2台目、3台目のライカとして手に入れてこそ、その”味”を楽しめるものなんですね。実際に使ってみてよくわかりました。
もちろんこれでライカがキライになったわけではなく、ワタシもいつかそんなライカ使いになれたらいいなと思いますが、今じゃない、ということです。

Fujifilm X100V
ƒ/11.0 23.0mm 1/8 ISO2000
ところで、フィルムライカもデジタルのMMもそうですが、使ってみて衝撃的だったのは、光学ファインダーでした。どちらもレンジファインダーで、光学ファインダーを通してフォーカスを合わせる気持ち良さは、ずっと富士フイルムのEVF(Pro2やX100シリーズのハイブリッドEVFもありましたが)に慣れていた身として結構なカルチャーショックでした。光学ファインダーの気持ちよさが、ライカにハマっていった大きな原因のひとつだったのです。
というわけで、デジライカを手放して次のメインカメラを決めるにあたり、やはり譲れないのはファインダー、光学ファインダーを使いたいという欲求だったのです。
となると、2016年にCanon 1DXを手放して以来の、一眼レフに戻るしかないわけですよね。
このところずっと、ミラーレスデジカメやレンジファインダーのライカを触っていて、反動として重くて大きくてガチャガチャうるさい一眼レフが懐かしくなってきた、というのもあります。ここでひと回りして、一眼レフに回帰してみよう、とそんな気分になったのです。
となると、Canonに戻るのか、PENTAXを再び使うのか、それともいままで縁のなかったNikonに行くのか……!?
選択としてはこの3つしかありません。(ライカSがあるじゃん!とかそういうツッコミはなしです)
しかし、せっかく新たな気持ちで一眼レフに回帰するんですからね。ここは新しい挑戦をしたいじゃないですか。
そういうわけで、こうなりました。

Fujifilm X100V
ƒ/2.0 23.0 mm 1/8 ISO160
はい、Nikon D850 です。
最初はD810あたりの型落ちでいいか、と思っていたんですが、発売後3年経ったD850の中古良品が25万くらいまで値下がりしてたもので、これなら、と決めてしまいました。
なんと高画素フルサイズでございます。たぶんこの1台でどんな仕事でもこなせるであろう、万能機でもありますね。
そう考えると、ライカMMとは真逆のデジタルカメラってことですねえ……。

iPhone11Pro Max
今回、デジライカを売却してフィルムライカは残すとして、レンズは沈胴ズミクロン50mmとLズマロン35mmの2本のオールドレンズがあれば十分、ということで残りは全て売却することにしました。
するとなんと、その代金で等価交換したところ、これだけのNikonのレンズが買えてしまったのでした(笑)。
その内訳は
Ai Nikkor 35mmF2D
AF-S NIKKOR 50mmF1.4G
AF-S Micro NIKKOR 60mmF2.8G ED
Ai AF Zoom-NIkkor 24-85mm F2.8-4 D IF
AF-S NIKKOR 70-200mmF2.8 ED VR II
AF-S NIKKOR 200-500mm F5.6E ED VR
焦点距離24mmから500mmまで、単焦点3本(35mm、50mm、60mmマクロ)、ズーム3本(標準ズーム、望遠ズーム、超望遠ズーム)の計レンズ6本、ワタシとしてはほぼ完全なラインナップを最初からまとめ買いです。
こんなの初めての経験ですよ(笑)。
ライカ恐るべし、と言うべきでしょうか。
おかげでとりあえずどんな仕事が来ても安心です(笑)。

Fujifilm X100V
ƒ/2.0 33.0 mm 1/4 ISO160
というわけで、4月からのワタシは仕事とネイチャー用としてニコンフルセットと、スナップ用として富士フイルムX-Pro2とX100V、そしてフィルムカメラとしてライカM2とM5、というラインナップでやっていくことになりました。
我ながら思いますが、これってけっこう理想的な顔ぶれです。
これで春から心機一転、やっていこう!と思ったわけですが……(汗)
早く通常の社会生活が戻ってほしいものです。それまでは、家で我慢、ですね。
ライカはいまでも大好きですし、M2とM5の2台のフィルムライカは引き続き愛用していこうと思っておりますが、MモノクロームCCDを、仕事用機材を売り払って手に入れたのはやはりミステイクと言わざるを得ないという結論になりまして……(汗)

Fujifilm X100V
ƒ/11.0 23.0mm 2.5 ISO160
デジタルライカを使いたい、という欲と、かつて衝撃を受けたMモノクロームCCDの画質を手に入れたいという欲をしゃにむに満たした形でしたが、計算外だったのは、MモノクロームCCDが登場してからの7年という年月です。
確かにCCDセンサーの”味”は捨てがたいものがありましたが、7年落ちの基本的な画質やカメラとしての性能は、「これ1台」のメインカメラにするには無理がある、ということです。当たり前だろ!と総突っ込みを入れられそうですが、「ライカ熱」にうかされた状態では正常な判断ができないのですよ……。それに、所有して使ってみなきゃわからない、というのは永遠の真理でもありますからね。
そして、決定的にワタシのMモノクロームCCD熱にダメを出したのは、X100Vの画質でした。MモノクロームCCDとX100Vの2台持ちでスナップすると、基本的なモノクロスナップの画質でX100Vの方が上なのですよ。ただでさえAFとレスポンスでX100Vの方が圧倒的に打率が良いのに、画質まで負けてしまってはさすがのライカといえども存在価値を見いだすのは難しい、ということになってしまったのです。
やはりMモノクロームCCDは、ワタシのようにギリギリで手に入れるものではなく、懐具合に余裕のあるライカ使いが2台目、3台目のライカとして手に入れてこそ、その”味”を楽しめるものなんですね。実際に使ってみてよくわかりました。
もちろんこれでライカがキライになったわけではなく、ワタシもいつかそんなライカ使いになれたらいいなと思いますが、今じゃない、ということです。

Fujifilm X100V
ƒ/11.0 23.0mm 1/8 ISO2000
ところで、フィルムライカもデジタルのMMもそうですが、使ってみて衝撃的だったのは、光学ファインダーでした。どちらもレンジファインダーで、光学ファインダーを通してフォーカスを合わせる気持ち良さは、ずっと富士フイルムのEVF(Pro2やX100シリーズのハイブリッドEVFもありましたが)に慣れていた身として結構なカルチャーショックでした。光学ファインダーの気持ちよさが、ライカにハマっていった大きな原因のひとつだったのです。
というわけで、デジライカを手放して次のメインカメラを決めるにあたり、やはり譲れないのはファインダー、光学ファインダーを使いたいという欲求だったのです。
となると、2016年にCanon 1DXを手放して以来の、一眼レフに戻るしかないわけですよね。
このところずっと、ミラーレスデジカメやレンジファインダーのライカを触っていて、反動として重くて大きくてガチャガチャうるさい一眼レフが懐かしくなってきた、というのもあります。ここでひと回りして、一眼レフに回帰してみよう、とそんな気分になったのです。
となると、Canonに戻るのか、PENTAXを再び使うのか、それともいままで縁のなかったNikonに行くのか……!?
選択としてはこの3つしかありません。(ライカSがあるじゃん!とかそういうツッコミはなしです)
しかし、せっかく新たな気持ちで一眼レフに回帰するんですからね。ここは新しい挑戦をしたいじゃないですか。
そういうわけで、こうなりました。

Fujifilm X100V
ƒ/2.0 23.0 mm 1/8 ISO160
はい、Nikon D850 です。
最初はD810あたりの型落ちでいいか、と思っていたんですが、発売後3年経ったD850の中古良品が25万くらいまで値下がりしてたもので、これなら、と決めてしまいました。
なんと高画素フルサイズでございます。たぶんこの1台でどんな仕事でもこなせるであろう、万能機でもありますね。
そう考えると、ライカMMとは真逆のデジタルカメラってことですねえ……。

iPhone11Pro Max
今回、デジライカを売却してフィルムライカは残すとして、レンズは沈胴ズミクロン50mmとLズマロン35mmの2本のオールドレンズがあれば十分、ということで残りは全て売却することにしました。
するとなんと、その代金で等価交換したところ、これだけのNikonのレンズが買えてしまったのでした(笑)。
その内訳は
Ai Nikkor 35mmF2D
AF-S NIKKOR 50mmF1.4G
AF-S Micro NIKKOR 60mmF2.8G ED
Ai AF Zoom-NIkkor 24-85mm F2.8-4 D IF
AF-S NIKKOR 70-200mmF2.8 ED VR II
AF-S NIKKOR 200-500mm F5.6E ED VR
焦点距離24mmから500mmまで、単焦点3本(35mm、50mm、60mmマクロ)、ズーム3本(標準ズーム、望遠ズーム、超望遠ズーム)の計レンズ6本、ワタシとしてはほぼ完全なラインナップを最初からまとめ買いです。
こんなの初めての経験ですよ(笑)。
ライカ恐るべし、と言うべきでしょうか。
おかげでとりあえずどんな仕事が来ても安心です(笑)。

Fujifilm X100V
ƒ/2.0 33.0 mm 1/4 ISO160
というわけで、4月からのワタシは仕事とネイチャー用としてニコンフルセットと、スナップ用として富士フイルムX-Pro2とX100V、そしてフィルムカメラとしてライカM2とM5、というラインナップでやっていくことになりました。
我ながら思いますが、これってけっこう理想的な顔ぶれです。
これで春から心機一転、やっていこう!と思ったわけですが……(汗)
早く通常の社会生活が戻ってほしいものです。それまでは、家で我慢、ですね。
コメント
Re: お久しぶりです。
おぷちさん、ご無沙汰いたしております!
どうもご心配をおかけいたしましてすみません。
ワタシは至って元気にしておりますよ、大丈夫ですw
なんですかね、すっかりブログの更新が滞っておりまして…というのはここのところ、激しく機材が入れ替わっておるのですよ。
この記事のときの機材で、いま手元にあるもの、たぶんひとつもないのではないでしょうか?💦
なんせいろいろあったんですが、それをいまさらイチからご説明するのも面倒で、動きが取れなくなっておりますw
このまま年を越しちゃいけませんね〜更新しなくちゃ💦
2020/12/22 (Tue) 02:39 | 本橋丈(jojo) #- | URL | 編集
良かった🌸
お元気そうで良かったです❗
以前、体調が悪いことを書かれていたので、もしや!と思っていました。安心しました。
ゆっくりでいいので、いろいろアップしてくれると嬉しいです✨
でわでわ。
2020/12/22 (Tue) 10:31 | おぷち #- | URL | 編集