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サソリの毒

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Fujifilm X100F
ƒ/7.1 23.0 mm 1/450 ISO200
RAW現像にて




はい、前回の記事からの続きでございまして……やっと新しい相棒がやって来ました。
パッと見、またチンク?と思います(色も一緒ですしねw)が、クルマが好きな方ならおわかりでしょう。
前のはノーマルなフィアットの500でしたが、今度は同じFIAT500でも”アバルト”仕様でございます。
正式な車名もフィアットが取れて、アバルト500となっております。スバルのSTI、ルノーのアルピーヌ、メルセデスのAMG、BMWのM、日産のNISMO……など各メーカーに”純正に準じた”チューンナップファクトリーがありますが、フィアットの場合はそれがアバルト(ABARTH)なわけです。もともとは独立したチューニングショップだったアバルトですが、近年はフィアット本社に吸収合併されて、フィアット社内のいちブランドとして存在しております。
そんなアバルトが、FIAT500をベースに開発した”ABARTH500”を中古で購入したわけです。



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Fujifilm X100F
ƒ/11.0 23.0 mm 1/200 ISO200
RAW現像にて




やっぱりね、このチンクエチェントのデザインが大好きなんですよ。本当に見飽きないクルマです。
しかし排気量900cc2気筒ターボのFIAT500(ツインエア)としては、味はあっても絶対的な動力性能はどうしてもそこそこです。街中を気持ちよく走るのがチンクの役割ですから仕方ないんですが、そこを補うのがアバルト仕様で、純然たる”レース屋”アバルトがチューンしたチンクエチェントは、外見は同じでも中身は全くの別物となっております。
ボンネットの中は1.4リットル直列4気筒インタークーラーターボエンジンで、ツインエアの85馬力に対し135馬力です。ほぼ同じ車重に対して50馬力アップは大違いですね。さらにトルクは14.8kgmからSPORTSモードで21.0kgmにアップ。
もともとが車重の軽い小型車のチンクエチェントですから、出力向上は普通車以上に効いてきます。アクセルを踏み込んで3000回転を越えたあたりの加速力は、ちょっとビビるくらいの刺激でございますよ。
いわゆる、世間でいわれるところの「サソリの毒が効いている」状態です(笑)。



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Fujifilm X100F
ƒ/4.0 23.0 mm 1/100 ISO500
RAW現像にて




真っ赤なレザーシートがイタリア〜ンな室内。もちろん5速マニュアルシフトです。
こちら2009年モデルで実に10年目、走行距離も13万キロを越えるおじいちゃんなクルマなんですが、そうとは思えない保存状態ですよね。もちろんシートの角やステアリングの握りの部分は若干のヤレがありますが、ぜんぜん気になりません。(でもステアリングはそのうち余裕ができたら交換したいかな……w)

まあ正直、13万キロ走ってるクルマを購入するのはどうなんだろうと思いました。普通は避けますよね。ましてやイタリア車だし(笑)。
ただ、この個体はワンオーナー車で、前のオーナーさんが毎年しっかりとディーラーで点検してきた様子が整備簿に膨大に記録されてまして、これなら安心かなと。2009年というとアバルト500が日本に導入されたその年だと思うんですが、そこで新車で購入して、大事に大事にでもたくさん走って10年過ごした前オーナーさんの愛着が宿ってるカンジで、いいなと。
もちろん、古いクルマなので今後は俺がしっかり点検しながら維持していかないとならないと思いますが。



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ところで、個人的に”アバルト”を知った最初というと、このアバルト131ラリーでした。1977年から3年連続のWRCチャンピオン。当時中学生だったワタシは「AUTOSPORTS」を読みながら「アバルトつえ〜」と思ったのが最初でしたね。
アリタリアカラーをランチアストラトスから引き継いだ131ラリーだけど、ぺったんこなストラトスに比べてハコボディの武骨さがじわじわくる魅力がありましたねえ。さすがに走ってるところは見たことがないんですが、いまだったら手に入るのかな?いちど乗ってみたいクルマですねえ。
しかしあれから40年、自分がアバルトのオーナーになるときが来ようとは……。



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Fujifilm X100F
ƒ/7.1 23.0 mm 1/500 ISO200
RAW現像にて




そんなアバルト500ですが、同乗するうちの奥さんには意外な好評価を得ました。まずシートがいいと。そして路面からの突き上げもそれほどなくて乗り心地がいいそうです。10年選手ですから、足回りがいい具合に角が取れてきているのかもしれませんね。でもシートがいいのはその通りです。FIAT500のときもシートの良さに驚きましたが、アバルトのレザーシートはレザーな分コシが強いカンジで、身体が沈み込まないのがいいのではないかと。
いままで国産車ではどうしても1時間2時間乗ると腰痛が出て、下りたあと腰を伸ばす体操が必要になったものですが、FIAT500以降下りたあと腰痛が出ることはなくなりました。
このシートの出来の差ってなんなんでしょうね?どうして国産車はシートがダメなんでしょう?ていうかフィアットの普及車でもシートがいいんだから、きっと欧州車のシートのレベルは高いんでしょうね。
これだけ日本車が世界を席巻している昨今、でもシートの出来ではまだまだ欧州車にかなわないという現実。
日本の自動車メーカーにはがんばってほしいものです。



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Fujifilm X100F
ƒ/7.1 23.0 mm 1/600 ISO200
RAW現像にて




というわけで、新しい愛車は”乗る快楽”アバルト500になったというお話でございました。
これからサソリの毒にまみれたクルマ生活を楽しんでいきたい所存でございます。
100万円のクルマ選びから始まった、意外にお手ごろなイタ車との暮らしのお話でした。



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