愛車がレヴォーグになってもうすぐ2年ですが、こうしたちょっとした長距離ドライブが全く苦にならないのは本当にありがたい。やはりいい車というのは長距離ドライブで差がでるものと最近実感しておりますが…それはともかく(笑)。
5時半に吉祥寺を出て、1時間半くらいで河口湖ICへ。ちょうど夜明けの赤に染まった富士山が出迎えてくれました。ほとんど車が通っていなかったので、料金所の手前に車を止めて、窓から手を出して素早く1枚撮影です。

Fujifilm X-Pro2
XF35mmF1.4 R
ƒ/5.6 35.0mm 1/250 ISO800
夜明けからまもない時間帯とあって、太陽の光が黄色い西湖野鳥の森。と言っても、とりあえずは太陽の当たっている野鳥の森の向かい側、北側の森が撮影のターゲットです。
既にいろんな小鳥たちが飛び交っています。まずは比較的人を恐れないジョウビタキのオス。この小さな実が食べたくて短く飛んでくれるので、羽ばたきを撮影することができました。

Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/9.0 560.0mm 1/500 ISO4000

Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/9.0 560.0mm 1/500 ISO5000
今回の撮影、そもそも動体を撮る気がなかったのもあり、全てAF-Sのまま撮影してます。
2枚目の飛翔などは、これだけ光が当たってるシーンなんだから、開放F8に開いて、1/1000にSSを上げればもうちょっと翼をクリアに止められたと思いますね。まあ、後の祭りなわけですが(笑)

Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/9.0 560.0mm 1/500 ISO4000
同じ木にルリビタキのオスも来てくれました。なかなか出会えない鳥なので嬉しかったですねえ。

Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/9.0 560.0mm 1/1000 ISO3200
道路ギリギリのところからしばらく北の森を撮影して、場の空気にも馴染んできたので、数歩踏み込んでみました。先日の大雪の残雪が路肩に大量に残っていて、最初の1歩がずぼっと雪に埋もれました。スノーシューズを車に常備しておいてよかったです。4年前の北海道遠征のときに購入したノースフェイスのスノーシューズですが、大変暖かくて重宝しております。
木々の下に踏み入れたら、ジョウビタキがこっち見て鳴いてました。「ヒトが来たぞ〜!」と警告してるんでしょうか。

Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/9.0 560.0mm 1/1000 ISO1250
仲良くつがいで行動していたのは、たぶんホオジロだと思うんですが、こっちのメスはこうして頭が逆立ってるところはカシラダカと区別がつきません(笑)。
AFモードをシングルポイントにして、ポイントを最小にしてピンポイントに顔を狙いました。これができればMFする必要ないですね。

Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/9.0 560.0mm 1/1000 ISO2500
もう1枚ジョウビタキ。寒いので(-7℃くらいでした)丸々と膨らんでますね。

Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/9.0 247.4mm 1/1000 ISO6400
ヤマガラが1羽、さかんにさえずりながらこちらにやってきました。最短で1mくらいのところまでやってきたでしょうか。こちらの野鳥の森では観光客の手から餌を食べるようにヤマガラを慣らしているとのことですが、こいつはそんな1羽だったんでしょうね。もともとヤマガラは人馴れしやすい鳥で、かつては芸を見せるヤマガラとか露店などで見られたそうです。
まあ、ワタシは何も持ってなかったので、彼の期待に沿うことはできませんでしたが。だからってそんながっかりした顔しなくても……(笑)。

Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/9.0 247.4mm 1/1000 ISO6400
「ナンダヨーケチー!」
ちなみにこれまでの画像、全て富士フイルムのフィルムシミュレーション「PRO Neg.Std」で書き出してからLightroomで手直ししてるんですが、上の画像のRAWファイルから現像を試みてみました。結果は惨敗。ISO6400と高感度なので、RAWだと高感度ノイズがそのまま出てるんです。ノイズリダクションをかけるとその分画像がのっぺりしちゃいますし、フィルムシミュレーションのノイズ処理の巧みさを思い知る結果となりました。
もちろん上の画像はPRO Neg.StdからのJpegです。

Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/13.0 238.7mm 1/1000 ISO1000
山頂付近にうっすらと雲をまとった富士山。望遠で狙ったものをカメラ内RAW現像でACROS+Gでモノクロ化してみました。
ハーフトーンの階調がACROSの特徴ですが、風景で使ってもばっちりハマりますねえ。

Fujifilm X-Pro2
XF35mmF1.4 R
ƒ/11.0 35.0mm 1/2000 ISO400
ちょっとずれた場所から35mmで撮ったのがこちら。こちらは最初からVelviaです。このブルーがVelviaですよねえ。
カラーももちろんいいもんです(笑)。

Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/9.0 560.0mm 1/500 ISO640
だいぶ日が昇って、光の色が透明になりました。
ふたたびルリビタキ。オスはなかなか用心深くて、こちらに近いところには来てくれません。
しかし以前ここに来たとき、足元の至近距離にいきなりルリビタキのメスが降り立ったことがあってびっくりしました。
向こうもびっくりしたようで、お互いにフリーズ……(笑)
近すぎて手に持っていた100-400mmじゃ撮れないですし、かといってカメラバッグからX-Pro2を撮り出したら逃げてしまいそうで、そーっとあとずさって100-400mmで撮ったんですが、ダメでした(笑)。

Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/9.0 560.0mm 1/500 ISO400
ラストは野鳥の森公園の森の中で、シロハラです。都内で見かけるときは単独でひっそりいるんですが、ここだとかなりやかましく鳴いておりました。これもたぶん、人間がいる警報を鳴らしていたんでしょうね。
森の中はかなり深く雪が積もっておりました。もともとここは富士のすそ野の樹海の一部ですから、下は溶岩ででこぼこしております。下が見えてる時ですら足元が悪く注意が必要な森ですから、雪が積もって何も見えないとけっこう危険です。
ちょっとしたアップダウンを上ろうとしてずるっと滑ってカメラを雪まみれにしました(笑)。
X-T2+100-400mmは防塵防滴セットなので安心ですが、X-Pro2+XF35mmF1.4はレンズが防防じゃないですから、慌ててタオルで拭いたり……大丈夫でしたけどね(笑)。
やっぱりこういうシーンでは防防大事ですよねえ。
というわけで、真冬の西湖野鳥の森公園での撮影でございました。
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コメント
こんにちは。いつも動画の方でコメント入れさせて頂いてます
寒い冬も素敵な写真撮られてますね、プロの方に失礼な言い方かもですが
やはりすごいです
この時期、雪満載の新潟でこれまではあまり見れなかったカワセミが
登場してきました
ただ、ファインダー越しに見える綺麗な姿がちっとも撮れてません、
道具も腕も違うので仕方がないとは思いますが本橋さんが撮られるような
解像感のある写真が撮れません、せめて機材に頼れるといいのですが(笑)
EOS70Dに初代の100-400、レンズはメーカーでメンテしてもらいましたが
今時のレンズとは違うのですね19年前の発売ですもんね
もっとも手ぶれ補正もⅡ型ほど効かないのに手持ちやってるからなおさら
いけないのでしょうね^^;
せめて距離をもっと詰めたいのですが、難しいです、
Ⅱ型いくか焦点距離の長いシグマとか思ってますが、決めかねてます
いっそのこと1.3倍クロップ機能のあるNikonのDX上位機種にいこうかと
思ったり。。。そうすれば焦点距離は2倍で使えますもんね。。。
長々とつまらないこと書いてすみませんでした、また動画も楽しみに
しております。
今年もよろしくお願いします
やはり…FUJIFILMかな。。。自営業なので資金が^^;
ぱんぞうさん、コメントありがとうございます。
遅くなりましてすみません。インフルで臥せっておりました💦
> 寒い冬も素敵な写真撮られてますね、プロの方に失礼な言い方かもですが
> やはりすごいです
ありがとうございます。寒い冬は野鳥のシーズンですし、空気も澄んでますから写真は撮りやすいですよね。
寒ささえしのげば…w
> ただ、ファインダー越しに見える綺麗な姿がちっとも撮れてません、
写真の出来がいまいち、ってときは、やはりまずピント、そしてブレを疑うべきですよね。
手ブレ補正が補正しきれない微細なブレが写真の解像感を損なっていることはよくありますよ。
一度三脚を立ててみるのはどうでしょう?
> やはり…FUJIFILMかな。。。自営業なので資金が^^;
悩んでらっしゃいますねw
ひとつ言えることは、たぶん富士フイルムで野鳥を撮るのはCanonより難しいですよ?w
ワタシの印象では、いまの機材で最も簡単に質の高い野鳥写真が撮れるのは、D500にシグマの望遠レンズ、のような気がします。
お金があればワタシもワンセット欲しいですよw
こんにちは
返信ありがとうございます^_^
相変わらず手持ちの機材で試行錯誤して
おります
機材自体を触るのが好きなのでどの機材、
どのメーカーでも触ってみたくなります
富士フイルムに限らず、基本コンパクトな
もの、コンパクトで高性能みたいなの大好きなので興味持ってしまいました
自分には敷居が高いモノになりそうですね
^^;
若い頃、モータースポーツやってましたが
当時も大パワーよりコーナーの突っ込みと
曲がりの速さ重視で軽量・コンパクト派で
したので^^;性格かもですね
そういう意味ではオリンパス使っていて
今も魅かれるのも同じ理由ですかな…
でもD500はシグマとか純正の200-500とか
で撮ってみたいです
そもそも野鳥って自分みたいに資金に余裕
ないとか言ってる人間が撮る被写体では
ないのですね^^;カメラ自体がそうですが…
始めたらヘタはヘタなりにハマってしまいました
自分で・ここまで・って決めないとお金ば
かり掛かっていけないですね、
プロの方々のように撮らなきゃならない
責務もなければ責任もないわけで
緩くやれるはずなのに時折、本当に撮れない
ことに凹んだりしてるおっさんです^ ^
くだらない書き込み失礼しました
また素敵な写真、拝見させて頂きます
ありがとうございます