X-Pro2二週間使ってみて

X-Pro2がやってきて、入れ違いにX-T1をメンテナンスに出してしまったもので、この2週間はX-Pro2だけでやってきました。
1DXは手放しちゃったわけですからね。鳥撮りもスナップもX-Pro2だけです。
そこで、2週間使ってみた感想など、改めて書いてみようと思います。前回のファーストインプレッションとちょっと被る部分はありますが、お付き合いください。

正直、1DXを手放すのは迷いがありました。組み合わせて使っていたSIGMA150-600mmSportsはいいレンズでまったく不満はありませんでしたし(重さ以外)、ファームアップの話もありましたしね。AFがさらに高速化するファームアップなんて言われると心が揺らぎます。
しかし、X-Pro2の出来の良さに感動し、フルサイズから完全に富士フイルムのみに移行してみて、いまのところ後悔はありません。
それどころか、ますます撮影が楽しいですね(笑)。

もちろん、鳥撮りにおいてはAF性能にイラっとくることは多いです。たとえばこんな場面ですね。

DSCF1412
Fujifilm X-Pro2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/8.0 406.8 mm 1/500 ISO2000 Flash (off, did not fire)


たびたび申し上げてますが、AFの空抜けです。このような、空中の枝に止まったエナガなどは、1点AFでもどーしても一発で合焦しません。
動きの速いエナガがいい場所に来てくれたチャンスに空抜けが起きると思わず声が出ますね。一瞬カメラをぶん投げたくなります。
しかし、富士フイルムなら今後のファームアップできっと修正してくれることでしょう(笑)。期待して待つことにして、それまではだましだまし使いつつ、たまにブログで訴えていくことにしましょう(笑)。
AFの空抜け、なんとかしてください!とね。
ご覧のように、決まれば画質はばっちりですからね。

動物園撮影にもチャレンジしてみました。ゴールデンターキンのような金網のない状態で飼育されている動物なら、結果はもうばっちりです。

DSCF0935
Fujifilm X-Pro2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.2 280.4 mm 1/320 ISO400 Flash (off, did not fire)




金網の近くを歩くユキヒョウでは、苦労するかと思いきや、意外にもAFはそれほど迷いませんでした。
まあ大口径の100-400mmレンズですから、金網は近すぎて合焦できないという事情はありますけどね。
AF-Cもよく追いかけてくれます。このあたりはT1より進歩してる部分ではないでしょうか。

DSCF0876
Fujifilm X-Pro2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 400.0 mm 1/640 ISO1000 Flash (off, did not fire)


DSCF0785
Fujifilm X-Pro2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.2 290.6 mm 1/640 ISO400 Flash (off, did not fire)


DSCF0751
Fujifilm X-Pro2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.2 290.6 mm 1/640 ISO640 Flash (off, did not fire)




ACROSモードを使ったモノクロスナップも楽しいです。何気ない日常がドラマになります。

DSCF1097
Fujifilm X-Pro2
XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
ƒ/2.8 18.0 mm 1/125 ISO1600 Flash (off, did not fire)




XF60mmマクロもスナップに重宝します。AFもスパッと素早く合焦します。60mmマクロのAFが遅いなんて誰が言ったんでしょう?(笑)
おそらくはこれもX-Pro2のおかげなんでしょうね。

DSCF1459
Fujifilm X-Pro2
XF60mmF2.4 R Macro
ƒ/4.0 60.0 mm 1/125 ISO200 Flash (off, did not fire)




細かい木の枝が遠景にありますが、恐ろしく解像してます。
D810に負けないなんてレビューがありましたが、密集した木の枝がこれだけ描写されているのを見ると、それもあながち大げさではないかもと思えます。

DSCF1469
Fujifilm X-Pro2
XF60mmF2.4 R Macro
ƒ/5.6 60.0 mm 1/250 ISO1600 Flash (off, did not fire)


DSCF1467
Fujifilm X-Pro2
XF60mmF2.4 R Macro
ƒ/5.6 60.0 mm 1/250 ISO1000 Flash (off, did not fire)


ちなみに、上3枚のスクエアサイズスナップは、ハイブリッドマルチビューファインダーのOVFのみで撮影してみました。
いままで一眼レフだけでやってきたので、ライカなどのレンジファインダーの経験はありませんでしたが、新鮮で楽しいですね。
レンズを通した画像をファインダーで見ることができる一眼レフに比べて、レンジファインダーは素通しの窓です。被写界深度どころかレンズの画角すら反映されません。
しかし、X-Pro2のハイブリッドマルチビューファインダーは、OVF状態でも様々な手段で撮影を助けてくれるデジタルなシステムです。これが非常によくできてるんですね。
ファインダーの中の出来事をiPhoneで撮影して簡単な動画を作ってみたので、ご覧ください。

X-Pro2ファインダー

(フレーム枠が正方形なのはうっかりアスペクト比をスクエア設定のままで撮影してしまったためです)

一眼レフで育ってきた俺のようなデジタル世代には実に新鮮な光景です(笑)。フレームの中にレンズが写り込んじゃうんですから!
右下にレンズによる死角ができるのはどうしようもない構造的な問題ですから、そういうもんだと割りきるしかないですよね。
レンズを交換してもファインダーの中の光景に変化がないのもそういうもんです。レンジファインダーなんだから仕方ない。
そのかわり、デジタルの仕組みで、今装着してるレンズの画角は枠で表してくれます。見えてる中で、ここを切り取ってるんだ、とすぐわかります。でも枠の外が見えるのってけっこう便利です。枠の外で起きてることは、次の瞬間には枠の中に入り込んでくるものかもしれませんしね。

昔から頑固なライカ派、レンジファインダー派の人たちがいることは知ってましたが、なるほどこういう世界を愛するのは分かる気がする、と思いましたね。もちろん、フィルム時代のレンジファインダーはこんな便利なものはないですし、苦労があったことは想像に難くないですが、その分楽しいんだろうなあとは思えます。
デジタルの時代になって、その楽しさを、ネガな部分をテクノロジーで補いつつ味わえるというのは、世界で富士フイルムだけが提案するカメラの世界です。こういうのって、やっぱりニッチなんだろうなあとは思いつつ、もう少し一般的にも知られてもいいんじゃないかと思いますよね。
そんな新しい世界も含めて、いまのところX-Pro2に大変満足しているのでした。カメラ天板に早速小さな傷がついちゃったのはちょっとショックですけどね……(笑)。






春ですねえ、の最近の撮影 | Home | X-Pro2がやってきました

コメント

コメントの投稿


 管理者にだけ表示を許可する