X-Pro2がやってきました

My FUJINON & X-Pro2
iPhone6s

もう数日経ちましたが、とうとうCanon 1DXを下取りに出しまして、FUJIFILM X-Pro2がやってきました。
これで完全にFUJIFILMメインのカメラマンになったわけです。
いやあ、まさか2年半でここまでフジに染まってしまうとは、俺も思いませんでした(笑)。

上の写真は、XF100-400mm、XF50-140mm、XF90mm、XF60mmマクロ(Pro2と一緒に購入です)、XF10-24mm、XF18-55mmとなってます。このほかに、オーバーホールに出してるX-T1、XF35mmとサブのX-M1もあるわけで、いつの間にかレンズ7本、ボディ3台と成ってます。


X-Pro2
iPhone6s

さて、X-Pro2です。
従来の1600万画素で統一のX-Tranceセンサーから、とうとう2400万画素のX-Trance CMOS IIIとなって、現代風の高画素APS-C機となりました。2400万画素というとフルサイズで言うところの5000万画素以上の世界です。
まあ、画素数が上がるのは画面サイズも大きくなって、トリミング耐性も上がるってことで歓迎ですが、高感度には弱くなったりしますね。しかしフジはもともとノイズの処理が優秀で、APS-Cではピカイチの高感度耐性を誇ります。
X-Pro2になってもX-T1と同等の高感度が使えるということで、まずは一安心。


Pro2&T1
iPhone6s

まあ、そんなスペック的なことより、手にして実感したことは、X-T1に比べて格段に上がった本体の質感です。
T1だと各ボタンの押し具合、リングの回した感触などに「まあ仕方ないよな、こんな感じで」といったエクスキューズがあったように思います。実際十字キーの密かな仕様変更(笑)などがあったりして、まだまだ富士フイルムとしても経験値が足りなかったんでしょう。
それが今回、見違えるほどの質感向上を遂げています。
中でもT1で一番嫌いだった前面にあるAFモードダイヤル(SCMのダイヤルです)が、格段にしっかりとした感触になっています。T1ではスカスカで、中間のAF-Cできちんと止まらないことがあったんですが、今回はコクッとしっかり止まります。
本当はもっと大きめのしっかりとしたダイヤルにして欲しいと思ってたんですが、まあこれならオーケー、ってところでしょうか。

今回のウリであるシャッタースピードとISOの一体となったダイヤルも、確かに古いフイルムカメラの時みたいで味がありますが、正直なところちょっと微妙な気がします(笑)。持ち上げて回す、というギミックの耐久性に疑問が…持ち上げきれないで回してしまうと、ギアをなめてしまいそうで怖いです。
この部分に関しては、慌てずじっくり操作する必要がありそうですね。でも、好きか嫌いかで言ったら、好きです(笑)。

もうひとつ、特筆すべきはシャッターフィーリングです。一眼レフのようなミラーが落ちる感触こそありませんが、小気味よくカシャっと決まります。今回新しくメカニカルで1/8000までのシャッターが切れるようになっていますが、その新いシャッターユニットが秀逸な感触なんですね。これは素晴らしいです。



DSCF0298
Fujifilm X-Pro2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 400.0 mm 1/2500 ISO5000 Flash (off, did not fire)


さて、では作例を。こちらは購入して次の日に撮りに行った善福寺公園のジョウビタキくん。木の枝の間から見える瞳にきっちりフォーカスが来てますね。確か撮って出しのPROVIAだったと思います。
ISOは5000まで上がってますが、さすがのノイズリダクションですね。NRの調整値は、T1ではプラスマイナス2までだったんですが、今回プラスマイナス4まで調整できるようになりました。
ただ、初回に気をつけなきゃいけないのが、デフォルトのフォーカスモードはレリーズ優先になってるんですよね。こういった小鳥の撮影だと、動きの速い小鳥にフォーカスを一瞬で合わせて撮る必要があるわけで、その時にレリーズ優先だとフォーカスが合いきってなくてもシャッターが切れてしまいますから、持ち帰ってみるとイマイチピン甘、となってしまう可能性があります。(特に連写)
ここは忘れずに、フォーカス優先に設定しておく必要があると思います。



DSCF0403
Fujifilm X-Pro2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 270.6 mm 1/640 ISO5000 Flash (off, did not fire)


明治神宮に初めて行きまして、アオジを撮りました。明治神宮の鳥達はどうも人に警戒心が薄いようで、すぐ1mくらいの傍まで来ました。XF100-400mmは最短1.75mmですから、だいぶのけぞって撮りましたね(笑)。
これも撮って出しのPROVIA、フォーカスはバッチリ、ガチピンでございます。



DSCF0500
Fujifilm X-Pro2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 400.0 mm 1/500 ISO800 Flash (off, did not fire)


もう1枚明治神宮で、ヤマガラもすぐ近くまで来てくれました。ISO800なら、ノイズの気配もありません。
ちなみにX-Pro2のウリである「アドバンスドハイブリッドマルチビューファインダー」、要はEVF-OVF切り替えレンジファインダーなんですが、カメラの左肩にファインダーがある関係上、100-400mmのような望遠レンズだとレンズの光軸から視線がずれます。EVFでも慣れないと若干の違和感はありますね。
もちろん、400mmではOVFは使えません。OVFが使えるのは140mmまでです。
ちなみにOVFではレンジファインダーですから、ファインダーは素通しでレンズの画角が白い枠で表されます。望遠になるにつれ、白い枠がどんどん小さくなっていくわけです。ズームレンズではズームリングの動きに合わせて白い枠の大きさが変わって面白い(笑)。
そしてもちろん近い距離の被写体だと、パララックス(視差)はかなり大きいです。X-Pro2では自動パララックス補正機能があって、シャッター半押しすると枠が動いてズレを補正してくれるんですが、それでもまだちょっとズレがあります。その辺は慣れと割り切りが必要かと。用途に応じてEVFと使い分けが必要ですね。



DSCF0562
Fujifilm X-Pro2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 400.0 mm 1/400 ISO1250 Flash (off, did not fire)


もう1枚ヤマガラを。こういった縦位置の動物や人物撮影だと、顔の位置にフォーカスポイントを持ってくる必要があります。そこで今回から新採用になった背面フォーカスレバーです。Canonの1D、5Dクラスだとこういったコントローラーがあったんですが、まさかのフジ機に採用とは。嬉しい限りです。しかもレバー押し込みでポイントが中央に戻る仕組みも同じ。これがあるとないでは大違い。これがあるだけでT1に戻れなくなりそうです。
あとできるならば、縦位置横位置のフォーカス位置設定を記憶してくれるとベストです。この辺、ファームアップで対応してくれませんかね?



DSCF0586
Fujifilm X-Pro2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/7.1 100.0 mm 1/500 ISO5000 Flash (off, did not fire)


さて、今回X-Pro2のもう一つのウリ(ウリ多いな(笑))が、新しいモノクロモード「ACROS」でしょう。

超微粒子で知られる白黒フィルム「ACROS」の名を冠した新フィルムシミュレーション。より滑らかな階調、引き締まった黒、美しい質感再現が特徴。一般的な白黒モードとは一線を画する超高画質な黒白写真表現が可能です。


というACROSモードで撮ったのが上の写真。今回はまだあまり作例を撮ってないのでこの程度なのですが、なんせ中間の階調が豊かという印象。とても味わい深く美しいモノクロモードで、人物を撮ると抜群にかっこいい写真になります。
ぜひこれでポートレートを撮ってみたいです。そうしたらまたそれで記事にしたいですね。

というわけで、長々とやってきましたが、今回のX-Pro2、富士フイルムのXシリーズがまたひとつ、新しいステージに上がったと思わせる素晴らしいカメラです。1DXをドナドナしても惜しくないと思わせてくれる期待以上の仕上がり。これから長いことエースとして活躍してくれるでしょうカメラでございました。

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