どんよりの日でも野鳥撮影

このところすっきりしない天気が続いている東京地方ですが、ようやく雨も止んで晴れ間がありそう、ということで井の頭公園に行ってみました。
しかし結局太陽は姿を見せず、終日どんよりと曇った1日となりました。
こういった天気だと、普通に写真を撮るにはかえっていいコンディションなんですが(人物ポートレートなどですね)、野鳥撮影の場合は少しでもシャッタースピードを上げたいという事情があるので、やっぱり太陽はあったほうがいいです。
富士フイルムのX-Tranceセンサーの場合なおさらで、はっきりとしたコントラストがあったほうがいい結果になるように思えるんですよね。太陽が当たってないとちょっとはっきりしない、いわゆる”眠い”絵になりがちな印象があります。
おそらく画像エンジンの作画の傾向として、まずノイズリダクションを優先するようにできてるんじゃないでしょうか。だからコントラストが弱いシーンだと、ノイズリダクションがシャープネスとコントラストに勝ってしまいのっぺりとした絵になってしまいがちになると。
初期の富士フイルムの絵が塗り絵傾向だと言われたのは、そこがうまく処理できてなかったから、なんじゃないかと俺は推測してますが本当のところはわかりません(笑)。

話が逸れましたね。最近はでそんな傾向もすっかり良くなってきたんですが、でも日陰や曇りの日はやっぱり苦手っぽいフジのXです。さて今日みたいな日はどうでしょうか。



DSCF5704
Fujifilm X-T1
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 400.0 mm 1/125 ISO6400 Flash (off, did not fire)


植え込みの中でガサガサ音がするので注意してみてみると、アオジがいました。
ただでさえ日が射さないのにこんな日陰のヤブの中とは…(笑)
泣く泣くシャッタースピードを下げましたが、それでもISOはギリギリまで上がっちゃってます。
フィルムシミュレーションPROVIAでJpeg出力し、それをLightroomで露出調整、トリミングしてます。以下すべての写真がその行程です。
そしてこの写真に関しては、Lightroomでちょっとだけブラックポイントをいじりました。黒を引き締めてシャープな印象にしたかったからです。
その他のパラメーターに関しては全くいじってません。PROVIAのままです。
日陰ですが、ちゃんと解像感はありますよね。



DSCF5766
Fujifilm X-T1
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 400.0 mm 1/125 ISO6400 Flash (off, did not fire)


同じ植え込みから飛び出して笹やぶに飛び移ったのが、ウグイスでした。
ウグイスの全身ショットはなかなかレアだと思ったのですが、この日はなぜかこの後何度もウグイスと出会うことに(笑)。
ちょっとだけ顔にピントが来てませんが、くちばしを開けて囀っている姿がよかったのでこちらを採用。



DSCF5790
Fujifilm X-T1
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 400.0 mm 1/125 ISO400 Flash (off, did not fire)


エナガのグループが低いところまで降りてきてくれました。
例によって空バックでしかも枝がかぶってくるようなシーンではAFが後ろに抜けやすいフジのXなんですが、この日は動物写真家の小原玲さんがブログで紹介されていたテクニックを試してみました。
いきなりテレ端で狙わず、まずちょっとワイドでフォーカスを合わせてからズームインしてみると、おお、ちゃんとエナガにフォーカスが来てますね。
まず全体としての小鳥の像をAFに認識させるということなんでしょうか。確かにそうするとフォーカスが抜ける心配もなさそうですね。
これはいいテクニックを教わりました。小原先生ありがとうございます。
フジの100-400mmなら軽いので、手持ちで被写体を狙いながらフォーカスリングを操作するのも簡単です。重いレンズだとなかなかそういった操作も難しいものですが。



DSCF5843
Fujifilm X-T1
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 400.0 mm 1/180 ISO800 Flash (off, did not fire)


これなんかも手前に枝が被っているんですが、安定してフォーカスが来てますね。このテクを繰り返し実行して癖にしてしまう必要がありそうです。



DSCF5845
Fujifilm X-T1
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 400.0 mm 1/250 ISO400 Flash (off, did not fire)


自然文化園の中に入ってみると、高い枝にちょっと大ぶりなシルエットが止まりました。ズームしてみると、久しぶりに会うシメでした。
なかなか低いところに降りてきてくれないシメですが、400mmならトリミングすればギリギリ絵になるくらいにズームできますね。



DSCF5871
Fujifilm X-T1
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.0 252.1 mm 1/500 ISO6400 Flash (off, did not fire)


今は自然文化園の北側が工事中で、遊歩道を歩くことはできないんですが、その入り口あたりの下生えにまたウグイスがいました。
さっきより近くで全身ショットが撮れました。今日はウグイスデーなんでしょうか(笑)。
あと1ヶ月もしたら、ウグイスもホーホケキョと鳴き始める時期になります。それに備えて彼らも活発になっているのかもしれませんね。



DSCF5909
Fujifilm X-T1
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.0 203.7 mm 1/320 ISO6400 Flash (off, did not fire)


本日のベストショットはこれかな。200mmくらいの距離でウグイスの全身ショットが撮れました。しかもこんな風に木の葉が手前に被っているシーンですが、フォーカスはしっかりウグイスに来てますね。
心配していたよりずっと、フジのXで野鳥を撮ることは難しいことじゃないかもしれませんね。

さて、来週にはいよいよX-Pro2が発売になります。100-400mmの描写とハンドリングの評価と、X-T1での野鳥撮影も思ったよりはかどるということがわかって、この機会にとうとうCanonから完全にマウントチェンジする時が来たのでしょうか。
まあ、あと一週間、じっくり考えて決断を下そうと思っております。

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