20
2015
今月に入ってしつこい風邪をひきまして、しばらく撮影に出られない日々が続きました。
そして、前にもそんなことがあったような気がしますが(笑)、病床にて重大な決意をしました。
大好きな素晴らしいCanon EF400mmF2.8L II IS USM(ヨンニッパ)を手放すことにしたのです。
ついでに(ついでにって言っちゃあひどいですが)EOS 7D MarkIIも手放しました。
これらを売却した資金をもとに、あらたな写真生活を始めることに決めたわけです。
ヨンニッパについては、実はずっと悩んでました。入手してから3年、完全にメインのフィールドレンズとして活躍してくれましたが、やはり持ち出すにあたってはそれなりの覚悟が必要なレンズです。移動手段もほぼ車に限られますし(そりゃ根性出せば徒歩や電車でも不可能ではないですが、毎回そんな根性を出してはいられません)、現場では三脚や一脚も必要です。
400mmでF2.8、という性能が、いまの自分にはトゥーマッチなのではないかということです。あの大きさ重さが重荷になってきて、もっと身軽にフットワークよく撮影したいという願望がマックスになってきたのです。
7D2については、10月末に入手して以来、フォーカス調整に出したりして手を焼かされましたが、正直性能に満足できませんでした。いえ、性能というか、画質に、です。フォーカス性能や連射性能はAPS-Cではピカイチですから。
もっと言うと、センサー性能ですね。ダイナミックレンジが狭く、シャープネスが強すぎます。RAW現像時にシャープネスをマイナスにしても線が太く、野鳥の羽毛がまるで針金のように見えてしまうことに、我慢ならなくなりました。Canonの最新のAPS-Cセンサーの性能がこれであるならば(まして7Dのときのように、更新されるまであと4年これで戦わなければならないとしたら)、絶望的な気分になります。
ああ、フジのX-T1で野鳥を撮りたいなあ…もしくは他社センサーで…
そんなわけで、もてあまし気味だったヨンニッパと7D2を手放すことにしたのです。合わせて80万ほどになりました。その軍資金でどうしたかというと…

機種: GR
ISO: 6400
露出: 1/30 秒
絞り: 6.3
焦点距離: 18.3mm
フラッシュを使用: いいえ
なんとPENTAXです。K-3を購入することにしたのです。
実は以前、OLYMPUSのマイクロフォーサースシステムに浮気したときに、PENTAXのシステムのことも考えてみたことはあります。そのときは、望遠レンズのラインナップが貧弱に見えて断念したんですが、その後、AFがちゃんと効くテレコンバーターも発売になり、先日はとうとう150-450mm望遠レンズの発売も発表されました。
そして、K-3はAPS-C最強の画質と評価も高いですしね。
実際、ネットで作例写真を探していたところ、K-3と300mmF4レンズの組み合わせの素晴らしい作例を発見しました。それは俺の目には、7D2とヨンニッパの組み合わせより断然美しく見えたのです。
それが決定的なひと押しになりましたね。

機種: X-T1
ISO: 6400
露出: 1/30 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 35mm
フラッシュを使用: いいえ
XF35mmF1.4R
その300mmレンズも当然購入しました。smc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF] SDMです。2008年発売だったんですね。以前は見逃していましたが、コンパクトで軽くて写りも最高の素晴らしいレンズです。
K-3で使うと換算で450mmというところでしょうか。もちろんAFテレコン、HD PENTAX-DA AF REAR CONVERTER 1.4X AWも購入しましたので、これを使えば換算630mm相当です。どうせトリミングするんですから、それだけあれば充分です。K-3はAPS-Cながら2400万画素もありますから、トリミング耐性も高いです。
これ、実際に使ってみて初めて実感したことですが、かなり違いますね。思い切って小さく切り取ってみても、ある程度のファイルサイズは確保できます。フルサイズの1DXよりその点楽です。

機種: X-T1
ISO: 6400
露出: 1/20 秒
絞り: 10.0
焦点距離: 35mm
フラッシュを使用: いいえ
XF35mmF1.4R
新しいマウントを手に入れたら、なぜか50mmレンズを使ってみなければ気が済まない人だということに最近気付きました(笑)。換算53.5mmの標準マクロレンズ、HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limitedも購入です。
単焦点の標準レンズながら、前玉から3cmまで寄れるマクロレンズでもあります。Canonの100mmマクロを手放して以来マクロレンズがなかったので、渡りに船でした(笑)。もちろんクラシックなLimitedレンズのルックスに所有欲をそそられたことも否定しません。ホントはFA31mmF1.8AL Limitedが欲しかったんですが、さすがにちょっと高いのでやめました。貴重な軍資金は後々のために確保しておかないと。だからこれも中古です(笑)。

機種: GR
ISO: 1000
露出: 1/30 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 18.3mm
フラッシュを使用: いいえ
フジのXF35mmF1.4Rと比べてみました。こうしてみると、色違いとはいえよく似た同志ですね。

機種: PENTAX K-3
ISO: 6400
露出: 1/30 秒
絞り: 11.0
焦点距離: 35mm
フラッシュを使用: いいえ
HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited
さてそのペンタ35mmで撮影したX-T1ですが、おや、見慣れぬ大砲が……(笑)
せっかくの軍資金です。これだけは入手しておかなければということで、いっしょに購入いたしました。XF50-140mmF2.8 R LM OIS WRです。
23mmや56mmの単焦点も欲しいのはヤマヤマですが、やはり防塵防滴のこいつにしました。70-200mm相当は、もはや俺にとっての「標準ズーム」ですから。
海外のブログなどでも、この50-140mmはもう”激賞”ですね。いわく”Tick Tack sharp” "Amazing lens. I feel its better than the Canon 70-200 f2.8 that I had for many years." "A Must Buy for X-owners if you care about picture quality"などなど……
いまこのタイミングで入手しなければ後々後悔しそうですしね。

機種: PENTAX K-3
ISO: 6400
露出: 1/40 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 35mm
フラッシュを使用: いいえ
HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited
赤いXFズームバッチは、Canon Lシリーズの赤鉢巻きのような高級路線の証になるんでしょうね。

機種: GR
ISO: 1000
露出: 1/30 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 18.3mm
フラッシュを使用: いいえ
ペンタ300mmF4と、フジ50-140mmF2.8は奇しくも同じようなサイズ。重さも1070gに995gとほぼ同じ。でもこの2本にそれぞれカメラ本体を付けても3キロちょっとですから、Canonヨンニッパのレンズだけよりも軽いです。これは本当に楽で、現場のフットワークが違ってきます。三脚も一脚もいらないですしね。
とりあえず、今後はこの組み合わせで動物を撮影していこうと思います。気がつけば俺も、CanonのEF、フジX、PENTAXのKと3マウント体勢ということになってしまいました(笑)。
そして、前にもそんなことがあったような気がしますが(笑)、病床にて重大な決意をしました。
大好きな素晴らしいCanon EF400mmF2.8L II IS USM(ヨンニッパ)を手放すことにしたのです。
ついでに(ついでにって言っちゃあひどいですが)EOS 7D MarkIIも手放しました。
これらを売却した資金をもとに、あらたな写真生活を始めることに決めたわけです。
ヨンニッパについては、実はずっと悩んでました。入手してから3年、完全にメインのフィールドレンズとして活躍してくれましたが、やはり持ち出すにあたってはそれなりの覚悟が必要なレンズです。移動手段もほぼ車に限られますし(そりゃ根性出せば徒歩や電車でも不可能ではないですが、毎回そんな根性を出してはいられません)、現場では三脚や一脚も必要です。
400mmでF2.8、という性能が、いまの自分にはトゥーマッチなのではないかということです。あの大きさ重さが重荷になってきて、もっと身軽にフットワークよく撮影したいという願望がマックスになってきたのです。
7D2については、10月末に入手して以来、フォーカス調整に出したりして手を焼かされましたが、正直性能に満足できませんでした。いえ、性能というか、画質に、です。フォーカス性能や連射性能はAPS-Cではピカイチですから。
もっと言うと、センサー性能ですね。ダイナミックレンジが狭く、シャープネスが強すぎます。RAW現像時にシャープネスをマイナスにしても線が太く、野鳥の羽毛がまるで針金のように見えてしまうことに、我慢ならなくなりました。Canonの最新のAPS-Cセンサーの性能がこれであるならば(まして7Dのときのように、更新されるまであと4年これで戦わなければならないとしたら)、絶望的な気分になります。
ああ、フジのX-T1で野鳥を撮りたいなあ…もしくは他社センサーで…
そんなわけで、もてあまし気味だったヨンニッパと7D2を手放すことにしたのです。合わせて80万ほどになりました。その軍資金でどうしたかというと…

機種: GR
ISO: 6400
露出: 1/30 秒
絞り: 6.3
焦点距離: 18.3mm
フラッシュを使用: いいえ
なんとPENTAXです。K-3を購入することにしたのです。
実は以前、OLYMPUSのマイクロフォーサースシステムに浮気したときに、PENTAXのシステムのことも考えてみたことはあります。そのときは、望遠レンズのラインナップが貧弱に見えて断念したんですが、その後、AFがちゃんと効くテレコンバーターも発売になり、先日はとうとう150-450mm望遠レンズの発売も発表されました。
そして、K-3はAPS-C最強の画質と評価も高いですしね。
実際、ネットで作例写真を探していたところ、K-3と300mmF4レンズの組み合わせの素晴らしい作例を発見しました。それは俺の目には、7D2とヨンニッパの組み合わせより断然美しく見えたのです。
それが決定的なひと押しになりましたね。

機種: X-T1
ISO: 6400
露出: 1/30 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 35mm
フラッシュを使用: いいえ
XF35mmF1.4R
その300mmレンズも当然購入しました。smc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF] SDMです。2008年発売だったんですね。以前は見逃していましたが、コンパクトで軽くて写りも最高の素晴らしいレンズです。
K-3で使うと換算で450mmというところでしょうか。もちろんAFテレコン、HD PENTAX-DA AF REAR CONVERTER 1.4X AWも購入しましたので、これを使えば換算630mm相当です。どうせトリミングするんですから、それだけあれば充分です。K-3はAPS-Cながら2400万画素もありますから、トリミング耐性も高いです。
これ、実際に使ってみて初めて実感したことですが、かなり違いますね。思い切って小さく切り取ってみても、ある程度のファイルサイズは確保できます。フルサイズの1DXよりその点楽です。
機種: X-T1
ISO: 6400
露出: 1/20 秒
絞り: 10.0
焦点距離: 35mm
フラッシュを使用: いいえ
XF35mmF1.4R
新しいマウントを手に入れたら、なぜか50mmレンズを使ってみなければ気が済まない人だということに最近気付きました(笑)。換算53.5mmの標準マクロレンズ、HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limitedも購入です。
単焦点の標準レンズながら、前玉から3cmまで寄れるマクロレンズでもあります。Canonの100mmマクロを手放して以来マクロレンズがなかったので、渡りに船でした(笑)。もちろんクラシックなLimitedレンズのルックスに所有欲をそそられたことも否定しません。ホントはFA31mmF1.8AL Limitedが欲しかったんですが、さすがにちょっと高いのでやめました。貴重な軍資金は後々のために確保しておかないと。だからこれも中古です(笑)。

機種: GR
ISO: 1000
露出: 1/30 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 18.3mm
フラッシュを使用: いいえ
フジのXF35mmF1.4Rと比べてみました。こうしてみると、色違いとはいえよく似た同志ですね。

機種: PENTAX K-3
ISO: 6400
露出: 1/30 秒
絞り: 11.0
焦点距離: 35mm
フラッシュを使用: いいえ
HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited
さてそのペンタ35mmで撮影したX-T1ですが、おや、見慣れぬ大砲が……(笑)
せっかくの軍資金です。これだけは入手しておかなければということで、いっしょに購入いたしました。XF50-140mmF2.8 R LM OIS WRです。
23mmや56mmの単焦点も欲しいのはヤマヤマですが、やはり防塵防滴のこいつにしました。70-200mm相当は、もはや俺にとっての「標準ズーム」ですから。
海外のブログなどでも、この50-140mmはもう”激賞”ですね。いわく”Tick Tack sharp” "Amazing lens. I feel its better than the Canon 70-200 f2.8 that I had for many years." "A Must Buy for X-owners if you care about picture quality"などなど……
いまこのタイミングで入手しなければ後々後悔しそうですしね。

機種: PENTAX K-3
ISO: 6400
露出: 1/40 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 35mm
フラッシュを使用: いいえ
HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited
赤いXFズームバッチは、Canon Lシリーズの赤鉢巻きのような高級路線の証になるんでしょうね。

機種: GR
ISO: 1000
露出: 1/30 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 18.3mm
フラッシュを使用: いいえ
ペンタ300mmF4と、フジ50-140mmF2.8は奇しくも同じようなサイズ。重さも1070gに995gとほぼ同じ。でもこの2本にそれぞれカメラ本体を付けても3キロちょっとですから、Canonヨンニッパのレンズだけよりも軽いです。これは本当に楽で、現場のフットワークが違ってきます。三脚も一脚もいらないですしね。
とりあえず、今後はこの組み合わせで動物を撮影していこうと思います。気がつけば俺も、CanonのEF、フジX、PENTAXのKと3マウント体勢ということになってしまいました(笑)。
コメント
こんばんは。
先日はいきなりの書き込み失礼しました。
意を決して月曜に7D2をキャノンに出してみます。抵抗があるのですが、甘ピンなのか私が7D2を使いこなせてないのか、今まで1VHSだとこんな事、こんな不満なかったのに正直残念って気持ちが強いです。
5D3と悩んで買ったので、5D3が気になる日々です。
長々と失礼しました。
2015/02/22 (Sun) 01:04 | etsu #- | URL | 編集
Re: タイトルなし
>etsuさん
それがいいと思いますよ〜工場標準レンズに合わせてもらうだけでもぜんぜん違うと思います。
それにしても今回のCanonにはがっかりですね。
5D3は使っていて不満のない、いいカメラでしたよ。俺は7D2を買うときに下取りに出してしまったんですが、ちょっとだけ後悔してますもん(笑)
すっきりされることをお祈りしております!
2015/02/22 (Sun) 02:02 | jojo #- | URL | 編集