改めて1DXについて


機種: X-T1
ISO: 6400
露出: 1/40 秒
絞り: 8.0
焦点距離: 35mm
フラッシュを使用: いいえ
XF35mmF1.4R


野鳥や野生動物の撮影においても、スポーツ撮影の仕事においても、ゆるぎない主力として働いてくれてますEOS-1D X。(Canonの商品表記どおり(笑)それにしてもCanonもこの表記を頑なにやめませんな。フラッグシップだけはハイフン付きのEOS-1であると)2012年の8月の終わりに購入して以来、今月で1年半使用してきて、現在までのシャッター回数は7万5千に達するそうです。(1DXはシャッター回数も教えてくれます)
その間、シャッターユニットの初期不良、倒して壊した自爆修理、シャッターユニットグリースのリコールと3回もサービスセンターのお世話になってますが、実際の撮影に際しては全く何の問題もなく、依然として信頼すべき相棒です。
いつも新たに購入したときばかり感想を書いてますから、たまには使い続けてるカメラのインプレッションも書こうか、というわけで、1年半記念、1DXインプレッションです。


機種: X-T1
ISO: 6400
露出: 1/40 秒
絞り: 6.4
焦点距離: 35mm
フラッシュを使用: いいえ
XF35mmF1.4R


つい先日、ライバルNikonからD4の改良型であるD4sが発表されましたが、Canonからはいまのところ何の動きもありませんね。今年1月にファームウエアのアップデートがあっただけです。
使用してる側としては、それも全くの納得です。ファームアップでさらに使い勝手がよくなり、何の不満もない素晴らしいカメラですから。特にファームアップで追加された、マニュアルモード時の露出補正はホントに助かる!まさに現場の声を聞いた改良でした。

1DXの凄さと言ったら、何といってもAFですね。合焦の速さ、正確さ、動体追尾、暗所合焦、どれを取っても現在手に出来るあらゆるカメラの中でもナンバーワンなんじゃないでしょうか。(D4sはおそらく追いついて来てるでしょうけどね)
さらにAFの動き方の特性を、6種類の撮影条件の中から選んでさらにそれをカスタマイズできる。被写体の前を邪魔者が横切るときなど、そのまま粘るのか、素早く被写体をチェンジするのか、そういった特性を自分好みに調整すれば本当にストレスなく撮影することができます。
例えば野球を撮影しているとき、バッターにフォーカスしていても、盗塁があれば素早くセカンド方向へカメラを振って親指フォーカスすればその瞬間に合焦するので、カメラマンはタッチするショートに合わせるのか、滑り込んだランナーに合わせるのか、それを選ぶ時間的余裕すらできます。
失敗写真になったとすれば、それは慌てたカメラマンのせいです(笑)。


機種: X-T1
ISO: 6400
露出: 1/40 秒
絞り: 6.4
焦点距離: 35mm
フラッシュを使用: いいえ
XF35mmF1.4R


画質に関しても何の問題もありません。5D3と併用していても、5D3は2230万画素、1DXは1810万画素と5D3の方が高画素ですが、実際に撮影した写真を見比べてみても全く違いは感じません。むしろ俺個人としては1DXの写真の方が好ましく感じられます。5D3は若干彩度が高く、派手な画作りですが1DXはナチュラルです。Jpeg撮って出しの現場の場合、1DXのJpegの方が俺は好きです。
ホワイトバランスの精度が高いのはCanon機に共通した美点ですね。屋外においても室内においても、ホワイトバランスはオートのままで安心して使えます。自分でいじってもろくな結果になりませんから(笑)、むしろオートのままにしておくべきだと俺は思います。どうしても色味を変えたい人は、RAWで撮っておいてPC上で微調整したほうが絶対にいいです。
高感度耐性についても言及しなければなりません。ISO6400までなら何のためらいもなく上げることができますし、場合によってはISO10000までだって使います。さすがに12800になるとちょっと覚悟がいりますけどね。でもそれでも十分実用半以内です。ちなみに俺は、ISOオートの高感度限度は12800にしてます。


機種: X-T1
ISO: 6400
露出: 1/40 秒
絞り: 6.4
焦点距離: 35mm
フラッシュを使用: いいえ
XF35mmF1.4R


俺の1DXも、シャッターボタン周りに若干の傷がついてきましたが、それ以外に大きな傷は見当たりません。そういった塗装の強さも含めたボディのタフさも、1DXの強みですね。5D3より明らかに傷がつきにくく、実感として丈夫です。(5D3は傷だらけです……)屋外で活動するカメラマンにとって、丈夫なボディの安心感はとても大事です。いままで雪の降る中、雨の降る中、炎天下の野外でも使用してきましたが、カメラに不具合が起きたのは知床の流氷の船の上だけでした。(あのときはちょっとがっかりしましたが……)でもその後、真冬の深夜に8時間粘ったときは何も起きませんでしたから、あれはほんのはずみだったんでしょう。そう思うことにします(笑)。

そんなわけでこれといった不満もない素晴らしいカメラである1DXですが、もちろん改良してほしいポイントはいくつかあります。まずなによりも軽量化してほしいと思いますが(笑)、もうひとつが、ボディ前面、レンズマウントの根元にあるファンクションボタンですね。手の大きい人、指の長い人はいいかもしれませんが、標準的成人男性より手が小さいと思われる俺にとっては、ボタンが遠すぎて使えません。中指部分のグリップのえぐりをもうちょっと深くしていただけるといまよりはマシだと思うんですが……。

小さな不満はそれくらいです。そしてこの後は不満というよりご提案(笑)になると思うんですが(Canonの人がもしこの記事を見てたら、の話ですが……)次モデルに向けての俺の要望です。
それは、縦位置グリップについて、です。これは前にも書いたと思いますが、縦横のグリップ位置をそろえて欲しいんです。
まず写真を見てください。これは通常の横位置で撮影している場面です。


しっかりと右脇を締めて構えることができますよね。当たり前ですが。それに比べて次の写真は縦位置です。


横位置に比べて右手が上がり、脇が開いてしまっています。この姿勢で長時間撮影を続けると、右肩の疲労感がかなりなものになりますし、写真も安定しません。(俺はこの姿勢で1万枚とか撮ったことがありますが、死にました……)
もちろん、いまのカメラの形状からはこうなってしまうのが必然なんですが、究極のカメラたる「EOS-1」ならば、そこに妥協しないでいただきたいと思うわけです。
例えば、縦位置グリップ部分をスライドして、下方向にずらすような機構が加わったら、縦横のグリップ位置を統一することができますよね。それが実現できたら、かなりなイノベーションだと思うんですけどねえ。
もちろん、強度的な問題はあるでしょうし、なかなか難しいとは思いますが、切なる俺の願いです。
だってせっかく標準で縦位置グリップがあるフラッグシップ機なんですから、縦位置の使い勝手をさらに高めるべきだと思うんです。それができたら、「さすがCanon!」と世界が喝采すると思うんだけどな〜(笑)。

そんなわけで、夢の改良点は置くとすれば、1DXは最高のカメラといえます。もしいま、値段を理由に購入を迷ってる人がいたら、迷うことなく買え!とケツを蹴ることを俺はためらいませんね。
あとの俺の願いは、あと5年は長持ちしてくれ!ってとこでしょうか(笑)。


テーマ: ★カメラ&レンズ・機材 | ジャンル: 写真

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コメント

拍手コメントにも書きましたが、塗装が良いですね。あとは5年とはいいません、3年もってほしいです(笑)

2014/03/07 (Fri) 16:41 | まめ #- | URL | 編集
Re: タイトルなし

> 拍手コメントにも書きましたが、塗装が良いですね。あとは5年とはいいません、3年もってほしいです(笑)

ホントですよね。こういうとこにコストってもんはかかるんでしょうね。

2014/03/08 (Sat) 00:20 | jojo #- | URL | 編集

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