近所のカワセミ撮影術

吉祥寺に住むものとして、近所の公園と言えばもちろん井の頭公園、そして北に向かうと杉並の善福寺公園もあります。
うれしいことに、去年の秋くらいからどちらの公園でもカワセミの姿が観られるようになりました。
カワセミはなわばりを持つ鳥なので、公園に定住できるのはたいてい1カップルのみなんですね。どちらの公園もちょっと前はカワセミがいたんですが、ここしばらく姿を消していたんです。おそらく秋から新しい個体が住み着いたんだと思います。

とはいえ、広い公園の中、スズメよりちょっと大きいくらいの小さなカワセミの姿を見つけるのはなかなか難しいもの。餌付けしているようなところと違って、自然に住み着いたカワセミを撮影しようとすると、日によっては会えないときもあります。何度も通って、彼らの行動パターン、巣のある場所などを把握するしかありません。

すっかりカワセミ撮影にハマってしまったワタクシ、最近ではカワセミの鳴き声を聞き分けられるくらいになりました。チュンチュンとさえずるいろんな小鳥たちの声にまじっても、ひときわ鋭く高く鳴くカワセミの声はよく目立つものです。また、行動パターンも、決して高い梢などには止まらず、基本的に水面近くを飛ぶので、声が聞こえた瞬間にその方向を見ると意外に見つけることは容易です。
飛ぶスピードは相当速いですけどね。

というわけで、最近撮影した近所の公園のカワセミ写真をいくつか。




機種: Canon EOS-1D X
ISO: 400
露出: 1/200 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER x2 III


まずは善福寺公園のものを。善福寺公園に行くときは、1DXにヨンニッパをかついで行きます。井の頭公園ほど混雑していないですし、カワセミも池の中州を中心に行動するので、ヨンニッパに2倍テレコンをつけた800mmくらいは必要だからです。
いつもは巣の出入り口あたりに腰を据えて待つんですが、このときは珍しく岸の桜の木などに止まってくれたので、比較的近い位置から撮影できました。




機種: Canon EOS-1D X
ISO: 1250
露出: 1/2500 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER x2 III


これもちょっと珍しい、葦に止まるカワセミ。
カワセミに限らず、野鳥を撮るときは基本的にカメラはマニュアルモード。絞りは開放で、シーンに合わせてシャッタースピードを調節します。最初の桜の枝に止まってる写真は、しばらく動きそうもなかったのでシャッタースピードを落として、ISO値をあまり上げないようにしました。
葦に止まってる写真は、この後カワセミがダイブしても追従できるように、思い切ってシャッタースピードを上げてます。明るいシーンだったので1/2500まで上げられましたが、日陰では基本的に1/1000以上が目安で、あとはカメラのISO値で判断します。1DXの場合はISO6400くらいが限界でしょうか。そこらへんはお好みで。




機種: Canon EOS 5D Mark III
ISO: 2500
露出: 1/200 秒
絞り: 3.2
焦点距離: 200mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM


井の頭公園に行くときは、5D3に70-200をつけて手持ちで身軽に行きます。あまり目立ちたくないというのもありますね(笑)。最近では海外からの観光客なども多い井の頭公園ですから、その中で三脚に大砲を据えた物々しい姿というのはちょっとどうかと。
あと、意外に近くからカワセミを狙える場所を発見したというのもあります。詳しい場所は秘密ですが(笑)。




機種: Canon EOS 5D Mark III
ISO: 1000
露出: 1/160 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 200mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM


これはカワセミがペレットを吐き出す瞬間ですね。消化しきれなかった固まりをこうして口から吐き出すようで、猫の毛玉吐きみたいなもんです。
このときもアクションシーンはあきらめて、シャッタースピードは1/160くらい。それでもISO1000まで上がっちゃってます。




機種: Canon EOS 5D Mark III
ISO: 1600
露出: 1/200 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 200mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM


というわけで、珍しくカワセミ撮影術みたいなものを書いてみました。
まあ、いくら近い場所から撮れる場合でも、最低でもやっぱり200mm以上の長玉は必要です。井の頭公園のこの場所も、相当注意してそろりそろりと近づいてやっと、ですから。
お金もかかりますし根気も必要、でもやっぱり追いかけてしまう魅力がカワセミにはあるんですよね。俺もついついハマってしまいました。
でもそろそろ北海道の流氷が呼んでるような気もしますが……(笑)。

テーマ: 野鳥の写真 | ジャンル: 写真

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