GRとフジノン35mm

実はこのところ悶々としておりまして。そうです、いつもの”レンズ欲しい病”です(笑)。

発色が素晴らしいFUJIFILMのX-E1。購入時に迷ったんですがレンズは結局18-55キットズームにして、それはそれで便利でよかったんですが、やっぱり「ズームでこんだけいいんだから、単焦点だったらもっといいんだろうなあ」と思ってしまうんですよね。
あと、スナップするとき、ズーム操作が邪魔臭い、と思う瞬間があります。もちろん、ズームの利便性も捨て難いんですが、とっさのシャッターチャンスではどっちかというとカメラの露出のことを考えたくて、ズームするひと手間が面倒だったりするんですね。
なにより、名玉の誉れ高いフジノン35mmF1.4をどうしても使ってみたかったんですよ。
(そりゃ、ツァイスTouitだって欲しいですけどね…どう考えても高すぎる!)

そんなX-E1を購入した当時、そもそも購入予定だったのはRICOHのGRでした。そのときは、サブカメラとして28mm単焦点だけでは……と二の足を踏んで、価格帯が同じなら、とX-E1にしたんですが、その後もずっとGRは気になってました。新製品発売の熱が過ぎ去れば、そのうちGRも気にならなくなるんじゃないか、と思っていたんですが、意外とそうはなりませんでした。
やっぱり俺は”GR”シリーズに込められた熱、みたいなものが大好きなんです。頑固にコンセプトを貫き通す職人魂というか、”これが作りたいんだ文句あるか!”というマーケティング無視なところに、どうしても共感しちゃうんですよねえ。
やっぱりGRってスバルに似てると思うんですよ(笑)。

というわけで、フジノン35mmとGRが欲しくてガマンできなくなった俺は、キヤノンEFシステムの中の”趣味の部”として所有していたツァイスレンズを下取りに出す決心をしました。EF24-70mmL2とEF70-200mmL2、EF400mmF2.8L2があれば仕事としては充分、というかそれしか使ってませんでしたしね。
まあ、ツァイスが恋しくなったらまたいつか買い戻せばいいんですよ(笑)。

というわけで、ツァイスプラナー50mmとディスタゴン18mm、フジノン18-55mmズームの3本を下取りに出して、フジノン35mm(中古)とGRを購入いたしました。


機種: X-E1
ISO: 6400
露出: 1/18 秒
絞り: 8.0
焦点距離: 35mm
フラッシュを使用: いいえ
XF35mmF1.4 R





機種: GR
ISO: 3200
露出: 1/20 秒
絞り: 3.2
焦点距離: 18.3mm
フラッシュを使用: いいえ



いやあ、やっぱりいいねGR。GRDに比べてグリップが改善されて持ちやすくなったし、何と言っても一気にAPS-Cセンサーにグレードアップして、もはやコンデジの域を越えた画質に期待が高まります。画質面だけで言えば、やっぱりセンサーサイズは大きいに超したことはないですよ。そしていままでの経験から言って、やっぱりカメラを使う気になるかどうか、は最終的には画質なんです。(シグマDPを除く(笑))
そんなわけで、部屋の中でGRとX-E1でお互いに撮りっこしたあとは、外に出かけて早速スナップしてきました。あいにくどんよりと曇り空で時折パラパラと雨も降ってくる悪コンディションでしたが、まあとりあえずのテストということで。
ロケーションは悩んだ末に東西線で1本で行ける神楽坂にしました。




機種: X-E1
ISO: 200
露出: 1/450 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 35mm
フラッシュを使用: いいえ
XF35mmF1.4 R





機種: GR
ISO: 1000
露出: 1/60 秒
絞り: 4.5
焦点距離: 18.3mm
フラッシュを使用: いいえ





機種: X-E1
ISO: 200
露出: 1/60 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 35mm
フラッシュを使用: いいえ
XF35mmF1.4 R





機種: GR
ISO: 100
露出: 1/180 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 18.3mm
フラッシュを使用: いいえ


GRでは、GRD3のときと同じく、ハイコントラスト白黒をスクエア画角にしたものを早速MY1に登録しました。
そしてタイムリーなことに、俺が購入したその日にGRのファームアップがありまして、クロップモードに47mmが加わりました。これも早速サイドのエフェクトボタンに設定を登録しました。ボタンを押すごとに画角が28mm→35mm→47mmと変わるようになってます。
もちろんクロップですから、トリミングしたのと同じで画角が狭くなるごとに画素数も少なくなってしまうんですけどね。でもこれは、GRDシリーズに比べて寄れなくなったマクロモード(唯一のGRの弱点?)をカバーするための手段だと思います。
でもできれば、クロップモードにしてるときの画角を常時モニタに表示してもらえるとありがたかったかも。
訂正します。ちゃんと35mmと47mmのときは黄色い文字で画面に出ます。28mmのときは何も出ないんですけどね。



機種: X-E1
ISO: 250
露出: 1/52 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 35mm
フラッシュを使用: いいえ
XF35mmF1.4 R





機種: GR
ISO: 500
露出: 1/30 秒
絞り: 3.5
焦点距離: 18.3mm
フラッシュを使用: いいえ


似たような構図で撮り比べ。もちろん画角が違いますし、まったく厳密な比較ではありませんが(笑)。
解像感は甲乙付け難いカンジ。X-E1 + XF35mmの方がちょっとコントラストは強め、でしょうか。
しかし片や開放F1.4から絞ったF4.0、片や開放F2.8からのF3.5ですからね。
あくまで雰囲気、です。




機種: X-E1
ISO: 640
露出: 1/52 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 35mm
フラッシュを使用: いいえ
XF35mmF1.4 R





機種: GR
ISO: 25600
露出: 1/40 秒
絞り: 7.1
焦点距離: 18.3mm
フラッシュを使用: いいえ


これはたぶん、GRをTAvモード、ISOはAUTO-HIにしてたと思うんですが、ISO値上ってますねえ。
ISO AUTOでは感度の上限とシャッタースピードに応じた感度の上り方を細かく設定できるようなので、この辺は今後いじっていく必要がありますね。いくらなんでもこれは上りすぎだなあ。ノイズ出まくってます。

今日1日撮ってみたカンジでは、GRのISO感度上限は3200くらいまで、というところだと思います。6400まで上るとかなりノイズが出ますね。手ブレ補正がないGRの場合、センサーサイズが大きくなったことと相まって手ブレにはかなり気を使う必要があります。いきおいシャッタースピードはどうしても上げたくなるんですが、ISO感度との兼ね合いには注意しなければなりませんね。




機種: GR
ISO: 12800
露出: 1/40 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 18.3mm
フラッシュを使用: いいえ


これも、そんなに暗くない喫茶店の中で撮ったんですが、ISOは12800まで上っちゃってます。これだけノイズが出るとちょっとキツイ。




機種: X-E1
ISO: 200
露出: 1/100 秒
絞り: 1.4
焦点距離: 35mm
フラッシュを使用: いいえ
XF35mmF1.4 R


最後は吉祥寺に戻ってX-E1で夜景です。開放F1.4だとこんな夜景でもISO200でいけるんですね。明るいレンズの面目躍如です。


というわけで、テスト撮影でございました。結果として、フジノンXF35mmF1.4は今日のところは文句のつけようがありません。さすが名玉、です。X-E1がいままで以上に素晴らしいカメラに思えてきました。これでコントラストの強い風景などで露出が暴れる傾向さえなければ、ほぼ完璧だと思います。

GRも期待通りの画質で満足です。今後まだまだカスタマイズして自分のものにしていく過程を楽しめそうだし、肌身離さず持ち歩くカメラになりそうです。
ただ、バッテリーのもちは悪くなりましたね。GRD3がもちすぎたんですが、GRは普通のカメラ並になりました。1日撮影したらほぼそれで空になりそうです。幸いGRD3とバッテリーが同じなので、共有して2本持ちすれば大丈夫でしょう。

台風が過ぎ去って晴れてくれたら、さらに詳しい性能が見極められるはずです。そのためにも、早くいい天気になってほしいもんです。

テーマ: ★カメラ&レンズ・機材 | ジャンル: 写真

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