カワセミの巣立ち

天気予報では夕方から雨になる、というはっきりしない天気の水曜日。
早朝からカメラを持って家を出たんですが、どこに出かけるかは最後まで決めてませんでした。そして車で走り出してからひらめいたのが「そうだ、久しぶりにカワセミに会いに行こう」だったんですね。

武蔵関公園のカワセミは、確かもう、1ヶ月以上撮りに行ってません。最後に行ったときは、たぶん巣穴の中にヒナがいる、という状態で、カワセミは夫婦してせっせと巣穴にエサを運んでいる、という状態でした。
あれからどうなってるでしょうか。もうヒナたちは大きくなってるんじゃないでしょうか。

ヨンニッパを担いで公園に到着してみると、びっくりでした。平日の朝だというのに、ずらりと並んだ望遠レンズの砲列です。ゴーヨン、ロクヨンクラスがざっと20人くらいいたでしょうか。
運良くいいポジションが空いていたのでセッティングして、右を見ると……。

機種: X-E1
ISO: 200
露出: 1/58 秒
絞り: 5.0
焦点距離: 32.9mm
フラッシュを使用: いいえ




左を見ても……。

機種: X-E1
ISO: 800
露出: 1/30 秒
絞り: 5.0
焦点距離: 24.3mm
フラッシュを使用: いいえ



ずらりと並んだ大砲たち。壮観です。
その理由は池を見たらわかりました。なんと、いつものえさ場にカワセミが5羽もいるじゃないですか。おそらく、親カワセミ2羽に、子供が3羽成長した姿なんでしょうね。
ちょうど俺が到着したときには、カワセミたちはエサを捕ってる最中で、なんだか武蔵関公園、大にぎわいでした。
この写真にも、ちゃんと5羽映ってます。わかりますか?

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 6400
露出: 1/2000 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EF1.4x EXTENDER III




なんとしばらく見ない間に、立派に成長したもんです。(ひな鳥状態のときは見てませんが……)もう、パッと見親鳥と見分けがつきません。というかむしろ親鳥より大きいくらいです。
カワセミの若鳥 −−ひな鳥とか若鳥っていうと、焼き鳥用語になっちゃいますね−− 幼鳥は、基本的に親と同じ体色ですが、色合いがちょっと暗いんですよね。成長するにつれて、色が明るく鮮かになってくるんだそうです。
特に足の色で分かりますね。成鳥は鮮かな赤ですが、幼鳥はかなりくすんだ色です。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 10000
露出: 1/2000 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EF2.0x EXTENDER III




隣のサンニッパのおじさんに聞いたんですが、どうやら「この数日で巣立ちらしい」という情報が鳥屋さん(鳥専門のカメラマンたち)の間で流れていたそうなんです。その人はわざわざ埼玉からやって来たそうですよ。カワセミといえば武蔵関公園、ってことでかなり有名みたいですね。

そんな話をしていると、幼鳥たちのところに親鳥がやって来ました。手前の足の赤いのが親鳥、クチバシが黒いからお父さんですね。
お父さんは幼鳥たちを威嚇していますね。この木の枝は野鳥の会の人が置いているエサ篭の真上で、お父さんのお気に入りの止まり木なんです。
「ここはオレのなわばりだ、おまえたちはあっち行け!」と言っているんでしょうか。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 3200
露出: 1/2000 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EF1.4x EXTENDER III




「うらうら、どけー!」
お父さんの剣幕に、子供たちもたまらず退散します。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 3200
露出: 1/2000 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EF1.4x EXTENDER III




困惑する子供たち。
「お父さん今日どうしたんだろうな?」

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 5000
露出: 1/2000 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EF1.4x EXTENDER III




しばらくすると、また子供がお父さんの止まり木に戻ってきました。
きっとエサをねだりたいんでしょうね。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 3200
露出: 1/2000 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EF1.4x EXTENDER III




お父さんはまた子供を叱りつけます。
「こらー!」

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 3200
露出: 1/2000 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EF1.4x EXTENDER III




そしてお父さんはいつものようにえさ場にダイブして、見事に魚をキャッチします。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 5000
露出: 1/6400 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EF1.4x EXTENDER III




「ちょーだいちょーだい!」
子供たちはエサをねだりますが、お父さんはそしらぬ顔で、決してエサを与えようとはしません。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 4000
露出: 1/2000 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EF1.4x EXTENDER III




その後もお父さんはちょくちょく止まり木にやってきては、マイペースで狩りを続けます。そのたびにエサをねだる子供たちですが、お父さんは自分で食べてしまいます。
しかし、普段カワセミはだいたい1時間から1時間半くらいの間隔でエサを捕りに来るもんですが、お父さんは30分に満たない間隔でエサを捕りに来ます。それを見てたら、もしかしたらこれは、狩りの見本を見せているんじゃないか、と思えてきました。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 10000
露出: 1/8000 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EF1.4x EXTENDER III




ところで、お父さんにエサをねだってるのは3羽いる幼鳥のうちの2羽でした。もう1羽はどうしてるのか、というと、ちょっと離れたところにずっといて、たまに自ら水面にダイブする、をくり返していました。どうやらこの子は真面目に自主トレに励んでいるようです。
まだ魚は捕れず、木の枝とかをくわえて戻ってくるだけでしたが(笑)。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 12800
露出: 1/6400 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EF1.4x EXTENDER III




まあ、子供たちもこれだけ大きくなってるし、確かにいま、巣立ちの季節なんでしょうね。
こうして突き放されて、やがて子供たちはどこか違うところに自分のなわばりを見つけるわけです。カワセミは基本的に、なわばりを守って1羽で生活する鳥ですから。
近所には善福寺公園とか井の頭公園とか、まだまだ空きはありますよ(笑)。子供たち、がんばって生き延びてほしいものです。



機種: Canon EOS-1D X
ISO: 8000
露出: 1/8000 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EF1.4x EXTENDER III

テーマ: 野鳥の写真 | ジャンル: 写真

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