SIGMA DP2 Merrill

DP2M

シグマの新しいコンパクトカメラ「DP2 Merrill」の発売日が7月12日と発表になりましたね。
実はコレ、前から気になっていたモデルだったんです。

シグマにはSD1というなにかと物議を醸す一眼レフと、DP1、DP2というコンパクトモデルがあります。コンパクトモデルが2機種あるのは付属するレンズの焦点距離の違いで、DP1は換算28mm相当の広角モデル、DP2は換算45mm相当の普通画角(?)モデルというわけです。このへんはさすがレンズメーカー、シグマらしいこだわりですね。

シグマのデジカメの何が違うかというと、カメラのフィルムにあたる映像素子の仕組みなんですね。ニコン、キヤノンをはじめ他のほとんどのメーカーが採用している普通の映像素子はベイヤー方式と言って、R、G、Bの各色を感じる素子が平面に並んでいるんですね。たぶんテレビやパソコンの液晶画面も同じように、各色を発行する素子が並んでいて、それらが明滅することで画像を形作るようになっているはずです。(間違ってたらゴメンナサイ)

それに比べて、シグマのデジカメが採用しているのはフォベオン方式という映像素子で、各色の映像素子を重ねて作ってあるんだそうです。二次元方向か、三次元方向かの違いですね。平面方向に並んでいるベイヤー方式では、感知しない色の部分をデジタルで補正して画像を作っているのに対して、フォベオン方式はその必要がないため、より実像に近い、細密な画像を作る事が可能なんだそうですよ。
またベイヤー方式だと、高画素にするといろいろな技術的弊害が起きるそうで、最近はカメラの画素数も頭打ちな傾向が見られますが、フォベオン方式だとそういった問題も起きにくいそうなんです。DP2MerrillもAPS-Cサイズながら、4600万画素という高画素を実現してます。
それより大きな画像素子を採用しているフルサイズ一眼でも、例えばキヤノンの5D3は2230万画素、高画素で話題のニコンのD800でさえ3680万画素ですから、DP2Merrillの4600万画素がいかに高画素かがわかります。

コンパクトデジカメで高画素、しかもレンズは45mmF2.8という明るさですから、これはちょっとそそられますねえ。うん、そそられる。
気軽に持ち歩ける50mmくらいのレンズがついたコンパクトサブ機、しかも画質は一眼に負けない、もしかしたら一眼より画質がいいかもしれないコンパクト機ですから。そんなのが欲しかったんですよね、ずっと。

しかし、それだけ尖った仕様のカメラだけあって、ひとつだけ驚くような弱点がありました。
それはバッテリーです。フル充電したバッテリーの撮影可能枚数が、97枚(!!)なんだそうですよ。100枚撮れないんです。あり得ない仕様です(笑)。
キヤノンやニコンだったら、ボディのコンパクトさを多少犠牲にしても、500枚や1000枚くらいは撮れるバッテリーを搭載してきたはずです。いまどきそうじゃなかったら商品として競争力がないと考えるのが大企業の考え方ですよね。
しかし、そこはシグマです。だったらバッテリーを2個つけちゃおう、それだったらいいでしょ?というワケで、標準でバッテリーを2個付けるという暴挙に出ました(笑)。いやいや、それだってたった194枚しか撮れないんですが……。

まあ、バシャバシャと連写するようなスタイルのカメラじゃないことはわかってます。(そんなに連写できないですしね)1枚1枚に気持を入れて、「作品」を作る気持で撮るようなカメラマンだったら、そんな枚数は必要ないじゃん、というシグマからのメッセージだよね、と受けとれるユーザーだけが買ってくれればいい、という姿勢です。開き直り、とも言えますが。
それはそれで、ある種潔いと言えなくもないですね。

とにかく、カメラはやっぱり「画質がイイは七難を隠す」ものです。ちょっとくらい問題があったって、出来上がった写真が凄いものだったらそれでOKなのがカメラだし、それくらいの方が面白いってもんです。
たぶん、このDP2Merrill、使ってみたら使ってみたでいろいろ問題は出てきそう(笑)ですが、とにかく面白そう、驚きを与えてくれそうなカメラなので、とりあえず購入予約を入れてみました。
そのときは、GXR A16はドナドナかな……。


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