翼のある子供たち



書評のコーナーをこちらで復活させることにした。
最初に取り上げるのは、『翼のある子供たち/ジェイムズ・パタースン 古賀弥生・訳/ランダムハウス講談社』だ。

コロラド山中にある軍事施設から、美しい少女が逃げ出した。追手は目撃者まで容赦なく殺しながら、少女を追いつめて行く。翼を持つその少女は、巨大な陰謀の秘密を握っているのだ。ひょんなことから少女を助けることになる女性獣医とFBI捜査官。彼らは逃げ切る事ができるのか!?そして翼のある少女の秘密とは…

白い羽が生えた金髪の少女とくれば、それはもう「天使」のイメージ。少女マックス他、数人の「翼のある子供たち」が登場するが、どれも美しくて愛らしい、欧米人の「天使」そのままのイメージだ。そして追いつめる悪役はあくまで極悪非道。子供たちを助ける獣医のフラニーとFBI捜査官のキットも善男善女ってことで、構図はあくまで分りやすいけど、それも追いかけっこサスペンスと謎解きに焦点を絞るという意図があるのかも。一歩間違うと陳腐なストーリーになりそうなところを、分りやすいハリウッド的エンターテインメントに仕上がっている。ラストのカタルシスも印象的で、ついほろりとなってしまいそうに…
小難しい事はさておき、時間を忘れて読書に熱中したい人にはおすすめ。続編の『Maximum Ride』とあわせて映画化も決定してるそうで、これも楽しみだ。その前にぜひ、続編の訳出を!
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