
俺が中学生、高校生の時にむさぼるように読んだ日本のSF…特に小松左京と平井和正はもう血肉となっていると言っても過言ではありませぬ。いま、ささやかながら文章書きでギャラをもらえるようになったのも、かなりの部分両氏の作品のおかげと言っても過言ではないこともなかったりするのです。
ところが!ところがですよ。こないだ資料として小松左京の作品を読もうと思って探したところ、今現在書店にはほとんど流通してないんだそうです!あの作品もあの名作も、いまは読みたくても読めないんだそうです!
いやあ、びっくりしました。世の中間違ってます。いまのくだらねえ流行作家なんか読んでるヒマがあったら、小松左京を読め!と俺は言いたいですねえ(誰によ?)
そんで、実家に帰る用事があったんで、ついでに紙袋いっぱいの文庫本を持って帰ってきてしまいました。まっ茶色に日に焼けた古ぼけた文庫本。でもいまやこれは、日本の宝です(笑)
これからしばらくは、新刊を買うのを控えてどっぷりと古い日本SFにハマってみようと思います。
と、思ったら今朝のニュースでこんな話題が…
これですこし、他の作品も復刊してくれればいんですが。
コメント
タイトル見て思わず来ちゃいました。
小松左京先生、実は私も中学-高校時分、貪る様に読んだ作家の一人です。
jojoさんがご実家から持ってきた作品(角川の緑の背表紙の)、やはり持っていますよ。
ここ10年くらいは私もすっかり読んでいませんが、福井晴敏なんかよりも先にポリティカル・サスペンスを描いていた偉大な人ですよね。
しかし、私、「日本沈没」と「エスパイ」って原作で読んでいないんです。
特に日本沈没は自分の中で"取って置いてる"感じなのかもしれません。
このところ、'70年代映画のリメイクが多くてがっかりさせられていることが多いのですが、そこは平成ガメラの樋口嗣治、コケないように頑張って欲しいものです。
氏の作品の中でのフェイバリットは「こちらニッポン..」と「復活の日」です。
どちらも「人がいなくなってしまう」のが共通項かも。
クダンの母、
見たかったから探したけど、それどころか
他のも全然なくて頭きたよ。
牙の時代は、私も持ってる。
どっかにある。(笑)
結構、ホネのある話が多くて
読み応えがあったよなあ。
なんでないんだろ。
復活を願うよ。
頼むよ。出版社と書店の方々!
もりねえ登場とは意外..
「くだんのはは」は持ってるのではホラーっぽい作品集に入っていたような気がする。
中学生の時は理解できなかったんだけど、「果てしなき流れの果てに」はオヤジになった今、読み返してみたいと思う。
ラストシーンはやっぱり感動すると思うな。
俺もタイトルに引かれて訪問、内容読んで思わずカキコです。
今日は、たまたま有休取っててましたんで、押入れから文庫を引っ張り出して「日本アパッチ族」と「結晶星団」を読みました。引き込まれるなぁ、面白いなぁ、小松さんの作品。
俺もケッコウ読み漁りました、角川とハヤカワの小松作品文庫本。で、その後、筒井、荒巻義雄とか山田正紀へ。
しかしjojoさん、物持ちいいなぁ。
俺は押入れを穿り探しましたが、6冊ぐらいしか残していなかった。「読みたくなったら、また文庫を買えば良いや」と思ってたんだろうなぁー、やっぱ本は処分しちゃダメだよなぁ、ああぁ俺のバカ!。
午後からブックオフを探してみますわー。
>長太郎さん
俺も帰ってきたら「果てしなき流れの果てに」読んで見ます。
今、読み返せば20年前より良く判るかも知れん。
>長さん
うん、小松左京と言えば緑の背表紙ですよねえ。
俺もかなり忘れてるんで、どんな発見があるか、楽しみですわい。
あ、でも『日本沈没』がない…(笑)
>もりねえ
そそ、そもそもあの頃から俺は怒ってるのよ<くだんの母
今回もって帰って来たから、貸そうか?
ところで…新耳袋の最終刊はチェックした?
くだん好きなら見逃せませんぜ。
>あおやん
すごいなあ、もう2冊も読んだですか。俺はいま『継ぐのは誰か』を読んでます。次は『果てしなき流れの果てに』かな。
SFの文庫本は、親にひんしゅくを買いながらも、実家の本棚に聖域を作って触らせなかったんですよ。時間の止まった本棚ですね。
いまにして思えば正解ですね~お宝がいっぱい。