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モモステ装着

さて、老アバルトと一緒に暮らし始めたワタシですが、もうひとつ何とかしなければならない課題がありました。
そう、13万キロを経てボロボロになって革が剥けちゃってるステアリングホイールです。

アバルトのステアリングホイールはFIAT500と共通の形状なんですが、FIAT500の時代からどうもいまひとつ不満でした。
ひとつにまとめられたメーター類を見やすくするためか、径が大きく太すぎるんですね。しかも下が平らなDシェイプで、さらに円の中心に回転軸がなくて、ちょっと下にオフセットされてるんです。
なんせ違和感があるし、回しにくい。握りのところに凹凸のあるグリップ形状にはなってますが、太くすりゃいいってもんじゃないです。

なので、今回は早々にステアリングを交換することにしました。と言っても、いままでステアリングホイールを交換したことなどありません。いろいろ調べたところ、ステアリングホイールの交換にはホイール本体だけではなく、その土台となるステアリングボスも購入しないとならないらしいです。
しかも、今回どうせなら、と昔っぽいシンプルなステアリングホイールにしたいんですが、そうなると当然内部にエアバッグは内蔵できません。しかしただエアバッグを外してしまうと、車のセンサーがエアバッグ不良、と関知してしまうんですね。なのでエアバッグ回路のキャンセル、という工程も加わるのです。なのでやはり、プロに依頼する必要があります。
ただハンドルを取って付け替えりゃいい、ってモンじゃないんですね。最近の車は何かと複雑で面倒です。

しかしまあ、とりあえずまずはステアリングホイールを選びました。
いろいろ迷いましたが、やはりベーシックなMOMOかナルディ……やはりここはMOMOでしょう。
純粋にデザインで選んでコレになりました。




新品で最安値だったヤフオクから。MOMOのフルスピードというモデルです。径は32で、平面じゃなく内側が引っ込んでるディープコーンモデルです。
白、赤、黒とありましたが白をチョイス。ただしホーンボタンのデザインは最悪だったので、シンプルなMOMOロゴの黒いものを別途購入です。

帰ったらこんなものが届いてたぞw #momo #stearingwheel

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これですよ。MOMOの革巻きステアリング。スポークの黒のヘアライン仕上げもカッコいいです。
とりあえずブツ撮りしてみました(笑)。


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Fujifilm X-H1
XF90mmF2 R LM WR
ƒ/5.6 90.0 mm 0.5sec ISO6400
Classic Chrome


DSCF1730
Fujifilm X-H1
XF35mmF1.4 R
ƒ/4.0 35.0 mm 1/15 ISO3200
Classic Chrome




さて、装着をどこに依頼するか……いろいろ調べてみた結果、フィアット/アバルト用のモモ対応ステアリングボスを自社製作している、横浜の”スクーデリア・デスティーノ”さんにお願いすることにしました。

ステアリング取り付けで横浜のガレージへ。たまらん風景が広がっておりますw

Joe Motohashiさん(@jojotaikoyaro)がシェアした投稿 -





というわけで、1時間半ほどで装着作業も完了です。うちの老アバルトがモモステ仕様になりました。

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Fujifilm X100F
ƒ/4.0 23.0 mm 1/100 ISO250
Classic Chrome


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Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0 mm 1/15 ISO3200
Classic Chrome



標準のステアリングホイールより径も小さく、グリップも若干細くなって実に握りやすく、回しやすくなりました。
イタリア車は昔から「手が遠く足が近い」と言われていますが、ディープコーンでポジションも手前に来るので、そのシートポジションもちょうどよくなりましたね。
ステアリング交換というと飛ばし屋の改造、的なイメージがありますが、実際に交換してみてこれは安全運転のためにも有効だなあと思いました。適切な運転姿勢と余裕あるステアリング操作は安全のための基本ですもんね。

ただし……いいことばかりではありませんでした。覚悟はしてましたが、ステアリングが手前に来るということは、ステアリングボスのさらに向こうに付いているウインカーとワイパーのレバーとの位置関係が変わってくるということですね。
ステアリングに手をかけたままだと、レバーに全く指が届きません(笑)。

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Fujifilm X100F
ƒ/4.0 23.0 mm 1/120 ISO200
Classic Chrome
撮影ロイ渡辺


さらにこれも予想されていたことですが、メーターが見えません(笑)。
元々酷く視認性の悪い初期型フィアット/アバルト500のメーターですが、ステアリング交換をするとスピード、回転計ともに肝心なところが全く見えません。
これが改良された最近のモデルですとメーター中央にスピードがデジタル表示されるので少しはマシだと思いますが、このクルマはぜんぜんダメです。
まあ、仕方ないので慣れていくしかないですね。

しかし、全体としては大満足です。運転するのがさらに楽しくなったモモステ装着のアバルト500なのでした。

遮熱フィルム施工

毎日毎日、過酷な夏の日が続いております。

アバルト500がうちに来て、主に夜のドライブ(笑)を満喫しておりますが、日中のドライブにも対応すべく、まずはウインドウの遮熱をしてもらいに行ってきました。

実は7月末、フィアット500で最後のドライブとして奥さんとふたりでワタシの実家まで行ったときのことです。昼過ぎに千葉の実家に到着しよう、と出発したのが午前10時ごろでしたが、高井戸から首都高に乗って、例によって環状線はノロノロ進み、ようやく京葉道路に乗ったころ、ふたりとも車内で軽い熱中症にやられちゃったんです。
軽い、と言っても甘く見ちゃいけません。いきなり目に来ました。視界がぐるぐる、勝手にズームインアウトする壊れたオートズームのカメラみたいになりまして。とても運転していられる状態ではありませんでした。
もちろん車内はクーラーガンガンかかってましたし、飲み物もちゃんと用意していたんですが、身体の一部分だけでも直射日光にさらされていると、それだけで身体はオーバーヒートしてしまうんですね。高速運転中に目がおかしくなったら、即大事故につながります。
そのときはちょうどすぐ小松川で高速を下りられたので事無きを得ましたが、再出発できるまで数時間の休憩が必要でした。最近の国産車はどれもUVカットガラスが標準ですが、輸入車だとそのへんまだまだですね。これはもう、新しいクルマが来たら速攻で熱対策をしなければ、と決めていたのです。

調べたところ、車内で太陽光線を防ぐために、ウインドウフィルムによる遮熱という対策があることがわかりました。ウインドウフィルムというとスモークフィルムのイメージが強いですが、遮熱フィルムは透明なので、フロントガラスにも貼ることができるそうです。(ただし、お店によっては非対応のところもあります)
ネットでいろいろ調べた結果、近所でもいくつか遮熱フィルムを施工してくれるところが見つかりました。そのなかで、最も早い対応をしてくれたのが、すぐ隣の西東京市にあるカービューティープロ 115さんでした。

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Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0 mm 1/680 ISO200
Classic Chrome




実はメールで問い合わせたときから、店長の吉野さんは慎重でした。というのも、かつてフィアット500のフロントウインドウガラスに施工したとき、ガラスの曲面にフィルムが対応できなかったことがあったそうなのです。確かに、500のフロントウインドウはかなり丸いですから、フィルムを貼るのは大変そうです。
しかし、その時からフィルムも改良された製品になっているので、たぶん大丈夫、ということで信じてお任せしましたが、結果はバッチリ。どこにフィルムを貼ったのかぜんぜんわからないくらいの美しい仕上がりに大満足です。



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Fujifilm X100F
ƒ/5.6 23.0 mm 1/100 ISO200
RAW現像


施工後、吉野さんと一緒に記念撮影(笑)。フィルム施工だけじゃなく、ピカピカに洗車もしてくださいました。ちょうどそろそろ洗車したいと思ってたので感激。
ただの洗車じゃなく、そこは”Car Beauty PRO”のこだわりでキレイにしてくれたので、アバルトくんは納車時よりピカピカです。素晴らしい。



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Fujifilm X100F
ƒ/5.6 23.0 mm 1/100 ISO640
RAW現像


これが遮熱透明フィルムです。”IKC シルフィードFGR-500”というフィルムで、紫外線カット率99%、赤外線カット率69%ながら、可視光線透過率は89%というすぐれモノです。

クルマのウインドウについては、バブルのころにスモークガラスの規制があったのが思い出されますが、フロントウインドウおよび前席のサイドウインドウに関しては透過率の数字が決められております。透過率が実測で70%を割るとそのクルマは整備不良扱いということなので、施工後にちゃんと数値を計ります。

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Fujifilm X100F
ƒ/5.6 23.0 mm 1/100 ISO2000
Classic Chrome


助手席側サイド、73%でOK。



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Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0 mm 1/180 ISO200
RAW現像


こんな計測器でガラスを挟んで計るんですね。



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Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0 mm 1/100 ISO400
Classic Chrome


運転席側サイド、74%です。もちろん合格。



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Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0 mm 1/100 ISO500
Classic Chrome


フロントウインドウは78%ということで、バッチリ合格となりました。



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Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0 mm 1/210 ISO200
RAW現像


よかったよかった、ということでピカピカになったアバルトを吉野さんも記念撮影です(笑)。



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Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0 mm 1/100 ISO200
RAW現像


ボンネットの下のエンジンまわりもしっかりキレイになってます、ということで。
そういえば、アバルトのエンジンルームの写真は初公開でしたね。赤いサソリが印象的なエンジンですが、赤いところはカムカバーじゃなくてエアクリーナーなんです(笑)。
話がそれました……

そんなわけで、無事斜光フィルム施工も終わりました。料金は現在キャンペーン中ということで1割引きで、窓3面で3万円ちょっとでした。
そしてその効果のほどは……今日も午後の西日が相当強かったですが、はっきりわかるくらい日差しがやわらかくなりました。これで車内熱中症の危険はかなり少なくなったのではないでしょうか。
まだまだ夏は続きます。クルマにも対策が必要な東京の酷暑でございます。

シャコラで壁ギャラリー

ちょっとした小ネタを。

実はこの春、ワタシの部屋の大模様替えを企てました。結局完了するまで3ヶ月くらいかかったんですが、狭い部屋の唯一窓に面してない壁面の本棚を撤去して、壁をむき出しにしたのです。
なぜかというと、壁に写真を飾れるようにしたかったのですよ(笑)

当初は去年の個展に展示した作品を飾ろうと思っていたんですが、パネルを飾るには壁にフックを設置しなければなりません。まあ、壁に穴を開けなくても粘着式のフックなども売っていますが、なんとなくおっくうになっていました。
しかし、昨日ふと思いついたのです。去年の個展でもA4の作品を展示するのに大活躍した、富士フイルムのシャコラを使って、ぺたぺた張っちゃえばいいじゃないか、と。




シャコラというのは、要するに粘着シート付きのポリウレタンパネルです。パネルの両面に粘着シートが張ってあり、プリントアウトした写真を張って、壁に貼れるという簡単グッズです。
しかしそこは富士フイルム、ちゃんと考えてあって、両面の粘着シートは色分けがしてあって、表面は白いシート、裏面は黄色いシートになっています。白いシートをはがして写真を張り、黄色いシートをはがして壁に貼るわけですが、壁面用の黄色いシートは弱粘着シートになっているので、はがそうと思えば簡単にはがせるようになっているのです。

というわけなので、早速最近ので気に入ってる写真をプリントアウトして、シャコラで壁に貼ってみました。

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Fujifilm X100F
ƒ/5.6 23.0 mm 1/30 ISO3200
Classic Chrome


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Fujifilm X100F
ƒ/5.6 23.0 mm 1/27 ISO3200
Classic Chrome


A4プリントですが、10枚も張ればけっこう壁の面積をふさぐものです。思いつきで適当に張っただけですが、けっこういいカンジで壁を飾ってくれてると思います。

というわけで、写真をプリントして額装するのが面倒なときは、シャコラを使うと手軽に飾れていいですよ、という小ネタでございました。
あとは、本来平面な壁に貼るためのシャコラ、うちのでこぼこの壁紙にいつまで付いていてくれるか、それが問題です(笑)。

サソリの毒

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Fujifilm X100F
ƒ/7.1 23.0 mm 1/450 ISO200
RAW現像にて




はい、前回の記事からの続きでございまして……やっと新しい相棒がやって来ました。
パッと見、またチンク?と思います(色も一緒ですしねw)が、クルマが好きな方ならおわかりでしょう。
前のはノーマルなフィアットの500でしたが、今度は同じFIAT500でも”アバルト”仕様でございます。
正式な車名もフィアットが取れて、アバルト500となっております。スバルのSTI、ルノーのアルピーヌ、メルセデスのAMG、BMWのM、日産のNISMO……など各メーカーに”純正に準じた”チューンナップファクトリーがありますが、フィアットの場合はそれがアバルト(ABARTH)なわけです。もともとは独立したチューニングショップだったアバルトですが、近年はフィアット本社に吸収合併されて、フィアット社内のいちブランドとして存在しております。
そんなアバルトが、FIAT500をベースに開発した”ABARTH500”を中古で購入したわけです。



DSCF0501_01
Fujifilm X100F
ƒ/11.0 23.0 mm 1/200 ISO200
RAW現像にて




やっぱりね、このチンクエチェントのデザインが大好きなんですよ。本当に見飽きないクルマです。
しかし排気量900cc2気筒ターボのFIAT500(ツインエア)としては、味はあっても絶対的な動力性能はどうしてもそこそこです。街中を気持ちよく走るのがチンクの役割ですから仕方ないんですが、そこを補うのがアバルト仕様で、純然たる”レース屋”アバルトがチューンしたチンクエチェントは、外見は同じでも中身は全くの別物となっております。
ボンネットの中は1.4リットル直列4気筒インタークーラーターボエンジンで、ツインエアの85馬力に対し135馬力です。ほぼ同じ車重に対して50馬力アップは大違いですね。さらにトルクは14.8kgmからSPORTSモードで21.0kgmにアップ。
もともとが車重の軽い小型車のチンクエチェントですから、出力向上は普通車以上に効いてきます。アクセルを踏み込んで3000回転を越えたあたりの加速力は、ちょっとビビるくらいの刺激でございますよ。
いわゆる、世間でいわれるところの「サソリの毒が効いている」状態です(笑)。



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Fujifilm X100F
ƒ/4.0 23.0 mm 1/100 ISO500
RAW現像にて




真っ赤なレザーシートがイタリア〜ンな室内。もちろん5速マニュアルシフトです。
こちら2009年モデルで実に10年目、走行距離も13万キロを越えるおじいちゃんなクルマなんですが、そうとは思えない保存状態ですよね。もちろんシートの角やステアリングの握りの部分は若干のヤレがありますが、ぜんぜん気になりません。(でもステアリングはそのうち余裕ができたら交換したいかな……w)

まあ正直、13万キロ走ってるクルマを購入するのはどうなんだろうと思いました。普通は避けますよね。ましてやイタリア車だし(笑)。
ただ、この個体はワンオーナー車で、前のオーナーさんが毎年しっかりとディーラーで点検してきた様子が整備簿に膨大に記録されてまして、これなら安心かなと。2009年というとアバルト500が日本に導入されたその年だと思うんですが、そこで新車で購入して、大事に大事にでもたくさん走って10年過ごした前オーナーさんの愛着が宿ってるカンジで、いいなと。
もちろん、古いクルマなので今後は俺がしっかり点検しながら維持していかないとならないと思いますが。



131Rally.jpg

ところで、個人的に”アバルト”を知った最初というと、このアバルト131ラリーでした。1977年から3年連続のWRCチャンピオン。当時中学生だったワタシは「AUTOSPORTS」を読みながら「アバルトつえ〜」と思ったのが最初でしたね。
アリタリアカラーをランチアストラトスから引き継いだ131ラリーだけど、ぺったんこなストラトスに比べてハコボディの武骨さがじわじわくる魅力がありましたねえ。さすがに走ってるところは見たことがないんですが、いまだったら手に入るのかな?いちど乗ってみたいクルマですねえ。
しかしあれから40年、自分がアバルトのオーナーになるときが来ようとは……。



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Fujifilm X100F
ƒ/7.1 23.0 mm 1/500 ISO200
RAW現像にて




そんなアバルト500ですが、同乗するうちの奥さんには意外な好評価を得ました。まずシートがいいと。そして路面からの突き上げもそれほどなくて乗り心地がいいそうです。10年選手ですから、足回りがいい具合に角が取れてきているのかもしれませんね。でもシートがいいのはその通りです。FIAT500のときもシートの良さに驚きましたが、アバルトのレザーシートはレザーな分コシが強いカンジで、身体が沈み込まないのがいいのではないかと。
いままで国産車ではどうしても1時間2時間乗ると腰痛が出て、下りたあと腰を伸ばす体操が必要になったものですが、FIAT500以降下りたあと腰痛が出ることはなくなりました。
このシートの出来の差ってなんなんでしょうね?どうして国産車はシートがダメなんでしょう?ていうかフィアットの普及車でもシートがいいんだから、きっと欧州車のシートのレベルは高いんでしょうね。
これだけ日本車が世界を席巻している昨今、でもシートの出来ではまだまだ欧州車にかなわないという現実。
日本の自動車メーカーにはがんばってほしいものです。



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Fujifilm X100F
ƒ/7.1 23.0 mm 1/600 ISO200
RAW現像にて




というわけで、新しい愛車は”乗る快楽”アバルト500になったというお話でございました。
これからサソリの毒にまみれたクルマ生活を楽しんでいきたい所存でございます。
100万円のクルマ選びから始まった、意外にお手ごろなイタ車との暮らしのお話でした。