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X100F購入しました

東京はまだ梅雨の最中のはずですが、連日30度越えの猛暑日が続いております。
こんなですから、野鳥なんているはずもありません。俺も最近ではすっかり都会のスナップシューターになっております。
そんななか、かねてから欲しいと思っていたあれを購入してしまいました。
フジXシリーズの原点、X100Fでございます。



DSCF1236
Fujifilm X-H1
XF16-55mmF2.8 R LM WR
ƒ/16.0 55.0mm 0.5sec ISO320


コレ、実はずーっと欲しかったんです。いつも持ち歩けるコンパクトなボディに解放でふんわりのフジノン23mmF2レンズ。センサーはX-H1やX-Pro2と同じですしね。
まさに最強のスナップカメラです。
色はシルバーと迷ったんですが、やはり目立たないブラックにしました。海外ではシルバーのブラウン革モデルが出ていて、ホントはそれにとても魅かれたんですが(笑)日本では出るとも出ないとも言われてないです。シルバーを買ってもしブラウンが出たら悔しいので、そういう意味でもブラックです。


gousei01
Fujifilm X-H1
XF16-55mmF2.8 R LM WR
ƒ/16.0 55.0mm 0.6sec ISO320 フォーカスブラケット合成


手に取ってみると、意外にずっしりと重たい。ボディの質感の高さとあいまって、ミニX-Pro2といったカンジです。基本的なデザインは共通してますし、並べてみるとまさに兄弟です。
「アドバンスト・ハイブリッドビューファインダー」のふるまいも含めて、基本的な操作方もほぼ一緒です。もちろん、小さなストロボが組み込まれていたりするのは違いますし、レンズまわりなど細かな違いはありますが、ほぼ同一とみていいでしょう。


DSCF1232
Fujifilm X-H1
XF16-55mmF2.8 R LM WR
ƒ/16.0 55.0mm 0.5sec ISO320


背面からみるとこんなカンジ。ボディが小さいので仕方ないですが、ホールド性はほとんどありません(笑)。特に親指の置き場所にガイドがないので、Qボタンや十字キーなどをふいに押してしまうんですね。
これはサムレストなど購入したほうがいいのかもしれません。まあ、そういったカスタマイズも含めて楽しむカメラなんだと思ったほうがいいでしょうね。

あとレンズまわりですが、普通ならフォーカスリングとして機能するレンズ先端のリングが、ファンクションとして使えるんですね。ファインダー切り替えレバーの真ん中のボタンを押すと、リングのファンクション選択画面が出てきます。
最初、デジタルテレコンの呼び出し方がわからなくて困ったんですが、ここで設定しておくと、フォーカスリングを回すだけで35mm、50mm、70mm相当に切り取った画面で撮影できます。これはなかなかスマートです。

さて、問題はそのレンズの描写です。装着されているフジノン23mmF2レンズは、XF23mmF2とは全く違う専用設計されたレンズです。そもそもこちらの方が先に設計されているレンズですしね。
XF23mmF1.4も入れて簡単に仕様を比較するとこんなカンジになります。

X100F 6群8枚(非球面レンズ1枚)
XF23mmF2 6群10枚 (非球面レンズ2枚)
XF23mmF1.4 8群11枚(非球面レンズ1枚)



むしろX100シリーズのレンズを元にXF23mmF2が設計されたと考える方が自然ですね。
さて、このX100シリーズのレンズですが、このレンズを使いたかったというのも購入した大きな理由です。かねてから、このレンズがけっこうなクセ玉だと言われてるんですね。
以下の作例をご覧ください。

DSCF0002
Fujifilm X100F
ƒ/2.0 23.0mm 1/60 ISO1000


DSCF0004
Fujifilm X100F
ƒ/5.6 23.0mm 1/25 ISO3200


ワタシのデスクの上のタバコをごく簡単に撮っただけの作例で申し訳有りません(笑)。
上の写真がF2解放、下がF5.6です。
一見しておわかりのように、解放の写真は煙ったような大きなボケが特徴的ですよね。これがこのレンズの特徴で、この柔らか過ぎる解放の味を使いこなせるか、がこのカメラを評価する大きな分岐点になるわけです。
いわゆる、オールドレンズのような描写、といいますか。みたカンジ、ちょっとフレアが入ってるような気がします。光を取り込み過ぎちゃって、逆光のときのようにレンズ内で光がまわっちゃってるようなイメージ、でしょうか。
でもちょっと絞ればごく普通にシャキッと写ります。とても使いこなし甲斐のあるレンズではないでしょうか。
このX100F、ボディ内にNDフィルターが内蔵されていることからも、絞り解放を積極的に使ってみてね、という作り手からのメッセージが感じられます。挑戦状、かもしれませんが(笑)。
近接約10cmまで寄れるのも便利な特徴です。花とかに解放で寄ったらボッケボケの幻想的な写真が撮れる、かもしれません。しかしそれを作品として成立させるのはセンスとワザが必要ですけどね。



DSCF0034
Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0mm 1/60 ISO2500
ACROS(トリミングあり)


というわけで、こんかカンジのスナップを撮るには最強のカメラだと思います。
これから秋になるまで、ストリートスナップでガンガン活用していきたいと思います。


写真屋放言#25 更新しました

YouTubeコンテンツ『写真屋放言』第25回を更新いたしました。
なんとずいぶん間があいてしまったものですが(笑)、ようやくX-H1の話をするふんぎりがつきました。
なかなか考えがまとまらないまま、思いつくままにしゃべってみましたが、いかがでしょうか?
もしよかったらご覧くださいませ。