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今年も行ってきましたキツネ村

11月も後半になってきまして、いきなりぐっと冷え込む日が増えましたね。北海道や東北では雪も降り出して、短かった秋が急速に冬になってきた感がある今日この頃です。
これは、完全に冬になる前にあそこに行かねばなりません。そう、秋の蔵王キツネ村です。紅葉と冬毛に生え変わったキツネくんのコラボが撮れるのは、いまこの季節しかないのです。
善は急げ!と行ってまいりましたよ。深夜の2時半に東京を出発です。ええ、寝てませんとも(笑)。
夜明けごろには現地に着いて、開園前にはそのあたりの野鳥なんかも撮ってしまおう、という魂胆です。
東京から蔵王までは330キロくらい。だいたい4時間くらいのドライブです。
カメラバッグの中にはX-T2とX-Pro2、レンズは野鳥用にXF100-400mm、キツネ撮影にはXF50-140mmにXF16-55mm。抑えとしてXF23mmF2にXF90mmF2の単焦点も入れて、もうパンパンです。あ、もちろんXF1.4xテレコンバーターも入ってます。

というわけで、朝7時半ごろには現地着。コンビニで朝飯を買ってゆっくり食して、いざ野鳥探しへ。眠気はあるものの、野外の温度は5℃ほど。きりっと目も覚めます。

T2JP1487
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/8.0 560.0mm 1/500 ISO200


美味しそうな木の実をゲットしたヤマガラくんが近くに来てくれました。比較的ヒトを恐れないヤマガラは近寄ってきてくれるので撮りやすい野鳥ですね。



T2JP1538
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/8.0 560.0mm 1/1000 ISO640


順光のいい光のところに来てくれました。さすがにこの光だったらビシッとフォーカスも合いますね。


そんなわけでついつい野鳥に夢中になってしまい、開園時間から30分ほど遅れて無事蔵王キツネ村に入りました。
入ってすぐ、こんなかっこうで歓迎されてしまうと、そりゃあ来てよかったなあと思いますよね(笑)。

T2JP1635
Fujifilm X-T2
XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/4.0 196.0mm 1/500 ISO320




ぺろぺろ身繕い。朝のごはんをしっかり食べ終えて、満足してる様子がうかがえます。
それにしても、普段XF50-140mmはすっかりお仕事専用レンズと化していて、自分の撮影のときはこれくらいの距離はもっぱら90mmF2の出番となるんですが、さすがにこちらも素晴らしいです。

T2JP1650
Fujifilm X-T2
XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/4.0 196.0mm 1/500 ISO320


テレコンバーターx1.4を付けても画質の劣化などはほぼみられませんよね。フォーカスは若干遅くなりますが、それだって十分実用範囲内です。



T2JP1668
Fujifilm X-T2
XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/4.0 100.1mm 1/800 ISO320


”お狐様”とキツネくんのツーショット。絞り開放じゃなくてもうちょっと絞って背景の紅葉を見せてもよかったかもしれませんね。
この日の天気は基本晴れだったんですが、厚めの雲が流れてきて太陽を隠してしまう瞬間も多かったのが残念なところ。
このショットは見上げる形なので太陽が出てないほうが撮りやすかったのでよかったんですが、基本的には太陽の出ているときを狙って撮影する形になりました。
それにしても寒かったです。手袋を忘れたのが最大の痛恨事でございました(笑)。



T2JP1738
Fujifilm X-T2
XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/4.0 161.0mm 1/500 ISO500


太陽が出てくるとこんなカンジのショットになります。もちろん太陽があったほうが全然いいですよねえ。
ふわふわの冬毛を強調するために、あえて逆光もしくは半逆光で撮るのが好きです。



T2JP1743
Fujifilm X-T2
XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/4.0 196.0mm 1/1000 ISO400


歩いてきたギンギツネくんをC-AFで追いかけてみました。ばっちり顔にフォーカス来てますね。
太陽が出てなかったのが残念ですが。



T2JP1748
Fujifilm X-T2
XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/4.0 196.0mm 1/1000 ISO400


理想的なカンジで太陽が出てきたので、こっち振り向いて〜と言ったら振り向いてくれました(笑)。
まさに理想的なポートレートでございます。



T2JP1751
Fujifilm X-T2
XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/4.0 196.0mm 1/1000 ISO640


落ち葉とのコラボで。こういった意図があるとき以外は、基本的に低い位置から狙います。いつもしゃがんで、それでも足りないときはチルト液晶を活用します。寝そべらないですむようになったのがミラーレスのありがたいところですねえ。



T2JP1767
Fujifilm X-T2
XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/11.0 180.9mm 1/500 ISO1000


どうやらお互いに警戒しあってるキツネくんたちなので、こういった仲良しツーショットが撮れるのはなかなか珍しいです。ツーショット感が欲しくてF11まで絞りましたが、やはりこれくらいはボケちゃいますね。

T2JP1756
Fujifilm X-T2
XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/4.0 166.9mm 1/1000 ISO400


ちなみに開放だとこれくらいです。この位置関係だとそんなに激しくは違わない、という結果でした(笑)。
APS-Cでも被写界深度はけっこう浅いものです。



T2JP1794
Fujifilm X-T2
XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/5.6 196.0mm 1/640 ISO640


お互いに威嚇しあってる二匹。こんな姿が普通です。
優位に立っているのは左側ですね。耳が立ってます。



T2JP1795
Fujifilm X-T2
XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/4.0 82.2mm 1/640 ISO500


子ギツネ飼育檻の中の”プラチナギツネ”くんたち。この子たちは威嚇しあってるというより、じゃれあってるカンジでしょうか。みゃーみゃーと猫みたいに鳴きあってます。



T2JP1811
Fujifilm X-T2
XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/4.0 196.0mm 1/640 ISO640


だってみんなこわいんだよ〜みゃー!



T2JP1828
Fujifilm X-T2
XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/4.0 196.0mm 1/500 ISO1600


オレは強いから平気だぜ、でしょうか。



T2JP1843
Fujifilm X-T2
XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/4.0 196.0mm 1/500 ISO500


T2JP1858
Fujifilm X-T2
XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/5.6 196.0mm 1/1000 ISO640


そんなカンジで午前中いっぱいキツネを撮影して過ごした、蔵王キツネ村でした。
どうやらその翌日には園内に初雪があったようで、ギリギリ雪が降る前に間に合ったようですね。
今年の冬はスタッドレスなしで乗り切ろうと思っているので、次に行けるのは春ですね。それまでキツネたちは元気でいてもらいましょう。