春を感じる野鳥たち

まだまだ2月だ、冬だとばかり思っていたんですが、世間では春一番が吹いたり花粉が飛んだりなんかいたしまして、なんだか順調に季節は春に向かっているといった感じでございます。
とはいえ、野鳥のシーズンはまだまっただなか、今回も最近撮った野鳥たちの写真をご紹介いたしましょう。

この季節になると、真っ先に咲くのが梅の花ですが、その後に来るのが河津桜なんですね。ソメイヨシノが咲くひと月以上前に、ピンク色の花を咲かせます。そこに毎年やって来るのが、メジロくんたちです。

T2JP4317
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/8.0 560.0mm 1/1000 ISO500


T2JP4950
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/8.0 560.0mm 1/1000 ISO400


T2JP4727
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/8.0 560.0mm 1/1000 ISO500


メジロたちは河津桜の蜜を吸いに来てるみたいで、花の奥深くまで顔を突っ込んでいました。
善福寺公園には背の低い、そのわりにたくさん花を咲かせる河津桜の木があって、毎年ここでメジロを撮るのを楽しみにしてるワタシです。メジロたちも夢中になって人間のことなんて気にしないので、おもいがけず近くまで来てくれて、こっちも夢中になって撮っちゃうわけです。
メジロばっかり1000枚以上も撮っちゃうと、セレクトするのもけっこうな労力ですよ(笑)。

T2JP5107
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/8.0 365.7mm 1/1000 ISO500


T2JP4997
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/8.0 328.7mm 1/1000 ISO500


メジロを撮っていると、ひさびさにX-T2の悪癖がいろいろと顔を出しますね。
まずはおなじみのAFの空抜け。抜けたらすかさずレンズのズームリングをワイドに戻して、ワイドから素早くズームアップするとAFが戻ります。AFが抜けても苛つかずに、冷静にその操作ができるかどうか、そこがX使い鳥撮りになれるかの分かれ道ですね(笑)。
あとは俺は初めて体験しましたが、カメラのフリーズです。これはどうやら、パワーバッテリーグリップと本体との信号のやり取り不良によって起きるんじゃないか、と踏んでおりますよ。縦位置で、ガガガっと連射していたら、ぱったりとカメラがフリーズしました。ここもまた冷静に、慌てず騒がずバッテリーグリップを外して、本体からもバッテリーを抜いて、10秒くらい数えてまたバッテリーを入れ直して電源を入れれば、だいたい治ります。

というわけで、メジロと河津桜はこれくらいにしておきましょうか。



井の頭公園では、しばらく見なかったカワセミがまた姿を見せるようになりました。嬉しいことです。

T2JP5305
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/6.4 400.0mm 1/500 ISO800




ゴイサギは大あくび。

T2JP5337
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/9.0 400.0mm 1/500 ISO1250




アオジのメス。だいぶ人馴れしてきてかなり近くで平気で落ち葉をあさっていました。
いいカンジのポートレートを撮ることができましたね。

T2JP5445
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 400.0mm 1/250 ISO1600


T2JP5451
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 400.0mm 1/250 ISO1600




いいところにとまってくれればヒヨだって撮ります(笑)。

T2JP5558
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/10.0 400.0mm 1/1000 ISO6400




エナガの夫婦が早くも巣材を運んでいました。春一番が吹くとエナガが巣作りを始める、ということでしょうか。

T2JP5608
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/8.0 560.0mm 1/1600 ISO4000




遠くの枝に、シメがいました。シメはなかなか近くに来てくれない鳥のひとつです。

T2JP5635
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/8.0 560.0mm 1/1600 ISO4000


T2JP5669
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/8.0 560.0mm 1/1600 ISO2000




ふたたびカワセミ。マイペースで身繕いしていました。
どうやらいま井の頭公園をなわばりにしているのはこのメス1羽だけのようです。

T2JP5873
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/8.0 560.0mm 1/1000 ISO2000


T2JP5807
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/8.0 560.0mm 1/1000 ISO1250




珍しく、撮りやすいところにウグイスが出てきてくれました。
もうすぐホーホケキョのシーズンになるということで、そわそわしているんでしょうか。
それとも薮の中の縄張り争いで、アオジに負けたのかな?

T2JP6060
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/8.0 560.0mm 1/250 ISO6400


T2JP6056
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/8.0 560.0mm 1/250 ISO6400




夕暮れのキンクロハジロ。黄金色のマジックアワーの水面に浮いています。

T2JP6080
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/8.0 560.0mm 1/250 ISO400




以上、春の気配を感じるようになった近所の野鳥たちでございました。
全て、フィルムシミュレーションはPRO Neg.Stdで、Jpegファイルを直接Lightroomで調整しています。
このやり方は最近すっかり定着しました。野鳥を撮るには、やはり最も中庸な色合いのPRO Neg.Stdが向いてるように思います。曇りの日でしたらPRO Neg.Hiもいいですね。
もちろん、ハイライトやシャドウのパラメーターはその日の光に応じて調整します。そのへんがXシリーズの楽しみですね。














ひさびさの多摩動物園

ちょっとひさびさに、多摩動物園に行ってきました。

去年の12月のはじめにいちど行ったんですが、そのときに駐車場に入ろうとしたらオカマ掘られた、なんてことがありまして……。そのときはもう撮影どころじゃなくなったんで、それ以来のリベンジでございます。

実はずっとお目当ての動物がいたんです。それは去年の6月に公開された、タスマニアデビルです。アジアで飼育してるのは多摩動物園だけ、ということで、これは会いに行かねばとずっと思ってたんですが、なんだかんだ半年以上たってしまったわけです。

多摩動物園は相変わらずいろいろと工事中でして、ライオンバスは無期限延期中だし、駐車場の工事やらアジア象エリア新設工事やらでなんだか落ち着きません。それもあってちょっと足が遠のいていたんですが……ともあれ、タスマニアデビルに会うためにオセアニアゾーンまで急ぎました。全体に丘陵地帯である多摩動物園のなかでも、オセアニアゾーンは最も高いところにありまして、着くまでにバテました(笑)。なんだか先月のインフルエンザ罹患以来、まだどうも体力が戻らないんですよね。
ともあれ、オセアニアゾーンに到着。いました、タスマニアデビルくんです。

T2JP2979
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 103.6mm 1/200 ISO1600


T2JP3161
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 170.5mm 1/200 ISO1600




タスマニアデビルは2匹いまして、そろってエリア内を休まず走り続けておりました。よくある常同運動ですが、それをずっとジョギングで続けてるところが彼らのエネルギッシュさを表しておりますね。
撮影にはかなり厳しい条件でした。エリアは日陰で、しかもアクリルスクリーン越し。コントラストは低下し、ミラーレスのAF-Cで動体を撮るには最悪です。しかしよく観察していると、彼らが走るコースには一定のパターンがあります。(だからこその定同運動なわけですが)なので、走りながらもこちら向きになる一定の場所と瞬間を狙って連射することで、何とか見られる写真を撮ることができました。

T2JP3176
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 234.8mm 1/200 ISO3200


T2JP3203
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 158.8mm 1/200 ISO1250


T2JP3216
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 158.8mm 1/200 ISO1600


今回だけじゃありませんが、写真は全てフィルムシミュレーションのPRO Neg.Stdで撮影後、JpegファイルをLightroomで調整しております。まずはホワイトバランスの調整ですね。どうしてもガラス越し、アクリル越しだと色味が青くなりますのでその辺を調整して、あとはコントラスト、ブラックポイント等々……自然に見えるように調整します。

それにしてもタスマニアデビル、面白い動物ですね。オセアニアの動物なのでこれも有袋類なわけですが、犬みたいでもあるしタヌキみたいでもあるし。クズリに近い動物なのかなと思ったら、生物学的には最も近いのはフクロネコだそうで……。
こんなずんぐりした姿で、大きさも柴犬くらいの小さな動物ですが、噛む力はタイリクオオカミと同等だそうで、さすがはデビルです。



かなりじっくりタスマニアデビルの前で粘りましたが、続いてはトラのところへ。もう多摩動物園ではおなじみの、母さんタイガーのシズカさんです。

T2JP3223
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 280.4mm 1/1000 ISO1250


T2JP3419
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 400.0mm 1/1000 ISO1000




オランウータン舎のところでカメラマンの人だかりができていました。どうやら横浜ズーラシアから子育て研修(?)で多摩に来ているバレンタインとチュリア母子がフィールドに出ていたようです。

T2JP3468
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/9.0 400.0mm 1/500 ISO800


T2JP3501
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/10.0 400.0mm 1/500 ISO1000


多摩動物園のサイトによると

母親のバレンタインは自ら子育てができないため、当園にて群れの中で子育ての学習機会を与えます。また、子どものチェリアには、代理母によりオランウータンとしての生活や社会性を学ばせ、将来の繁殖を目指します。


ということなので、たぶんこの子はチュリアで、一緒にいるのは代理のお母さんなのかもしれませんね。



さてそこからぐるっと左回りにアジアゾーンへ。なぜかユキヒョウは出ていなかったので、レッサーパンダをスルーして(笑)ゴールデンターキンへ。いつも撮っている大好きなゴールデンターキンですが、なんと最近また赤ちゃんが産まれたそうです。この2月に公開が始まったばかりということで、ナイスタイミングでした。

T2JP3589
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 158.8mm 1/160 ISO3200


お母さんにぴったり寄り添って離れない赤ちゃんターキンです。体毛が親より濃い色なんですね。こうして見るとホントにまだちっちゃい赤ちゃんです。

T2JP3607
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 323.2mm 1/160 ISO3200


T2JP3685
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 226.6mm 1/500 ISO6400


T2JP3734
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 301.1mm 1/500 ISO6400


T2JP3740
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 301.1mm 1/500 ISO6400


足が太くて、そのくせ蹄(ひずめ)がまだ小さくてチョキですね。ターキンらしく好奇心が強いところは既にあって、カメラを構えるこちらに興味を示してたくさん目線をくれました。
この子はオスで、名前は「ムツ」だそうです。元気に大きくなってほしいものです。

というわけで、なかなか実り多かった多摩動物園でございました。しかし結局徒歩で半周しちゃいました。疲れましたよ(笑)。