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『写真屋放言』#8更新です



写真屋放言の新しい動画をアップいたしました。
今回はちょっと古いネタで、去年の9月に東京神楽坂でポートレート撮影をしたときの様子を撮ったものです。
実はこの動画、動物写真家を自称してるくせにポートレートの撮り方動画をアップするのはいかがなものか、と思いましていままで公開を躊躇してたんですが(笑)、せっかくですしね。ビビってても仕方ないですからアップしてみました。
自分なりに思うポートレートの撮り方、でございます。ネタとして楽しんでいただければありがたく存じます(笑)。

実は先日、このときと同じくモデルの椿舞子さんとポートレートを撮影してきました。今度は鎌倉を舞台に。
しかしいまや国際的な観光地となった鎌倉の混雑具合と季節外れの暑さにやられてしまいまして(笑)、鶴岡八幡宮の境内で軽く撮影してきただけにとどめました。
そのときの作品もついでなのでこちらでご覧いただきましょうか。
神楽坂のときと同じく、メイン機材はCanon 1DXにレンタルしてきましたEF85mmF1.2L II USMです。



機種: Canon EOS-1D X
ISO: 100
露出: 1/1000 秒
絞り: 1.2
焦点距離: 85mm
フラッシュを使用: いいえ
EF85mmF1.2L II USM



機種: Canon EOS-1D X
ISO: 100
露出: 1/2000 秒
絞り: 1.2
焦点距離: 85mm
フラッシュを使用: いいえ
EF85mmF1.2L II USM



機種: Canon EOS-1D X
ISO: 100
露出: 1/250 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 85mm
フラッシュを使用: はい
EF85mmF1.2L II USM



機種: Canon EOS-1D X
ISO: 100
露出: 1/320 秒
絞り: 1.6
焦点距離: 85mm
フラッシュを使用: いいえ
EF85mmF1.2L II USM



機種: Canon EOS-1D X
ISO: 100
露出: 1/60 秒
絞り: 3.5
焦点距離: 85mm
フラッシュを使用: はい
EF85mmF1.2L II USM



機種: Canon EOS-1D X
ISO: 100
露出: 1/2500 秒
絞り: 1.2
焦点距離: 85mm
フラッシュを使用: いいえ
EF85mmF1.2L II USM


CanonのEF85mmF1.2L2はポートレートのド定番レンズで、大きなボケはやはり魅力的ですよね。不思議としっとりと湿った手触りの写真になるように思います。それがまた着物姿の和風なポートレートによく合います。
当然ながら高価なレンズなんですが、めったに使わないので俺はいつもマップレンタルさんでレンタルして使います。二泊三日で3000円くらいととてもリーズナブルで助かりますねえ(笑)。

上の写真と同じシーンを、富士フイルムのX-T1とXF50-140mmF2.8 R LM OIS WRレンズで撮影したものがこちら。

機種: X-T1
ISO: 200
露出: 1/180 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 140mm
フラッシュを使用: はい
XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR


これがまた全く違う風合いになるから面白いですよね。フジの方はプロビアで撮って出しなんですが、明るくシャープな雰囲気で、湿り具合はあまり感じられません。絞り開放じゃなくて2段ほど絞ってるのも影響してますが、どちらも全く違った個性が感じられて実にいいですよね。
というわけで、ポートレート撮影のお話でございました。





ペンタK-3IIげっとです

2月に購入したばかりのPENTAX K-3でしたが、このたびまさかの改良版であるK-3IIが出てしまいました。
決まったときの画質には満足していたK-3ですが、性能面での不満は多々あったわけで、今回新型に切り替えることにためらいはありませんでしたね。予約して発売日ゲット、です。


機種: X-T1
ISO: 6400
露出: 1/20 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 35mm
フラッシュを使用: いいえ
XF35mmF1.4R


Canonの5Dシリーズなどではバージョンアップと共にボディデザインの方も変えてきてるんですが、今回のK-3→K-3IIは徹底して変化なし。共通の金型を使っているものと思われます。ポップアップストロボが廃止されてその部分にGPSユニットが内蔵されたわけですが、その分だけペンタ部の形状がちょっとだけとんがりアタマになりました。でもそれも、ボディ本体の金型には影響を与えない後付けの部分ですからね。まあ、コストを抑える意味で、こういった割り切ったやりかたは歓迎です。もともとK-3のデザインは気に入ってますしね。


機種: X-T1
ISO: 5000
露出: 1/40 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 35mm
フラッシュを使用: いいえ
XF35mmF1.4R


ご覧の通り、元々ストロボポップアップボタンだったところは、今回GPSオンボタンになってます。その他は変更なし、です。
と言っても、中身はいろいろと変わっています。変わってなきゃ困るんですが(笑)。なかでもワタクシの期待する部分は、AF性能の向上と手ブレ補正の能力アップです。

AF性能、つまりフォーカスの正確さと合焦する速度ですね。K-3では、だいたいフォーカスが合ってるように見えても、拡大してみるといまひとつガチピンではないことが多かったんですよね。一般的には、合うべきところにビシッとフォーカスが来てない写真はまず評価の対象になりません。そういう意味でフォーカスの精度はむちゃ大切です。

(余談ですが、フォーカス精度のチャンピオンは俺が使っている機種の中ではダントツでX-T1です。一度合いさえすれば完璧なガチピンで惚れ惚れします。もちろん、それ以前に合わなくてピンボケになることも多々あるんですが……そこは6月に予定されているファームウエアの大幅アップデートに期待してます、ホントに)

そして合焦速度ですね。素早くフォーカスが合うことは動物撮影にはとても大切。動物は待ってくれませんからね。1DX並に、とは言いませんが、撮りたいと思った瞬間に素早くフォーカスが合ってくれることを期待します。


機種: X-T1
ISO: 4000
露出: 1/40 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 35mm
フラッシュを使用: いいえ
XF35mmF1.4R


あとは手ブレ補正ですね。PENTAXはボディ内手ブレ補正を採用してるんですが、この方式はたとえばフィルム時代のレンズなどを使うときは便利です。どんなに古いレンズでも手ブレ補正が効くわけですからね。その一方で、望遠レンズなどではやはりレンズ内手ブレ補正には勝てないところがあります。DA★300mmくらいだったらまだ大丈夫でしたが、新しく出たDFA150-450mmのテレ端だとさすがに厳しいものがありました。

望遠レンズで野鳥などを狙う場合、手ブレ補正は単に手ブレの問題じゃなくなくなるんですね。なんせ狙うべきは小さな鳥ですから。フォーカスポイントを最小にしてピンポイントで小鳥にフォーカスを合わせたつもりでも、手ブレしてしまうとその瞬間に小鳥がフォーカスポイントから外れてしまうんです。脇を締めてしっかり狙ってもそこはおのずと限界があるわけで、なんとかもうちょっとだけ手ブレ補正の能力が上がってくるといいなあ、というわけなんです。

とまあ、旧モデルの不満点は多々あったわけですが(笑)、そこがどれくらい改善されているか、期待を込めて本日軽くテストして来ましたので、写真を見ていただきましょう。




機種: PENTAX K-3 II
ISO: 640
露出: 1/250 秒
絞り: 6.3
焦点距離: 450mm
フラッシュを使用: いいえ
HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AW


親鳥から独り立ちしたばかりなんでしょうか。カイツブリの若鳥がひとりでいました。ゆっくりと水面を泳いでいた程度だったので、これくらいならしっかりとAFは合焦してくれますね。
こころなしか、K-3よりフォーカスがシャープに合っているように思えます。拡大してみると、鳥の瞳の中までビシッとフォーカスが来ていて気持ちいいです。
ちなみにK-3のときもそうしてましたが、今回もあらかじめ ”TAvモード、高速連射、C-AF、スポットAF、RAW撮影” の設定をユーザーモード1に登録して、全てその設定で撮影してます。




機種: PENTAX K-3 II
ISO: 800
露出: 1/125 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 200mm
フラッシュを使用: いいえ
HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AW


散歩していたチワワくん。飼い主さんが協力して立ち止まってくださいましたが、こういうときも素早く撮影することが求められますね。数枚しか撮影チャンスはありませんでしたが、しっかりビシッとフォーカスが来てくれました。




機種: PENTAX K-3 II
ISO: 1000
露出: 1/80 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 180mm
フラッシュを使用: いいえ
HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AW


黒いパグに小さな女の子が挨拶してるシーン。遠くから素早く撮影できました。こういったスナップ的なシーンにも、素早いフォーカス速度が求められますね。フォーカス速度、精度共に、なかなかの進歩がみられるんじゃないでしょうか。K-3II、かなり満足です。動物撮影のメイン機として、いままでなんとなくだましながら使っていた部分があったんですがそれが解消されました。
あとは後日、C-AFの振る舞いをチェックしたいですね。動体へのAFの食いつき、障害物が間に入ったときの粘りなど向上してるとうれしいなあ。

さて、今回のバージョンアップですが、一般的に最も大きな新機能は ”Real Resolation System” ですね。風景や静物などを撮影するときに、物理的に画素をずらして連射し、それを合成することで画素数以上の高精細な画像が得られるというものです。
まあ、ワタクシの撮影スタイルからいうとほとんど使わないと思われる(笑)この新機能ですが、せっかくなのでちょっと実験してみました。三脚を立てて、深夜のブツ撮りです(笑)。


機種: PENTAX K-3 II
ISO: 800
露出: 1.6 秒
絞り: 22.0
焦点距離: 35mm
フラッシュを使用: いいえ
HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited



機種: PENTAX K-3 II
ISO: 800
露出: 1.6 秒
絞り: 22.0
焦点距離: 35mm
フラッシュを使用: いいえ
HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited



機種: PENTAX K-3 II
ISO: 800
露出: 1.6 秒
絞り: 22.0
焦点距離: 35mm
フラッシュを使用: いいえ
HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited


なるほど、確かにリアルな手触りが感じられるような写真になってる気がしますね。ペンタ部のざらっとした質感や、キズの様子が(それにしても1年ちょいでこれだけキズだらけになるとは…)よくわかります。個人的には、シグマのDPメリルでブツ撮りしたときのことを思い出させるような写真になってると思います。これは、ブツ撮りメインのカメラマンにとってはかなり魅力的なんじゃないでしょうか。

というわけで、リニューアルされたPENTAX K-3IIのテストの様子をご覧いただきました。全体的に、買って良かった、と思えるリニューアルでしたね。


LEVORGファーストインプレッション(アイサイト編)

さて、レヴォーグの第一印象その2はアイサイトについてです。
いまや ”スバルといえばアイサイト” ってくらいに浸透してしまったわけですが、要するに車載カメラ画像を解析して行うクルマの自動制御システムのことです。
意外なことに、アイサイトの歴史は古く、もう25年も研究してきているんだそうです。スバルらしいコツコツ真面目な技術研究の積み重ねのたまものというわけです。

ひとくちに ”アイサイト” と言いますが、車載カメラ解析自動操縦システム全体のことをアイサイトと呼ぶわけで、その結果として様々な機能があるわけです。
それは、”クルーズコントロール” ”アクティブレーンキープ” "前車追従クルーズ" "プリクラッシュブレーキ"といった機能です。それらをひっくるめて ”アイサイト” システムというわけです。

"プリクラッシュブレーキ"はいちばん分かりやすい機能でしょうか。いわゆるCMでやってる ”ぶつからないクルマ” がこれです。レヴォーグに搭載されている新しいVer.3のアイサイトでは、時速50kmからでも自動ブレーキが効くようになってます。また衝突回避ステアリングアシストも動いてくれるそうで、現在世界最高の衝突回避システムと言われていますね。
さすがにこれをまともに実験するのはムリですが(笑)、市街地運転でその働きを実感することは簡単です。スバルでは推奨してませんが、普通に市街地でストップ&ゴーな運転をしてるときなど、アイサイトの "前車追従クルーズ" 任せで自動運転することができるんですね。

アイサイト01

上の写真はステアリング右側に付いているアイサイトのコントロールスイッチです。Aがアクティブレーンキープ、Cが車間距離調整、Dがクルーズコントロールスイッチですが、とりあえず走り出したら、このA、C、Dのスイッチをオンにしておきます。そして、適当に流れてるところでBのスイッチを ”SET” 状態に押し下げれば、そのときの速度を保って前のクルマに付いていってくれるんですね。

アイサイト02

上の写真のように、①と②のアイコンが緑色になってれば、クルーズコントロールとアクティブレーンキープがオンになっているということです。その下の「100km/h」は設定速度です。走りながらBのスイッチを上下にクリックすると、40km/hから114km/hの間で最高速度を設定することができます。前車追従で走っているときは、この設定速度の範囲内で前のクルマに付いていってくれますし、前がいなくなると自動的に設定速度までスピードを上げてくれます。

市街地をのんびり走っているときは、アイサイトが停止状態からのスタート以外は全て自動でやってくれます(笑)。前のクルマが走りだすと、インパネ表示と警告音で「前のクルマが行っちゃいましたよ〜」と教えてくれますので、 Bのスイッチを「RES(リスタート)」の方向に押し上げます。それだけでクルマは走りだして前のクルマに追従してくれるんですね。右足は何もする必要がありません。右手のスイッチひとつです。
信号が赤になって前のクルマが止まっても、ブレーキをかける必要はありません。アイサイトのプリクラッシュブレーキが自動でクルマを止めてくれるからです。
※訂正です。このときのブレーキはプリクラッシュではなく、追従クルーズコントロールの機能としてのブレーキです。なので、信号が赤になって前のクルマが止まると、設定車間距離を保つために減速して停車する、が正しい表現でした。
このとき、最初は思ったより止まるタイミングが遅いので、ちょっと怖いです(笑)。でもまあ、慣れてしまえば大丈夫。逆に、右足がブレーキを踏んでしまうと自動追従がオフになってしまうので、右足は遊ばせておく必要があります。そうしてクルマが止まると、アイドリングストップになってエンジン停止します。その後、前のクルマが走りだしたら、右足じゃなく右手でまたBのスイッチを上にクリックすればいいわけです。

これって実に不思議な感覚で、面白いです(笑)。アクセルを踏まなくてもクルマが自動で動いてくれるわけですから。完全にデジタルな、新時代のドライビングってカンジですね。ノロノロ流れている幹線道路だったら、これで完全にOK。でも歩行者がいるような裏路地に入ったら、意識的に自動運転をオフにする必要がありますね。そこはかなり意識しないと逆に危ないです。

高速道路上でも自動運転はかなり有効です。今度は速度設定を最高の114km/hにセットして(笑)おけば、それ以内の速度で前車を追従してくれるのでラクチンです。時速65km以上になるとアクティブレーンキープも作動してくれるので、ステアリングも安心です。ちょっとだけステアリングが重くなるのが、隣から誰かがそっとステアリングに手を添えてレーンをキープしてくれるようなカンジです。これってすごく安心感がありますね。ただ、完全に手を放してしまうと、クルマがそれを感じてアクティブレーンキープを止めてしまうようになってます。「完全自動じゃないからね!」というわけです。

前車を追い越そうと思ったら、ウインカーを点ければアクティブレーンキープはオフになります。車線を変更すると、自動的に設定速度までスピードが上がりますから、追い越し車線もバッチリです。逆に、アクセルを踏みすぎて後ろに付いていた覆面パトカーにつかまる、なんて心配がないですから安心です。
(114lm/hでは安心とは言いきれないかな…でも経験上、110km/h以内だったらスピードで捕まる可能性は低いと思います)

何回も「安心」と言いましたが、ホントに高速の上ではアイサイトの機能がくれる安心感は大きいですね。速度や車間距離で神経を使わないで済むことで、運転の疲れ方がぜんぜん違います。もちろんクルマ自体の基本性能がくれる安心感もあります。AWDの安定感、そしてスバル車史上最も静かと思われる静粛性、車体の剛性感、ブレーキの効きや適度な重さのステア感、エンジンパワーの余裕、そしてアイサイトの自動運転機能。それらがあいまって長距離移動のラクチンさはかなりのレベルだと思います。ホントに楽です。

というわけで、アイサイト、いまのところ文句なしで大好きです(笑)。総合的に、レヴォーグには大変に満足していると言っていいでしょう。用もないのに走りたくてしょうがない、遠出したくてしょうがない今のワタクシでございます。

LEVORGファーストインプレッション(車体編)


機種: GR
ISO: 2000
露出: 1/30 秒
絞り: 5.0
焦点距離: 18.3mm
フラッシュを使用: いいえ


ディーラーでハンコを押してからジャスト1ヶ月。スバルレヴォーグがうちにやってきました。
1.6GT Eyesight S-Styleで、カラーはパールホワイト。フロントグリルを最初から純正メッシュグリルに交換してもらってます。(あのメッキのグリルがどうしてもイヤだったので…)
ビルシュタインダンパーやもろもろのスポーツ装備がついたGT-Sではなく、比較的乗り心地重視なGTにしました。見た目的に、ブラックアイラインの入ったヘッドライトだけは欲しかったんですが、まあそれは社外品でもいろいろ出てますからあとでどうにかしようと。
こうすると、前から見た顔はWRXとほとんど見分けがつかないですね。




機種: GR
ISO: 1000
露出: 1/30 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 18.3mm
フラッシュを使用: いいえ


サイドから見たカンジはこんなカンジです。純正ホイールもGT-Sだとブラックのアクセントが入りますが、GTはアルミの地のままのデザイン。これはそのうちブラック塗装のホイールに交換したいですね。
本来のGTは17インチホイールですが、S-StyleはGT-Sと同じ18インチが奢られてます。
しかしこうしてサイドから見るとスバル車には見えません。ちょっとトヨタっぽいかな?




機種: GR
ISO: 2500
露出: 1/30 秒
絞り: 3.2
焦点距離: 18.3mm
フラッシュを使用: いいえ


後ろ姿はこんなカンジ。2本出しマフラーやリアディフューザー、ホイールアーチ周りのなかなか凝ったボディラインがわかります。
リアウインドウにベタベタ張ってあるエコカー減税シールが非常にダサいですね。これは早速はがさないと(笑)。
なんとなくトヨタっぽく感じるのは、サイドウインドウ後端からリアゲートのあたりのデザインでしょうか。なんだろう、カローラフィールダーみたいに思えるんですよねえ(笑)。ルーフライン後端が微妙に下がったデザインなのもなんかトヨタっぽい。スバル車だったらその辺はスパッスパッと直線基調なラインにしてほしかったかな。
丸っこくなっちゃうのはスバルファンは好みませんぜ。




機種: GR
ISO: 2500
露出: 1/30 秒
絞り: 5.0
焦点距離: 18.3mm
フラッシュを使用: いいえ


とまあ文句を言いましたが、デザインは好きです(笑)。一部でガンダム顔だとかボンネットの郵便ポストはどうなんだとか言われてますが、いいんですよスバルなんだから。野暮ったさこそスバルの本質です。
アメリカ向けに肥大しきった先代レガシィから、よくぞ戻してくれました。開発者のみなさん、ありがとう!

というわけで、納車されてから(人生初新車で、ディーラーで数名のエライ人たちから三顧の礼で見送られたのもこっぱずかしかったが)、2日で400キロほど(市街地、高速、峠道まで)走ってきたので、その第一印象を。

まずこれは試乗の段階で既に感じたことですが、ボディ剛性が段違いに上がってます。最初のドアの開け閉めではっきり分かりますね。いままで(3代目のBHレガシィが比較基準ですが…)よりツーランクくらい上な車格。言ってみれば「ドイツ車みたい!」です。

インテリア
(画像はスバルHPから)

インテリアはこんなカンジで普通です(笑)。座った印象は、シート高は高くないんですがダッシュ周りがBHレガシィより高いので、ちょっとだけ圧迫感を感じますね。まあ最近のクルマはこんなカンジなんでしょう。Dシェイプのステアリングホイールは思ったより大径。形状は握りやすいですがゴツくて回すのによっこらしょ、ってカンジなのも古いクルマからの乗り換えだからなんでしょう。社外品で同じ形状のちょっとだけ小径のステアリングホイールが出てるので、いつか交換したいなあ。
視界は良好。Aピラーとか太いですが邪魔には感じません。車幅の見切りもしやすいのでそのへんの違和感はありませんが、実感としてはやはり、ひとまわり大きなクルマだなあ、といったカンジです。
5ナンバーだったBHから3ナンバーですからね。日本向けにコンパクトにしたってことですが、やはり大きなクルマに乗ってる感はいなめませんね。

まだようやく400キロだけ走っただけですが、走りに関しては俺レベルでは文句ないです。直進安定性はもともとスバルのAWDは定評あるところで、さらに磨きがかかったカンジだし、加速も1.6Lエンジンとはとても思えない強力さ。BHの2L、280psエンジンより力強く感じるほど。ハンドリングもしっとり落ち着いたフィールでとても好ましく、ブレーキの効きも文句なし。(BFレガシィはブレーキ効かなかったなあ……)
みんな言うように確かに運転するのが楽しいですね。

運転が楽しい、と言えばミッションです。BF、BHとMTのレガシィを乗り継いできて、正直オートマ車に乗るのは強い抵抗感がありました。ではレヴォーグのCVTは退屈ではないのか?
と言われると、まだいまは新しいレヴォーグの最新機能を試すのに夢中で退屈さは感じないですが、慣れきってしまうとマニュアルシフトが恋しくなるかもしれません。ただ、峠を走ったとき(ゆっくりと、ですよ?)パドルシフトで擬似マニュアルするのはけっこう楽しかったです。
SI DRIVEのIモード、Sモードを使い分け、気分によってパドルで擬似マニュアルを楽しむことで、しばらくはマニュアルシフトから離れた淋しさを埋められるかもしれません(笑)。

長くなりました。楽しい最新機能の最たるもの、アイサイトに関しては続きでたっぷり。