わんこ追尾連写(GIF動画あり)

地元吉祥寺の路上でビッグバンドジャズのライブをやったりしてバタバタした週末も、日曜日はのんびりできます。
今日は早く目が覚めたので、X-T1を持って井の頭公園を散歩してきました。
そういえばこのところ1DXと大砲でばかり撮っていたので、X-T1はちょっと久しぶりかも。

まず出会ったのは朝で忙しいヒヨドリ。あいにくの曇りでしたが、相手は樹上なのでここは測光モードダイヤルをささっと切り替えてスポット測光へ。ISOだけオートにして、絞り開放、SSはとりあえず1/250で。マニュアル操作がやりやすいのはX-T1の美点です。
ちなみに色設定はシャープネス+1、ノイズリダクション-2にしてあります。全てプロビア、撮って出しです。


機種: X-T1
ISO: 1000
露出: 1/250 秒
絞り: 4.8
焦点距離: 200mm
フラッシュを使用: いいえ
XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS




なかなか凛々しい柴犬くん。このときはまたダイヤルを切り替えて連写モード、AFもC-AFへ。AFモード切り替えだけはカメラ前面にあるんですが、ここを頻繁に切り替える俺のようなタイプにとってはちょっと面倒ですね。さらに、ダイヤルが小さくてクリック感皆無なのは最悪。S→C→Mとあって、SからCに切り替えたいだけなのに、勢い余ってMまで行ってしまうことが最初のころはよくありました。ここは次期モデルでは絶対に改良していただきたい部分です。


機種: X-T1
ISO: 250
露出: 1/250 秒
絞り: 4.2
焦点距離: 110.3mm
フラッシュを使用: いいえ
XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS




弁天神社のそばのお茶屋では、大きなシェパードを2頭も飼っているのを初めて知りました。昔は柴犬っぽい和犬が2頭いたんですよね。早くお散歩に連れ出して欲しそうなシェパードたち。


機種: X-T1
ISO: 2500
露出: 1/250 秒
絞り: 4.8
焦点距離: 200mm
フラッシュを使用: いいえ
XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS




このときもC-AF + 連写モードへ。X-T1のC-AF連写ですが、だんだんコツがつかめてきました。最初はAFが大きく迷いますが、気にせずシャッターを押し続けてしまえばいいんです。あとはカメラが自分で合焦したら連写してくれますし、一度合焦したらほぼ追尾してくれます。カメラマンとしては、被写体をしっかりとフレーム内に収めることだけを気にしていればOK。EVFの視界と相まって、ちょっとビデオ撮影をしているような気分です。しっかりとフォーカスを合わせてから連写し始めなければならない一眼とは大きく違う部分ですね。そこはもう、そういうもんだと思って切り替えることが大事でしょう。


機種: X-T1
ISO: 640
露出: 1/250 秒
絞り: 4.4
焦点距離: 128mm
フラッシュを使用: いいえ
XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS




自分でしっかり合焦したことを確認しないと何となく不安ですが、コントラストAFは合ってしまえばガチピンです。カメラを信じてカメラ任せにしていい部分と、カメラマンがやるべき部分をしっかりと自覚するってことですね。
カメラの性能についていろいろ文句を言う人が多いですが、道具を使いこなすってそういうことじゃないでしょうか?(偉そう?(笑))そしてそこが面白いんですよね。
それにしてもこのミックスくん、可愛いです。


機種: X-T1
ISO: 640
露出: 1/250 秒
絞り: 4.4
焦点距離: 128mm
フラッシュを使用: いいえ
XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS




椿の花をついばみに来たヒヨドリ。それにしても今朝はヒヨドリばかりでした。この写真はトリミングしてあります。


機種: X-T1
ISO: 2500
露出: 1/250 秒
絞り: 4.8
焦点距離: 200mm
フラッシュを使用: いいえ
XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS




これぞ日本の柴犬、といったカンジの柴くん。ちょっと眠そう?


機種: X-T1
ISO: 200
露出: 1/250 秒
絞り: 4.2
焦点距離: 104.9mm
フラッシュを使用: いいえ
XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS




このときもそうでしたが、ポーズつけてもらうのもあまり好きではないので、わんこを撮るときはもっぱらC-AF連写で自然な表情を狙います。これなんかはちょっとフレーミングが微妙ですが、まあそれも味かと(笑)。


機種: X-T1
ISO: 200
露出: 1/250 秒
絞り: 4.2
焦点距離: 104.9mm
フラッシュを使用: いいえ
XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS




そしてまたヒヨドリ。でもグレーな空模様にグレーなヒヨドリはなかなか合います。


機種: X-T1
ISO: 500
露出: 1/250 秒
絞り: 4.8
焦点距離: 200mm
フラッシュを使用: いいえ
XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS




連れ立ってお散歩中のコーギーくん。短い足を一生懸命動かして歩いているのがなんとも可愛い。


機種: X-T1
ISO: 250
露出: 1/250 秒
絞り: 4.8
焦点距離: 200mm
フラッシュを使用: いいえ
XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS




このときの連写はほぼ10枚ピントが来てくれたので、せっかくなのでGIFアニメに合成してみました。
最後の2枚くらいはちょっとだけピンずれですが、十分です。
X-T1の動体追尾に関しては、かなりな部分掴めたような気がしますね。





すっかり(飼い主さんと)顔なじみのレオンベルガーくんにまた会いました。
またさらに巨大になって、立ち上がると2m近く、体重は80キロあるそうですが、まだまだ子供気分が抜けきらない甘えん坊で、人を見ると遊んでもらおうと突進してきます。
たいていの犬たちとは仲良くする俺ですが、事故になりかねないので彼にだけは近寄れません(笑)。


機種: X-T1
ISO: 400
露出: 1/250 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 95mm
フラッシュを使用: いいえ
XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS




いやあそれにしても立派だ。
いつかジャージでも着て完全装備で、彼とプロレスごっこしてみたいもんです。勝てませんが。


機種: X-T1
ISO: 200
露出: 1/250 秒
絞り: 3.7
焦点距離: 70.5mm
フラッシュを使用: いいえ
XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS




最後は打って変わって「カゴの犬」くんです。


機種: X-T1
ISO: 320
露出: 1/250 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 55mm
フラッシュを使用: いいえ
XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS


というわけで、すっかり池の水も元通りになった井の頭公園でわんこ達とヒヨドリでした。
そうそう、光洩れ問題がネットをにぎわせているX-T1ですが、俺の個体はとりあえずその症状は出ませんでした。工業製品ですから、ある程度個体差があるのは仕方ないのかもしれません。
俺の場合それより、たまにバッテリーグリップの接触が甘い気がする(グリップ部バッテリーが認識されないことがある)方が気になります。
ますます気に入ってますけどね!


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善福寺の春の野鳥たち

よく晴れた金曜日の朝、善福寺公園へ出かけてみました。そろそろ野鳥たちも春を迎えて活動的になってくる季節です。
ペアリングの姿なんかも見られるんじゃなかろうか、という期待を込めて。
機材は1DX+ヨンニッパ、X-T1+55-200の2台体勢です。

まず見つけたのがツグミの姿です。地面に降りて何かをついばんだり。大きさも行動も、ムクドリによく似てますね。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 500
露出: 1/3200 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM




池のほとりに来てみると、なにやら見慣れない小鳥がさかんに飛び回っています。大きさはスズメくらいかな?
レンズを通して見てみると、すぐにエナガだとわかりました。エナガに会うのは初めてだけど、ちょっと前にネット上で冬のエナガが可愛い、と話題になってましたよね。ちなみに真っ白で可愛い北海道のエナガは、シマエナガだそうです。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 5000
露出: 1/2500 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER x2 III



機種: Canon EOS-1D X
ISO: 3200
露出: 1/2500 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER x2 III




そのまま池の周りをぐるっと回ってみると、先日蕾をつけていた梅の木(だと思っていたら河津桜という早咲きの桜の品種だそうです)がキレイなピンクの花を咲かせていて、そこにメジロのペアが来ていました。
人をあまり恐れないメジロなので、思いの外近くから撮ることができて、ラッキー。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 1000
露出: 1/1250 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER x2 III



機種: Canon EOS-1D X
ISO: 500
露出: 1/1250 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER x2 III


メジロたちは桜の花の蜜を吸いに来ているようでした。クチバシの周りを花粉で真黄色にしながら、次から次へと忙しく花の蜜を吸っています。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 4000
露出: 1/2500 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER x2 III



機種: Canon EOS-1D X
ISO: 400
露出: 1/2000 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER x1.4 III



機種: Canon EOS-1D X
ISO: 1250
露出: 1/2000 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER x1.4 III



機種: Canon EOS-1D X
ISO: 250
露出: 1/2000 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER x1.4 III




動きの素早いメジロですが、X-T1でも撮ることができました。あえてフィルムシミュレーションをベルビアにしてみたんですが、やっぱりちょっと色が濃すぎますね。プロビアのまま撮ればよかったな。


機種: X-T1
ISO: 250
露出: 1/1600 秒
絞り: 4.8
焦点距離: 200mm
フラッシュを使用: いいえ
XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS



機種: X-T1
ISO: 250
露出: 1/1600 秒
絞り: 4.8
焦点距離: 200mm
フラッシュを使用: いいえ
XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS




たまに桜の写真を撮ろうと人がやって来ると逃げていくんですが、またすぐに戻ってくるのでたっぷりと桜とメジロのコラボを撮影することができました。
その後はこんな猫くんも撮影。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 125
露出: 1/1600 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM




そしてまたエナガに会いました。おちょぼ口と真ん丸な頭が可愛いなあ。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 400
露出: 1/2000 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER x1.4 III



機種: Canon EOS-1D X
ISO: 500
露出: 1/2000 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER x1.4 III



機種: Canon EOS-1D X
ISO: 400
露出: 1/2000 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER x1.4 III



そんなわけで、いろんな野鳥たちに会えてとても満足な日でした。
まさかこの後午後から東京に雪が降るとは夢にも思いませんでしたけどねえ(笑)。


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改めて1DXについて


機種: X-T1
ISO: 6400
露出: 1/40 秒
絞り: 8.0
焦点距離: 35mm
フラッシュを使用: いいえ
XF35mmF1.4R


野鳥や野生動物の撮影においても、スポーツ撮影の仕事においても、ゆるぎない主力として働いてくれてますEOS-1D X。(Canonの商品表記どおり(笑)それにしてもCanonもこの表記を頑なにやめませんな。フラッグシップだけはハイフン付きのEOS-1であると)2012年の8月の終わりに購入して以来、今月で1年半使用してきて、現在までのシャッター回数は7万5千に達するそうです。(1DXはシャッター回数も教えてくれます)
その間、シャッターユニットの初期不良、倒して壊した自爆修理、シャッターユニットグリースのリコールと3回もサービスセンターのお世話になってますが、実際の撮影に際しては全く何の問題もなく、依然として信頼すべき相棒です。
いつも新たに購入したときばかり感想を書いてますから、たまには使い続けてるカメラのインプレッションも書こうか、というわけで、1年半記念、1DXインプレッションです。


機種: X-T1
ISO: 6400
露出: 1/40 秒
絞り: 6.4
焦点距離: 35mm
フラッシュを使用: いいえ
XF35mmF1.4R


つい先日、ライバルNikonからD4の改良型であるD4sが発表されましたが、Canonからはいまのところ何の動きもありませんね。今年1月にファームウエアのアップデートがあっただけです。
使用してる側としては、それも全くの納得です。ファームアップでさらに使い勝手がよくなり、何の不満もない素晴らしいカメラですから。特にファームアップで追加された、マニュアルモード時の露出補正はホントに助かる!まさに現場の声を聞いた改良でした。

1DXの凄さと言ったら、何といってもAFですね。合焦の速さ、正確さ、動体追尾、暗所合焦、どれを取っても現在手に出来るあらゆるカメラの中でもナンバーワンなんじゃないでしょうか。(D4sはおそらく追いついて来てるでしょうけどね)
さらにAFの動き方の特性を、6種類の撮影条件の中から選んでさらにそれをカスタマイズできる。被写体の前を邪魔者が横切るときなど、そのまま粘るのか、素早く被写体をチェンジするのか、そういった特性を自分好みに調整すれば本当にストレスなく撮影することができます。
例えば野球を撮影しているとき、バッターにフォーカスしていても、盗塁があれば素早くセカンド方向へカメラを振って親指フォーカスすればその瞬間に合焦するので、カメラマンはタッチするショートに合わせるのか、滑り込んだランナーに合わせるのか、それを選ぶ時間的余裕すらできます。
失敗写真になったとすれば、それは慌てたカメラマンのせいです(笑)。


機種: X-T1
ISO: 6400
露出: 1/40 秒
絞り: 6.4
焦点距離: 35mm
フラッシュを使用: いいえ
XF35mmF1.4R


画質に関しても何の問題もありません。5D3と併用していても、5D3は2230万画素、1DXは1810万画素と5D3の方が高画素ですが、実際に撮影した写真を見比べてみても全く違いは感じません。むしろ俺個人としては1DXの写真の方が好ましく感じられます。5D3は若干彩度が高く、派手な画作りですが1DXはナチュラルです。Jpeg撮って出しの現場の場合、1DXのJpegの方が俺は好きです。
ホワイトバランスの精度が高いのはCanon機に共通した美点ですね。屋外においても室内においても、ホワイトバランスはオートのままで安心して使えます。自分でいじってもろくな結果になりませんから(笑)、むしろオートのままにしておくべきだと俺は思います。どうしても色味を変えたい人は、RAWで撮っておいてPC上で微調整したほうが絶対にいいです。
高感度耐性についても言及しなければなりません。ISO6400までなら何のためらいもなく上げることができますし、場合によってはISO10000までだって使います。さすがに12800になるとちょっと覚悟がいりますけどね。でもそれでも十分実用半以内です。ちなみに俺は、ISOオートの高感度限度は12800にしてます。


機種: X-T1
ISO: 6400
露出: 1/40 秒
絞り: 6.4
焦点距離: 35mm
フラッシュを使用: いいえ
XF35mmF1.4R


俺の1DXも、シャッターボタン周りに若干の傷がついてきましたが、それ以外に大きな傷は見当たりません。そういった塗装の強さも含めたボディのタフさも、1DXの強みですね。5D3より明らかに傷がつきにくく、実感として丈夫です。(5D3は傷だらけです……)屋外で活動するカメラマンにとって、丈夫なボディの安心感はとても大事です。いままで雪の降る中、雨の降る中、炎天下の野外でも使用してきましたが、カメラに不具合が起きたのは知床の流氷の船の上だけでした。(あのときはちょっとがっかりしましたが……)でもその後、真冬の深夜に8時間粘ったときは何も起きませんでしたから、あれはほんのはずみだったんでしょう。そう思うことにします(笑)。

そんなわけでこれといった不満もない素晴らしいカメラである1DXですが、もちろん改良してほしいポイントはいくつかあります。まずなによりも軽量化してほしいと思いますが(笑)、もうひとつが、ボディ前面、レンズマウントの根元にあるファンクションボタンですね。手の大きい人、指の長い人はいいかもしれませんが、標準的成人男性より手が小さいと思われる俺にとっては、ボタンが遠すぎて使えません。中指部分のグリップのえぐりをもうちょっと深くしていただけるといまよりはマシだと思うんですが……。

小さな不満はそれくらいです。そしてこの後は不満というよりご提案(笑)になると思うんですが(Canonの人がもしこの記事を見てたら、の話ですが……)次モデルに向けての俺の要望です。
それは、縦位置グリップについて、です。これは前にも書いたと思いますが、縦横のグリップ位置をそろえて欲しいんです。
まず写真を見てください。これは通常の横位置で撮影している場面です。


しっかりと右脇を締めて構えることができますよね。当たり前ですが。それに比べて次の写真は縦位置です。


横位置に比べて右手が上がり、脇が開いてしまっています。この姿勢で長時間撮影を続けると、右肩の疲労感がかなりなものになりますし、写真も安定しません。(俺はこの姿勢で1万枚とか撮ったことがありますが、死にました……)
もちろん、いまのカメラの形状からはこうなってしまうのが必然なんですが、究極のカメラたる「EOS-1」ならば、そこに妥協しないでいただきたいと思うわけです。
例えば、縦位置グリップ部分をスライドして、下方向にずらすような機構が加わったら、縦横のグリップ位置を統一することができますよね。それが実現できたら、かなりなイノベーションだと思うんですけどねえ。
もちろん、強度的な問題はあるでしょうし、なかなか難しいとは思いますが、切なる俺の願いです。
だってせっかく標準で縦位置グリップがあるフラッグシップ機なんですから、縦位置の使い勝手をさらに高めるべきだと思うんです。それができたら、「さすがCanon!」と世界が喝采すると思うんだけどな〜(笑)。

そんなわけで、夢の改良点は置くとすれば、1DXは最高のカメラといえます。もしいま、値段を理由に購入を迷ってる人がいたら、迷うことなく買え!とケツを蹴ることを俺はためらいませんね。
あとの俺の願いは、あと5年は長持ちしてくれ!ってとこでしょうか(笑)。


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センサーサイズについてまとめてみた

センサーサイズ比較図

デジタルカメラというのは、大前提として、フィルムの替わりに ”画像素子(センサー)” を使っているカメラのことをいいます。フィルムは当然ながら入れ替えて使うものですが、デジカメのセンサーは取り換えられません。だからこそ、デジカメを選ぶときはまず第一に、そのカメラのセンサーはどんなものなのか、それをしっかりと確認する必要があるわけです。
ここで改めて、備忘録も兼ねてデジカメのセンサーサイズというものをまとめてみたいと思います。初心者の方にもご参考になれば、と。

上の図は、ITmediaさんの記事からお借りしたデジカメのセンサーサイズの比較図です。デジカメのセンサーには、いろんな大きさがあることがわかると思います。いろんなカメラに入れるフィルムには統一した規格が必要でしたが、埋め込み式のデジカメのセンサーは好き勝手な大きさにしていいわけです。だからこそ、いろんな理由からさまざまなセンサーサイズが乱立する現状なわけです。

「フルサイズ」というのは、フィルム時代のフィルムと同じ大きさのセンサーのこと。36mm x 24mmの、ロール状に巻いてあったフィルムの1枚分の大きさです。NikonではこのサイズのことをFXフォーマット、と言いますな。Nikon以外の各メーカーではほぼ「フルサイズ」で統一されています。Canonの1DX、5DMarkIII、6Dと、NikonのD4、Df、D800、D610などの大型の一眼レフに採用されていますが、唯一SONYはミラーレスのα7、レンズ固定式のRX1にもフルサイズセンサーを採用してます。いずれにせよ、現在フルサイズセンサーのカメラをラインナップしてるのは、Canon、Nikon、SONYの3社のみです。

それに対し、「APS-C」というのはフルサイズよりひと回り小さいフォーマットです。そもそもは、まず最初にデジカメのセンサーを作ろうとしたときに、従来のフィルムと同じ大きさのセンサーにしたんじゃコストもかかるし技術的にも大変、だったらそれよりちょっと小さなサイズにすればいいんじゃね? ということでできたフォーマットです。(むちゃくちゃ乱暴な物言いですが(笑))しかし、これが実にいい感じのサイズ感で、現在でもほとんどの一眼デジカメに採用される主流のフォーマットとなっています。CanonとNikonのエントリークラスからミドルクラスの一眼レフ、ペンタックスの全ての一眼レフもそうですし、ミラーレスカメラでもCanonのEOS M、富士フイルムのXシリーズがAPS-Cを採用しています。
レンズ固定式コンデジでは、RicohのGR、NikonのCOOLPIX A、シグマのDPシリーズがAPS-Cで、「高級コンデジ」という新しいジャンルを形成しています。

本題に入る前が長くなってしまったので以後飛ばしますが(笑)、フォーサーズのセンサーは現在は全てマイクロフォーサース、となっていますがセンサーサイズは同一です。(フォーサーズをさらにコンパクト化するための改良版がマイクロフォーサース、だと思ってください)OLYMPUSとPanasonicが提唱したミラーレスカメラのためのオープン規格で、APS-Cよりさらに小さなセンサーサイズになっています。1インチ以下は省略させていただきますが(笑)、ほとんどのコンパクトデジカメは1インチ以下の小さなセンサーを採用しています。改めて上の図を見ていただきたいんですが、ずいぶん大きさ、面積の違いがあるもんです。

そんなわけでようやく本題に入りますが……ことほどさようにデジカメにはいろんなセンサーサイズがあって、カメラ選びの最大の検討要因となっているわけですが、ではセンサーサイズの違いによってどんなメリット、デメリットがあるのか。
大きなセンサーサイズのメリット、それはむちゃくちゃ乱暴に言い切っちゃうと

センサーサイズが大きいほど画質が良い

ということです。もちろん一概には言えないかも知れませんしいろんなご意見があるのは承知してますが、しかし、やっぱり大前提としてセンサーサイズは大きい方が画質がいい、ということは事実です。
(ここでは解像度、高感度耐性、ボケ量、ダイナミックレンジ、各収差などひっくるめて「画質」と言わせてもらってます)
じゃあ、なるべく全部のカメラがフルサイズになるべきなのか?いやそれだったらフィルムサイズにこだわらずフルサイズよりもっと大きなセンサーサイズにすればいいじゃん?だって誰だって画質がいい方がいいに決まってます。

ところが、センサーを大きくするということは、それを包むカメラボディのサイズはさらに大きく重くなるということです。レンズのことも忘れちゃいけません。大きなセンサーに光を導くためのレンズは太く大きくなり、どんどん重たくなっていく。コストだってどんどん上がっていきます。ボディだけでン十万、レンズだってン十万です。大きさ重さの物理的側面と、コストという経済的側面、このふたつの要因からこれ以上大きなセンサーを追求するには現状として限界があるわけです。

逆に言うと、APS-C→フォーサーズ→1インチ…とセンサーサイズが小さくなっていくにつれ、物理的、経済的リスクも小さくなっていきますが、画質もそれなりになっていくわけで、どの辺のバランスをよしとするか、それがカメラ選びというものの本質なわけですよ。
あともうひとつ、小さなセンサーのメリットとして「望遠に強い」というのがあります。同じレンズの画角だったら、小さなセンサーの方が小さい範囲を切り取ったものを拡大して見ることになるわけで、より遠くのものを大きく写せるというメリットはあります。野鳥撮影やスポーツ撮影では、このメリットは案外無視できないんですよね。しかしこれも、用途次第です。望遠より広角が欲しいという人にとっては、広く写らないことはデメリットになるわけですから。

というわけで、俺自身もAPS-C一眼からフルサイズへ移行し、フルサイズ一眼とAPS-Cミラーレス、APS-Cコンデジというラインナップに落ち着いている現状なわけですが、スポーツ撮影の仕事の現場ではフルサイズじゃキツイなあ、と思うこともありまして、センサーサイズ問題はいつまでたっても悩ましい問題です。
これからカメラを購入しようか、という方は、よーくカメラのスペックを見比べて、センサーサイズをしっかりと確認して購入していただきたいと思うわけです。

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