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善福寺公園の鳥たち

先週は、大砲を担いで善福寺公園へ鳥を撮りに行ってきました。
(ぜんぜん関係ないけど、『鳥を撮りに行く』って変換機能テストの例文になるね(笑))

まずは21日の水曜の朝ですね。まだ1DXが修理から戻ってこないので、ヨンニッパを担当したのは5D3です。
まずはオナガガモ。水面がキレイに反射しているのは朝の光ならではですね。

機種: Canon EOS 5D Mark III
ISO: 250
露出: 1/2000 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS Ii USM




つづいてこちらは、チュウダイサギでしょうか。日本で冬を越すことに決めたのかな?
強い風で乱れた飾り羽根が逆光でキレイに映えてます。水面の反射もステージライトみたいですよね。

機種: Canon EOS 5D Mark III
ISO: 640
露出: 1/2000 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS Ii USM + EXTENDER EF2×III




同じ個体で、ちょうど別のクイに飛び移ったところ。手前の紅葉がちょうどよく画面に被って、秋らしい色合いになってますね。

機種: Canon EOS 5D Mark III
ISO: 320
露出: 1/2500 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS Ii USM




こいつは一緒にいた別の個体で、もしかしたらダイサギなのかな?ちょっと小柄なチュウダイサギにちょっかい出しては嫌われているようでした(笑)。
オレンジ色はこれも手前にある紅葉です。秋色、ってことで。

機種: Canon EOS 5D Mark III
ISO: 1000
露出: 1/3200 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS Ii USM




これもダイサギくん。あらよっと手前のクイに飛び移る瞬間です。

機種: Canon EOS 5D Mark III
ISO: 1600
露出: 1/1600 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS Ii USM + EXTENDER EF2×III




そして、翌22日には1DXも無事修理から戻ってまいりました。23日は友人バンドの撮影お仕事、24日はビッグバンドジャズのライブなどがありまして、また早起きして善福寺公園に出かけたのは25日の日曜日になりました。

こちらは後ろ姿ですが、木の上で睥睨するアオサギ。羽を広げるとツルみたいですね。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 640
露出: 1/1600 秒
絞り: 6.3
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS Ii USM + EXTENDER EF2×III




こちらは横向き。いい天気だったので影がキツイですが、これでもRAW現像時コントラスト調整で精いっぱい軽減しているんですよ。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 800
露出: 1/1600 秒
絞り: 6.3
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS Ii USM + EXTENDER EF2×III




おなじみのダイサギくんでしょうか。水の中にいる獲物にロックオンしております。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 2000
露出: 1/2000 秒
絞り: 7.1
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS Ii USM + EXTENDER EF1.4×III




こちらはチュウダイサギかな。ダイサギくんの攻勢を避けて、この日は大きな木の下で日向ぼっこでした。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 2500
露出: 1/2000 秒
絞り: 7.1
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS Ii USM + EXTENDER EF1.4×III




そして、この日はなんと久しぶりに、カワセミに会えました。サギたちに比べて、なんとカワセミの小さくて素早いこと!でもやっぱりキレイな、水辺のスターですね。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 3200
露出: 1/2000 秒
絞り: 7.1
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS Ii USM + EXTENDER EF2×III




文字通り「弾丸のように」水面を目差すカワセミくん。もちろんひとえに、1DXの連写性能のおかげです。
もうちょっとビシッとピンが来てると最高だったんですけどね(笑)。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 1250
露出: 1/2000 秒
絞り: 7.1
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS Ii USM + EXTENDER EF1.4×III




なにか小魚をゲットしたようで誇らしげなカワセミくん。「やったぜ!」と言ってます。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 1000
露出: 1/2000 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS Ii USM + EXTENDER EF1.4×III




またまた獲物をゲットして、水面から飛び上がった直後のカワセミくん。これももうちょっとピンが完璧だったらねえ〜(笑)。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 800
露出: 1/2000 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS Ii USM + EXTENDER EF1.4×III




というわけで、善福寺公園の鳥達でございました。カワセミが狩りをするポイントもわかったので、次回はもうちょっと光の条件のいい撮影場所を選んで、さらに完成度の高いカワセミ写真を撮りたいなと思っております。カワセミにハマる鳥屋さんたちの気持ちがちょっとわかった今回の撮影でございました(笑)。


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多摩動物園:トラとオオカミ

多摩動物園では、トラとオオカミが隣り合ってまして、ベンチもあったりして粘って写真を撮るには最適なロケーションとなっております。
まん中あたりに座ってればどちらも見れますからね。
どっちも気まぐれな肉食動物ですし、用事がなかれば寝てることが多いですから、活動しているところを撮ろうとすると必然的に多少なりとも粘る必要があるわけです。
しかしこの日はちょうどエサの時間が近かったんでしょうか。どちらもそわそわと動き回っていまして、「寝姿」じゃない写真を多数撮ることができました。
こんなカンジです。




機種: Canon EOS-1D X
ISO: 800
露出: 1/1250 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM





機種: Canon EOS-1D X
ISO: 400
露出: 1/500 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM





機種: Canon EOS-1D X
ISO: 500
露出: 1/500 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM





機種: Canon EOS-1D X
ISO: 640
露出: 1/500 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM





機種: Canon EOS-1D X
ISO: 500
露出: 1/400 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM





機種: Canon EOS-1D X
ISO: 125
露出: 1/400 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM





機種: Canon EOS-1D X
ISO: 500
露出: 1/1250 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM



特にオオカミなんかは、冬毛が生えそろう寒い季節の方がキレイですね。
そんなカンジの多摩のオオカミとトラでございました。


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多摩動物園:オランウータン

多摩動物園のオランウータンといえば、この動画で一躍有名になりましたね。





今回の主役は、上の動画にも登場しているオランの子供です。窓越しにオランを観察できるところにやってきて、人間の子供とコミュニケーションを取ろうとしていました。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 800
露出: 1/400 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM



「ねえねえ、もっと遊ぼうよ」


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 640
露出: 1/400 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM



今度はお姉さんと見つめ合ったりして。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 800
露出: 1/400 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM



「やれやれ、子供は無邪気でええのう……」


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 640
露出: 1/400 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM



ほとんど人間にしか見えない、多摩のオランウータンでした。


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多摩動物園:ユキヒョウ

レッサーパンダ舎のちょい手前にいるのがユキヒョウたちです。
先日、突然の不幸があった多摩のユキヒョウ家族ですが、1歳半にならんとする三兄弟は元気です。まだまだ子供っぽさを残して、落ち着いていたと思ったら突然じゃれだしたり。仲良く暮らしてるようです。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 1000
露出: 1/1250 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM





機種: Canon EOS-1D X
ISO: 1000
露出: 1/1250 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM





機種: Canon EOS-1D X
ISO: 1600
露出: 1/1250 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM





機種: Canon EOS-1D X
ISO: 1250
露出: 1/1250 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM





機種: Canon EOS-1D X
ISO: 500
露出: 1/400 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM



絶滅危惧種の子孫として、これからも元気に成長してほしいものです。
多摩動物園のユキヒョウ三兄弟でした。


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テーマ: 動物の写真 | ジャンル: 写真

多摩動物園:レッサーパンダ

さて、そんなわけで、1DX破損に至るまでの動物たちの写真をご覧ください。
まずはレッサーパンダ。多摩動物園では最も奥まったところにいて、微妙に日陰の存在。奥までお客さんを誘導する「客寄せレッサーパンダ」としての役割を負っているのかもしれません。
そんな多摩のレッサーは他の動物園と比べても比較的近くで観察できるんですが、そこをあえてヨンニッパの大砲で狙ってみました。



機種: Canon EOS-1D X
ISO: 2000
露出: 1/400 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM




機種: Canon EOS-1D X
ISO: 1600
露出: 1/400 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM




機種: Canon EOS-1D X
ISO: 1250
露出: 1/400 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM




ちょうど飼育員さんによるおやつタイムにあたりました。リンゴが欲しくて群がる「クレクレ」レッサーたち。ちなみにレッサーはあまり人に慣れる動物ではなく、こうして寄ってくるのはエサをもらうときだけだそうです(笑)。


機種: Canon EOS 5D Mark III
ISO: 160
露出: 1/100 秒
絞り: 3.2
焦点距離: 123mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM



多摩動物園のレッサーパンダでございました。


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テーマ: 動物の写真 | ジャンル: 写真

1DX、重症

本日、多摩動物園に行って写真を撮ってきたわけですが、その写真はまたのちほどアップいたします。
まずはその前に、反省を込めてご報告。
自分のずぼらのおかげで、1DXを破壊してしまいました(笑)。

そもそもの発端として、本日の装備がひとつ原因としてあげられます。
1DXにヨンニッパ、一脚をつけたものをメインに、サブとして5D3に70-200mmをつけたものを肩から下げてたわけですね。当然、一脚ですから、サブカメラを使うときには1DX+ヨンニッパは自立してくれません。そのときは一脚をたたんで、ヨンニッパをフードを下にして立てた状態で地面に置いたりしてました。

しかし、撮影が進んでいくにつれ、最初の用心が次第にいい加減になっていきます。一瞬だからいいや、と一脚をたたまずにヨンニッパを地面に立てて置いてみたりしたのが運の尽き。
そうです。夢中になって5D3で撮影してるうちに、長く伸びた一脚を自分で蹴飛ばしたんです。

運の悪いことに、その直前の撮影で、三脚座を回転させて縦位置で撮影したあとでした。一撃を加えられてバランスを失ったヨンニッパが横倒しになるときに、縦位置のまま、1DXのペンタ部がモロに地面に叩きつけられる結果になったわけです。
その結果……。





まるで正面から銃撃されたように、1DXのペンタ部が陥没してしまいました……。
見事なまでに破壊されてます。





さすがの堅牢を誇るマグネシウムボディも、こうなってしまってはどうしようもないですね。ひどいことになってます。





ヨンニッパがほとんど無傷だったのが不幸中の幸い、と言いましょうか。1DXもダメージがあるのはこの部分だけで、他の部分はキレイなもんです。それがまた切ない……(笑)。

ちなみに、この状態でもレンズを付けてシャッターを切ってみたら、普通に撮影できました。どこかから光が漏れてる様子もないですし、動きのおかしいところもないようです。やっぱりさすがに頑丈にできてますね。びっくりしました。

この1DX、実は購入当時シャッターにちょっと引っ掛かりがあって、先月にボディの上部ユニットを交換修理したばかりだったんです。この様子では、またボディ上の部分をユニット交換でしょうか。
こういうことって続いちゃうもんなんですねえ。

しかしですよ。そもそも何がこの惨劇を招いたかといえば、自分のズボラさです。一脚を伸ばしたまま、カメラを下に置くなんてことはしちゃいけません。深く反省し、二度とこんなことのないように気をつけますです、はい……。

肝心の1DXの修理は、購入時に修理保証サービスに入っていたので、それで何とかなると思います…何とかなるよなあ?(汗)

秋の北海道撮影旅行(その4)

実は知床2日目の昼間に、俺はある人物に連絡をとっていました。
吉祥寺の大先輩カメラマンM氏が「知床にいるならこの人に電話したらいいよ」と、知床の写真関係のある方の連絡先を教えてくださってたんです。もっと早くに連絡すればよかったんですが、一面識もない人にいきなり電話するのも……と小心者の俺は躊躇していました。
しかし、明日はもう知床最終日なのに、ヒグマと会えそうな気配もなし。やはり地元の人の情報を得るしかありません。いよいよ追いつめられて、意を決して電話をしたわけです。

昔M氏のアシスタントをされていて、いまは羅臼に戻っているというT氏。ご自身も羅臼をテーマにした写真集を出されている先輩カメラマンです。その夜、わざわざ俺の宿泊するホテルまで来てくださったT氏は、とても気さくな方で俺は一安心(笑)。
知床の自然のこと、知床で動物写真を撮るということ、羅臼の現状など初対面なのにもかかわらず(そしてシラフなのにもかかわらず(笑))会話は楽しく弾みました。そしてT氏はその場で知り合いに電話して、いまならココでヒグマに会える、という情報を提供してくださったわけです。
現在羅臼で、地元の重要なポストでお仕事をされてるというT氏。お忙しいところを時間を割いて俺なんぞの相談に乗っていただき、ホント感謝感謝、です。もちろん、吉祥寺の大先輩M氏にも大感謝、なのでした。

そしてそして、翌日です。知床横断道路が通行止めになってないかかなりヒヤヒヤもんだったんですが、無事ゲートも開きました。知床五湖に近い、教えていただいたスポットに大急ぎで向いました。
天気はとても不安定。晴れたと思ったら突然雨が降ってきて、そしてまた晴れる、というカンジ。とりあえず、大急ぎでレインウエアを着込んで、1DXにヨンニッパ、エクステンダー1.4を装着して、ジッツォの一脚で熊の出現を待ちます。

誰もいない海辺の川原で、1時間半ほど待ち続けたときです。山の上方の道路で、観光バスが不自然に停車しました。その様子を見て、最初はピンと来なかったんですが、さすがに気づきましたね。これは出たんだ!と。
ゴロゴロの岩だらけの川原を上流に向かって急いで歩いていくと、いました。200メートルほど先だったでしょうか。茶色い何かが動いていました。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 1250
露出: 1/640 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF1.4×III




機種: Canon EOS-1D X
ISO: 1250
露出: 1/640 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF1.4×III




前回9月に来たときは、観光船に乗って海の上から海辺にやってくるヒグマを見ることはできたんですが、今回は同じ川原で、まさに遭遇といったカンジで、さすがに興奮しました。夢中になってシャッターを切ってましたが、それと同時に、自分の目の前の川原や、背後に突然別のヒグマが現われる可能性もあるってことを強く実感して、周囲をキョロキョロ見回しながらの撮影でした。冷静だったというより、やっぱりビビってたということなんでしょう。
ファインダーの中のヒグマと目が合って、こちらに向ってヒグマが歩き出したときは、まだまだ距離はあるのに、「ヤバいヤバいヤバい」と慌てて逃げましたから(笑)。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 1000
露出: 1/640 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF1.4×III




冷静に写真を見てみると、これはまだ子グマですよね。
だからあれほど慌てる必要はなかったといまは思えますが、やっぱり現場では興奮状態にあったんでしょうね。
なんかこう、やたらに巨大な生物がすぐ向こうにいるみたいな気がしてました。崖の上には観光バスがいたんですが、川原にいるのは俺ひとりで、ひとりでやたらと危険な現場にいるような気がしてました。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 1250
露出: 1/640 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF1.4×III




機種: Canon EOS-1D X
ISO: 1600
露出: 1/640 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF1.4×III



気がつけば、自分だけは合羽を着てましたが、カメラはずぶ濡れ。慌てて車に戻ってタオルで拭きましたが、さすがに1DXとヨンニッパはびくともしませんね。少々雨に濡れても平気という安心感は、やっぱりフィールドでは大事です。待ち続けた野生動物がやっと現れたときに、カメラの状態なんて気にしてられないですから。

とまあ、ともかくも野生のヒグマを撮影することができました。実際に撮影していた時間はほんの数分だったと思いますが、自分のなかではもうお腹いっぱいになりまして(笑)、知床五湖ネイチャーセンターでひと休みして、その足で帰路についたのでした。
(帰りも帯広で一泊、苫小牧からフェリーの長旅でした……)
以上、この秋の北海道撮影旅行の顛末でございました。


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秋の北海道撮影旅行(その3)

さて翌日、知床横断道路の通行止めも無事解除されたので、羅臼の宿を出てウトロ方面に向いました。
下の地図でいうところの、青い地図マーカーから赤い地図マーカーの方面に横断して行ったわけです。
赤い地図マーカーのウトロにたどり着く手前に、知床五湖方面に行く道があります。(青いピンが知床五湖)
その道が、知床横断道路から知床半島の奥地方向へ向う唯一の道です。そしてそこからさらに奥地に、カムイワッカ湯滝(緑のピン)と呼ばれる温泉の滝がありまして、そこが正真正銘車で行ける最奥地になります。
9月に訪れた時には、カムイワッカ方面は時期的に通行止め、知床五湖を巡る遊歩道もヒグマの出現により通行止め、と不運だったので、今度こそは、のリベンジというわけです。今回は運良くどちらにも行くことができました。



より大きな地図で 知床半島 を表示



まずはカムイワッカ方面に進んでいきました。さすがにこの道は舗装されておらず、でガタガタの山道です。このところ雨が降ったり止んだりの知床地方なので、あっという間にレガシィは泥だらけになりました(笑)。
夢にまで見た知床の原生林を縫って走る道、右を見ても左を見ても見事な自然です。もしかしたらヒグマが現われるかもしれないとゆっくりゆっくり車を進めていくと、路肩になにやら茶色い物体が。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 2000
露出: 1/250 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 360mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III



なるほど、これがかの有名な「おねだりキツネ」ですね(笑)。
しかしまあ、大あくびしちゃって緊張感ないなあ……。
もっと市街地でおねだりするならわかりますが、この知床の奥地においてもこのていたらくとは。こうして待っているということは、エサをあげちゃう観光客が確かにいるんだってことがわかります。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 1250
露出: 1/250 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 365mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III



車を止めて写真を撮っていると、おねだりくんもそろりそろりとこちらに近寄ってきます。
おいおい、そんなに人間に近寄っちゃダメだろ……。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 400
露出: 1/250 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 365mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III



おねだりくんはまったく人を恐れる様子を見せず、車から下りてもすぐそばまでやってきました。手を伸ばせば触れるくらいのところまで来るので、こっちがちょっと怖くなるくらいです。なんといっても野生動物ですからね。気を許すと危険です。
おねだりくんは車のまわりをかぎまわって、どうやらコイツは何もくれない、と納得したら去って行きました。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 400
露出: 1/250 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 185mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III



その後カムイワッカの滝を鑑賞して、でこぼこ林道をまた戻りました。今度は知床五湖の遊歩道へ向います。五湖、と言っても小さな沼が寄り集まってる湿地帯、といったイメージ。しかし、知床の原生林の中を歩けるオフィシャルな場所はここだけなので貴重です。
(地図は知床五湖HPより)



この日は、5番目の湖から逆にたどる『Aルート』を歩きました。ゆっくり歩いて1時間くらいの道のりです。
ただし、ここを歩くには、知床五湖フィールドハウスでレクチャーを受ける必要があります。なんせここはモロにヒグマの生息地ですから。ヒグマと出会わないための心得、もし出会ってしまったらどうするか、10分ほどのビデオとインストラクターの説明を受けてから歩き出すことになります。
もし遊歩道にヒグマが出たら、その日は通行禁止になります。9月に訪れたときは運悪く通行禁止になってしまっていたんですが、この日は大丈夫でした。ただし、熊よけスプレーはしっかり懐に入れてあります(笑)。


これは確か2番目の湖だったかな?白鳥の親子がのんびりと食事中でした。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 800
露出: 1/800 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 260mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III



この鳥はなんて鳥かなあ。調べたんだけどわかりませんでした。知ってる人教えてください(笑)。
ご指摘いただきました。おそらくミヤマカケスですね。仁さんありがとうございます。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 10000
露出: 1/1000 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 365mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III



着地の瞬間!


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 8000
露出: 1/1000 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III



これはたぶんアカゲラでしょうか。コツコツ木をつつきながら忙しく飛び回ってました。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 4000
露出: 1/1000 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 380mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III



白、黒、赤のカラーリングがハイセンス。紅葉の森によく似合う鳥でございます。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 4000
露出: 1/1000 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III



一湖まで戻って高架木道に上ってみると、すぐ近くにエゾシカが来ていました。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 1600
露出: 1/1000 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III



遠くの方にもオスのエゾシカが。なかなか絵になりますね。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 2000
露出: 1/1000 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 365mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III



そんなわけで、その日は知床五湖方面を満喫して終わりました。動物たちにもたくさん会えたし、なかなか充実した日でございました。しかし、目的のヒグマにはまだ会えず、いよいよ明日は最終日です。果たしてヒグマに会うことはできるのか……続きます(笑)。



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テーマ: 動物の写真 | ジャンル: 写真