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ヨンニッパ試写

さて、そんなわけで、いまにも降り出しそうな空模様の下、井の頭公園まで試し撮りに行ってきましたよ。
ドンケF-1Xに1D4とヨンニッパを入れて、ハスキーの一脚をくくりつけて出かけました。

まずはエクステンダーをとっかえひっかえして、画角を比べてみました。ターゲットは5メートルくらい先にあるシャガの花です。
とりあえずそのまんま、の400mmだとこんなカンジです。絞り優先AEで、開放です。


機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 800
露出: 1/1000 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ




では1.4倍エクステンダーをつけてみましょうか。


機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 800
露出: 1/800 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ


微妙に同じ花じゃないですが(笑)、そこは大きな心でひとつ。

お次は2.0倍エクステンダーです。


機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 800
露出: 1/400 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ


ISOを800で固定してるので、当たり前だけど理屈通りに絞りとシャッタースピードの値が変化していきますねえ。
2倍エクステンダーで800mmになると、さすがに5メートル先でもマクロ的なアングルになります。
どのF値でも、トロッとキレイにボケてますねえ。フォーカスの来てるところはシャープで、色ノリもキレイ。
曇り空でもレンズの性能のほどが伝わってきます。

さて、水鳥はいないかな……と探したんですが、どうも時間帯が悪いのかぜんぜん水鳥がいません。
数匹のキンクロハジロがうろうろしてるだけで、仕方なくキンクロばかりを撮ってしまいました。


機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 800
露出: 1/160 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ



機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 800
露出: 1/250 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ




おっと、カモを発見。水質管理網から水に入る瞬間を捉えることができました。


機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 800
露出: 1/1600 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ





失礼して、遠くの人物なんかも撮ってみました。
望遠でこういったシーンを狙うのも面白いもんですね。


機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 800
露出: 1/500 秒
絞り: 3.2
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ




大砲をくくりつけてると、すれ違ったワンコが撮りたくても近すぎて撮れないというジレンマが(笑)。
しかたがないので、またまた失礼して池の向こうの方のベンチでくつろいでいるラブラドールくんと飼い主さんを。
横顔なので許していただくということで……。


機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 800
露出: 1/400 秒
絞り: 3.2
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ




とりあえず試し撮り、ということでやってみましたが、画質はやっぱり最高ですね。いい光で撮れる日が楽しみです。
しかし、覚悟はしてましたがやっぱり重い……真面目に筋トレの必要性を感じざるを得ない48歳でした(笑)。

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ヨンニッパ!

いよいよ本格的に野生動物を撮るハラを固めたワタクシ。
まずは野鳥を撮りに行くことになったので、イッパツ清水の舞台からバンジージャンプすることにしました。
そう、あの ”本当の大砲” 超望遠単焦点レンズの購入です。すーぱーてれふぉとレンズですよ。

Canonのレンズラインナップの中で、「超望遠」のカテゴリーに入るのは400mm以上のレンズ達です。あのデカイ300mmF2.8(サンニッパ)は超望遠のうちに入らないんですねえ。
候補として考えたのは以下のレンズです。

400mmF2.8(ヨンニッパ)
500mmF4.0(ゴーヨン)
600mmF4.0(ロクヨン)


もうひとつ、800mmF5.6(ハチゴロー)というのもありますが、これはさすがに長すぎて手に負えなさそうなのでパス。ヨンニッパ、ゴーヨン、ロクヨンの3本のうちどれかにしようと。
しかも、去年の震災、タイの洪水のダブルパンチを受けて、キヤノンのレンズリリーススケジュールは遅れに遅れてるところなんですね。本来はどれも去年のうちに新型が発売になる予定だったんですが、結局発売されたのはヨンニッパのみ。ゴーヨンとロクヨンは5月末の発売予定ということで、もうしばらく待たなきゃならない状況です。

んで、遠くにいる野生動物を撮影するわけですから、焦点距離は遠ければ遠い方がいいに決まってます。だったらゴーヨン、ロクヨンの発売を待つべきなのか?
しかし、ゴーヨン、ロクヨンは開放F4.0と一段暗いレンズなんですね。しかも長い。重量的には微妙にヨンニッパが一番重いんですが、あまり長いレンズを振り回すのも面倒な気がします。
しかも、開放F2.8であるヨンニッパは、1.4倍エクステンダーを付ければ560mmF4.0に、2倍エクステンダーを付ければ800mmF5.6になるわけで、元々明るいですからエクステンダーを付けてもゴーヨン、ロクヨン、ハチゴローと同等程度の劣化しかしないわけですよ。
だったら、比較的近距離で開放F2.8が使えるヨンニッパがいいんじゃないか。
しかも、新型サンニッパ、ヨンニッパの性能は抜群らしいじゃないですか。発売半年にして『神レンズ』として確固たる評価を得ています。
えーい、だったら5月まで待つこともない。ヨンニッパ行っちゃえ!




機種: GR DIGITAL 3
ISO: 1600
露出: 1/9 秒
絞り: 7.1
焦点距離: 6mm
フラッシュを使用: いいえ


じゃじゃーん。怪しいスーツケースが我が家にやってまいりました。
実は購入したのは西新宿のYドバシだったんですが、はいよ、っとばかりにカウンターの上に乗ったのは、小型の冷蔵庫ほどもある段ボール箱で(笑)。
いやいや、これはとても電車で運べません、というわけで、ハコから出して、スーツケースの姿のまま持ち帰ってきたというわけです。
それにしても、さすがはすーぱーてれふぉとレンズ。スーツケース標準装備です。そりゃあ、軽自動車が余裕で2台は買えちゃうくらいの買い物ですもんね……。




機種: GR DIGITAL 3
ISO: 872
露出: 1/32 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 6mm
フラッシュを使用: いいえ


パカッと開くと、こんなカンジでございます。
で、でかいぞ……。




機種: GR DIGITAL 3
ISO: 283
露出: 1/32 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 6mm
フラッシュを使用: いいえ


1D4に装着してみるとこんなカンジです。
まさに大砲!でかい!長い!ハンパないです(笑)。




機種: GR DIGITAL 3
ISO: 591
露出: 1/32 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 6mm
フラッシュを使用: いいえ


フードを取り去ってみてもこの迫力。前玉の直径163mmですから。70-200mmF2.8Lの倍以上です。あれもけっこうな大砲だと思ってましたが、こちらはまごうかたなき本当の大砲ですね。
”異形” という形容がピッタリきます。




機種: GR DIGITAL 3
ISO: 911
露出: 1/32 秒
絞り: 7.1
焦点距離: 6mm
フラッシュを使用: いいえ


メタルのネームプレートも誇らしげですね。

今日のところは本体を持ち帰るのでイッパイイッパイで、ケースのたぐいを買ってくる余裕はありませんでした。
でも、あのスーツケースを持ち運ぶのも徒歩のときはムリです。
で、どうしようかと悩んでいたんですが、なんとドンケのF-1Xのインナークッションを全て取り払ってみると、ヨンニッパと1D4がちょうどギリギリ入ることがわかりました。ビバ・ドンケ(笑)。


機種: GR DIGITAL 3
ISO: 1467
露出: 1/32 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 6mm
フラッシュを使用: いいえ


で、さっそくこの状態にハスキーの一脚を持って、井の頭公園で試し撮りをしてきましたよ。
その結果は次の記事にて……。

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