28
2010

仕事が詰まっているというのに、アップルのイベントが気になって結局徹夜の俺が来ましたよ(笑)。
というわけで、発表されましたアップルのタブレット。名前は結局紛らわしくて嫌だと言っていた『iPad』でした。
細かい仕様などは既にたくさんのブログでアップされてますから省略しますが、結局は『でっかいiPod touch(3Gが繋がるのもあるけど)』でしたね。
だって、OSはどうやら『iPhone OS 3.x』らしいし、Safariはフラッシュ表示できないし、マルチタスクもなし。CPUがアップル自家製の1Gデュアルプロセッサ(Apple A4)ということで、かなり動作は速いらしいですが、仕様を見る限り確かにこれは『Mac』じゃないですね。
このためにわざわざ『iBookstore』を立ち上げたことから推察できるように、要するにこれは『マルチ電子ブック』なのではないでしょうか。ズバリ、Kindleキラーです。
音楽配信で全米を制したアップルが、次なるターゲットたる電子書籍配信で勝ち残るための第一手、というわけですね。
日本人としては、Apple TVの時に感じた疎外感みたいなものを、再び感じずにはいられないですね(笑)。
Apple TVで実現した映画のオンライン販売やレンタル配信、テレビ番組の配信などがいまだ日本では実現する気配もないのと同様、出版物のデジタル配信への道も遅々として進まないと思います。
既得権益を守る事だけは必死なこの国ですからね。
だからこそ、ソファでくつろぎながら優雅に電子書籍を楽しむjobsの姿が実にうらめしく、やるせなく映ります(笑)。
この国では、iPadは所詮でっかいiPod touch。いまのところはそんな結論でしょうか。
あー、なんか書いてるうちにブルーな気分になってきました(笑)。
それにしても、でかいiPadをブンブン傾けながらアクション系iPhoneアプリを楽しんでる姿を想像すると、けっこう笑えるかも(笑)。手触りサラサラのアルミボディなだけに、つるっと落っことしてしまわないかかなり心配です。
たぶん、世界中で落とす人続出なんだろうなあ……(笑)。

上の写真はオプションのキーボード付きDockを装着したiPadの姿ですが、こうして見るとまさしく、前回のエントリーで紹介した1983年のプロトタイプの正常進化形といった感じですね。
27年の時を経て、やっと日の目を見たアップルタブレット。そう考えればなかなか感慨深いものはあります。
しかし、いまのところUSのアップルでしか見られませんね。apple.com/jpにはいつになったら掲載されるのかな?
27
2010

あと
今回のイベントの目玉、というか開催目的が、アップル製タブレット(『iSlate』とも『iPad』とも言われてますが)の発表だと言われています。もうしばらく前からネット界では出る事が既成事実化してて、これでもし出なかったらどうなっちゃうの? くらいの騒ぎです(笑)。
上の写真のように(出自はWeired Vision)、アップルは1983年の段階で既にタブレット型Macの試作品を作っていたという事実もあり、jobsがタブレットにこだわっていることはまず間違いないところと思われます。
まあ、ディスプレイだけ、というタブレットの形は究極のシンプルさを具現化したと言えるし、アップルデザインはシンプルさにこだわること世界一、ですからね。
おそらく、明日の朝にはみんなアップルタブレットの話題で持ち切りになっている事でしょう。
ただね……俺個人としては、タブレット型Macをどう使うか、どんな新しい使い方があるのかがいまひとつイメージできないんですよね。やっぱり、テキスト入力の方法として慣れ親しんだキーボードに勝る方法はないと思うし、携帯端末としてはiPhoneがさらにパワフルになってくれればそれで充分、だと思いますし。
だからこそ、俺の予想を上回る驚きを期待してしまいますよね。jobsが、満を持して発表するタブレットデバイスが、単なるタッチパネルPCなわけがない、と。
そう思ってしまうところが信者なのかもしれませんが(笑)。
あと2時間ちょっと、久しぶりに全く新しい驚きを与えてくれることを、期待して待つ事にします。
あ、でも、『iPad』って呼び方は嫌だなあ。紛らわしいじゃん(笑)。
※追記…あ、もしかして俺、24時間間違ってた?(笑)