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川の名前

川の名前

だいぶ間が開いてしまいました…前回と同じく川端裕人氏の新刊です。
今作をひと言で言ってしまうなら『川のスタンド・バイ・ミー』でしょうか。川を舞台に、少年達のひと夏の体験が物語られます。
どーも昔から「少年モノ」に弱いのです。いや、ヘンな趣味じゃなく(笑)「少年の成長もの」みたいなのって、弱いです。涙腺に来ちゃうんです。自分が物語の主人公とはかけ離れた、打算に満ちた少年だったからでしょうか。ピュアな少年が一歩大人になる…みたいな作品にはめっぽう弱いわけです。
この作品は、そういった少年の成長物語を主題に置きつつ、川と地域住民、果ては都会の中の自然との付き合い方まで、しっかりと作者の主張の行き届いた作品になってます。そういった意味でも、安心して物語世界に身を委ねられる内容になってると思います。読後も爽やか、帯にあるとおり「しみじみ感動」です。

それにしても、『銀河のワールドカップ』もそうでしたが、主人公と同居する女性キャラがちょっとエッチなのがナイス(笑)。

ドラムレコーディング報告

レコーディング01


久しぶりの記事になります…(汗)
近況報告をかねて、いまやってるPlastic Soul Bandのセカンドアルバムレコーディングの様子をリポートしましょう。

レコーディングスタジオは、神奈川県の淵野辺にあるスタジオラークです。ここの店長兼エンジニアの"ごるふ"氏がもう古い友人なので、一緒にいろいろ考えながらプロデューサー的立場で参加してもらおう、というもくろみなのでした。

前回のプラソルのレコーディングでは、バスドラのみスタジオにあったラディックの22インチを使ったのですが、今回はオール自前ドラムセットでいきます。24バスドラでいかにアタックの効いた低音を作れるか、というのも今回の大きなテーマですね。
レコーディング04

こんな感じで、軽く毛布を入れてから数キロのウエイトを入れてみました。これだけでかなりパンチの効いた素晴らしいサウンドに。さすがカノウプスです。

今回のアルバムには、レゲエ風の曲もあります。(さんざんライブでやってるんで、どの曲かお分かりの人はお分かりですね)
その曲をやるにあたって、せっかくレコーディングなんだから、おもいきり「エセレゲエ」な音を作ろう、とごるふ氏と盛り上がりました。そこで飛び出した、ごるふ氏秘蔵の「レゲエなタムサウンド」の音作りがコレ。
レコーディング02

カノウプスのタムの裏ヘッドを取り去って、しかも表ヘッドにタオルを挟み込んでます。これであの、ルーツレゲエ独特の「どーにもダメなタムの音」を再現しようというわけです。

レコーディング03

さらにレゲエな曲では、ティンバレスの音も再現しよう、というわけで、古いスネアを改造してサイドスネアの位置にセッティング。
このコパースネア、何とスタジオラークの看板のランプシェードとして余生を送っていたものです(笑)当然サビサビなんですが、ヘッドは比較的キレイだったので、これをカンカンに締めて、ティンバレス風の音にしようというわけです。
果たしてその結果は……?

というわけで、いろいろ実験しながらレコーディングは進んでいきました。全部で9曲のリズムトラックを録音したわけですが、なかなかいい音に仕上がったと思います。
Plastic Soul Bandのセカンドアルバム(タイトル未定)は、秋ごろリリース予定!ぜひ聴いてくださいね~

というわけで、近況報告でした!

テーマ: バンド | ジャンル: 音楽