13
2019

えー、このたび、ワタクシ本橋のwebサイトをリニューアルいたしました。
https://www.joemotohashi.com
ずっとWordPressでサイトを作っていたんですが、最近のWordPressのリニューアルで大幅に操作性が変わってしまいまして、片手間にサイト管理しているワタシのような素人にはちょっと使いにくいなと……
それでどうしようかと探していたんですが、無料webサービスの『WIX』が大変分かりやすくよく出来ていることがわかりまして。それなら、とそちらでサイトを作ってみたところ、基本的なサイトはほぼ24時間で完成してしまったのでした(笑)。
今回のサイトでは、懸案だったポートフォリオページを大幅に充実させることができました。野鳥、動物、ストリートスナップ、ポートレートに風景というジャンルに分けて、それぞれたくさん作例をアップしています。
もちろんまだまだ作っていきたい部分はありますが、まずは基本的なところは完成ということで、リニューアルオープンでございます。
以前同様、どうかよろしくお願いいたします。
05
2018
さてさて、ずいぶんお久しぶりの更新となってしまった太鼓屋放言2ですが、今回はご報告でございます。
実はもう1ヶ月ちかく前になりますが、10月8日、忘れもしない体育の日でお休みの月曜日でしたが、この日になんとワタクシ『脳梗塞』の発作を起こしました。
というとバッタリ倒れたみたいですが、実際はそんなドラマチックなことはなく、お昼ごろMacに向かっていたら、トラックパッドをさする右手の感覚がおかしくなったのが発端でした。あれれれえ、これ何だろう?ちょっと頭もクラクラするし、身体は重いし低血糖になったかなあ?くらいに思っていたんですね。実際このあと歩いてカフェに昼飯食いに行ってましたし(笑)。
しかし歩いてカフェに行くのはちょっときつかったです。やっとの思いで到着して、外出してた相方と合流したわけですが、そしてそこで、自分のクチがおかしいことに気付きました。呂律が回っていないのです。そんな状態で食事をしたあと、また歩いて自宅に帰りました。(いまにして思えばよく歩いて外出したと思いますが……)
家に帰って、少し寝れば治るだろう、とベッドに入りました。目覚めたのが18時くらいだったでしょうか。目覚めたワタシが相変わらずロレツがレロレロなのをみて、相方が顔色を変えて救急車を呼んだのでした。
脳梗塞、いわゆる脳の血管のトラブルです。脳の中の細かい血管が詰まってしまうことで、その部分の脳の組織が壊死してしまうんですね。どれだけの範囲が壊死したのか、が症状の重さに直接関係する部分なわけですが、ワタシの場合は直径1cmちょっと、くらいの小さな範囲で済んだのがまだラッキーでした。
しかしとはいえ、壊死してしまった脳細胞は決して復活しないわけで、そういう意味では「治りません」と医者が断言するだけのことはある病気です。ええ、断言するんですよ、医者が(笑)。死んでしまった脳細胞は決して取り返しがつかないと、散々言われるわけです。これはなかなかヘビーで落ち込みますよ。
というのは、脳梗塞と言うのは「生活習慣病」に分類されるもので、そうなったのが自分の生活習慣のせいだ!というわけです。自分の生活習慣のせいで高血圧になり、それを放置したから脳の血管がキレちゃっんだよ!ぜんぶあなたのせいなんです!というわけですね。
確かに、ワタシはもうこの10年くらい、健康診断のたびに「血圧が高い!」と言われ続けてました。でも、即薬を処方されるようなこともないくらいだったんですよね。母親もずっと高血圧で、これは母方の遺伝だからきっと大したことはないんだと(笑)。
そして確かに腹は出てますがそんなに暴飲暴食なわけでもなく、生まれつきこういう体形なんだと思ってたわけです。タバコは吸いますがお酒も飲みませんしね。
なのでそんな「自業自得だ!」的なことを言われましても、若干腑に落ちないところもあるんですよね(笑)。
だがしかし、脳梗塞です。なってしまったものはどうしようも取り返しがつきません。これからは否応なく「脳梗塞後」の人としての人生を歩んでいくことになったワタシでございますよ。
んで、脳梗塞になってしまったらどうなってしまうのか。それはやはり、脳が一部分壊れてしまったわけですから、それなりの影響が出てきます。端的なところはまず、運動能力ですね。身体のあらゆる部分のマヒとの戦いです。
手足を動かすこと、言葉を発すること、知覚能力の衰えなど、脳のマヒの影響は人生のあらゆるところに影響を及ぼします。人体というシステムの中枢は脳ですからね。
まあ、幸いなことにワタシの場合はごく軽微で、後遺症として残ったのは手足の軽いマヒ(主に右手)と、ごく軽い言語のマヒです。ただ言葉の方は入院時のリハビリでだいぶリカバーできました。なので普段の生活でロレツが回らないなんてことにはならなくて済みそうです。
右手のマヒでは、字を書くことがまだ不自由ですね。それ以外の日常生活はほぼ大丈夫、と言えるところまでなんとか回復いたしました。もちろん写真を撮るのには全く問題ありません。
ドラムは……どうだろうなあ?(笑)まだ叩く機会がないのでわかりませんが、たぶん大丈夫なんではなかろうか?
まあ、楽観しております、そのへんは。
実はもう1ヶ月ちかく前になりますが、10月8日、忘れもしない体育の日でお休みの月曜日でしたが、この日になんとワタクシ『脳梗塞』の発作を起こしました。
というとバッタリ倒れたみたいですが、実際はそんなドラマチックなことはなく、お昼ごろMacに向かっていたら、トラックパッドをさする右手の感覚がおかしくなったのが発端でした。あれれれえ、これ何だろう?ちょっと頭もクラクラするし、身体は重いし低血糖になったかなあ?くらいに思っていたんですね。実際このあと歩いてカフェに昼飯食いに行ってましたし(笑)。
しかし歩いてカフェに行くのはちょっときつかったです。やっとの思いで到着して、外出してた相方と合流したわけですが、そしてそこで、自分のクチがおかしいことに気付きました。呂律が回っていないのです。そんな状態で食事をしたあと、また歩いて自宅に帰りました。(いまにして思えばよく歩いて外出したと思いますが……)
家に帰って、少し寝れば治るだろう、とベッドに入りました。目覚めたのが18時くらいだったでしょうか。目覚めたワタシが相変わらずロレツがレロレロなのをみて、相方が顔色を変えて救急車を呼んだのでした。
脳梗塞、いわゆる脳の血管のトラブルです。脳の中の細かい血管が詰まってしまうことで、その部分の脳の組織が壊死してしまうんですね。どれだけの範囲が壊死したのか、が症状の重さに直接関係する部分なわけですが、ワタシの場合は直径1cmちょっと、くらいの小さな範囲で済んだのがまだラッキーでした。
しかしとはいえ、壊死してしまった脳細胞は決して復活しないわけで、そういう意味では「治りません」と医者が断言するだけのことはある病気です。ええ、断言するんですよ、医者が(笑)。死んでしまった脳細胞は決して取り返しがつかないと、散々言われるわけです。これはなかなかヘビーで落ち込みますよ。
というのは、脳梗塞と言うのは「生活習慣病」に分類されるもので、そうなったのが自分の生活習慣のせいだ!というわけです。自分の生活習慣のせいで高血圧になり、それを放置したから脳の血管がキレちゃっんだよ!ぜんぶあなたのせいなんです!というわけですね。
確かに、ワタシはもうこの10年くらい、健康診断のたびに「血圧が高い!」と言われ続けてました。でも、即薬を処方されるようなこともないくらいだったんですよね。母親もずっと高血圧で、これは母方の遺伝だからきっと大したことはないんだと(笑)。
そして確かに腹は出てますがそんなに暴飲暴食なわけでもなく、生まれつきこういう体形なんだと思ってたわけです。タバコは吸いますがお酒も飲みませんしね。
なのでそんな「自業自得だ!」的なことを言われましても、若干腑に落ちないところもあるんですよね(笑)。
だがしかし、脳梗塞です。なってしまったものはどうしようも取り返しがつきません。これからは否応なく「脳梗塞後」の人としての人生を歩んでいくことになったワタシでございますよ。
んで、脳梗塞になってしまったらどうなってしまうのか。それはやはり、脳が一部分壊れてしまったわけですから、それなりの影響が出てきます。端的なところはまず、運動能力ですね。身体のあらゆる部分のマヒとの戦いです。
手足を動かすこと、言葉を発すること、知覚能力の衰えなど、脳のマヒの影響は人生のあらゆるところに影響を及ぼします。人体というシステムの中枢は脳ですからね。
まあ、幸いなことにワタシの場合はごく軽微で、後遺症として残ったのは手足の軽いマヒ(主に右手)と、ごく軽い言語のマヒです。ただ言葉の方は入院時のリハビリでだいぶリカバーできました。なので普段の生活でロレツが回らないなんてことにはならなくて済みそうです。
右手のマヒでは、字を書くことがまだ不自由ですね。それ以外の日常生活はほぼ大丈夫、と言えるところまでなんとか回復いたしました。もちろん写真を撮るのには全く問題ありません。
ドラムは……どうだろうなあ?(笑)まだ叩く機会がないのでわかりませんが、たぶん大丈夫なんではなかろうか?
まあ、楽観しております、そのへんは。
30
2018
さて、老アバルトと一緒に暮らし始めたワタシですが、もうひとつ何とかしなければならない課題がありました。
そう、13万キロを経てボロボロになって革が剥けちゃってるステアリングホイールです。
アバルトのステアリングホイールはFIAT500と共通の形状なんですが、FIAT500の時代からどうもいまひとつ不満でした。
ひとつにまとめられたメーター類を見やすくするためか、径が大きく太すぎるんですね。しかも下が平らなDシェイプで、さらに円の中心に回転軸がなくて、ちょっと下にオフセットされてるんです。
なんせ違和感があるし、回しにくい。握りのところに凹凸のあるグリップ形状にはなってますが、太くすりゃいいってもんじゃないです。
なので、今回は早々にステアリングを交換することにしました。と言っても、いままでステアリングホイールを交換したことなどありません。いろいろ調べたところ、ステアリングホイールの交換にはホイール本体だけではなく、その土台となるステアリングボスも購入しないとならないらしいです。
しかも、今回どうせなら、と昔っぽいシンプルなステアリングホイールにしたいんですが、そうなると当然内部にエアバッグは内蔵できません。しかしただエアバッグを外してしまうと、車のセンサーがエアバッグ不良、と関知してしまうんですね。なのでエアバッグ回路のキャンセル、という工程も加わるのです。なのでやはり、プロに依頼する必要があります。
ただハンドルを取って付け替えりゃいい、ってモンじゃないんですね。最近の車は何かと複雑で面倒です。
しかしまあ、とりあえずまずはステアリングホイールを選びました。
いろいろ迷いましたが、やはりベーシックなMOMOかナルディ……やはりここはMOMOでしょう。
純粋にデザインで選んでコレになりました。
新品で最安値だったヤフオクから。MOMOのフルスピードというモデルです。径は32で、平面じゃなく内側が引っ込んでるディープコーンモデルです。
白、赤、黒とありましたが白をチョイス。ただしホーンボタンのデザインは最悪だったので、シンプルなMOMOロゴの黒いものを別途購入です。
これですよ。MOMOの革巻きステアリング。スポークの黒のヘアライン仕上げもカッコいいです。
とりあえずブツ撮りしてみました(笑)。

Fujifilm X-H1
XF90mmF2 R LM WR
ƒ/5.6 90.0 mm 0.5sec ISO6400
Classic Chrome

Fujifilm X-H1
XF35mmF1.4 R
ƒ/4.0 35.0 mm 1/15 ISO3200
Classic Chrome
さて、装着をどこに依頼するか……いろいろ調べてみた結果、フィアット/アバルト用のモモ対応ステアリングボスを自社製作している、横浜の”スクーデリア・デスティーノ”さんにお願いすることにしました。
というわけで、1時間半ほどで装着作業も完了です。うちの老アバルトがモモステ仕様になりました。

Fujifilm X100F
ƒ/4.0 23.0 mm 1/100 ISO250
Classic Chrome

Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0 mm 1/15 ISO3200
Classic Chrome
標準のステアリングホイールより径も小さく、グリップも若干細くなって実に握りやすく、回しやすくなりました。
イタリア車は昔から「手が遠く足が近い」と言われていますが、ディープコーンでポジションも手前に来るので、そのシートポジションもちょうどよくなりましたね。
ステアリング交換というと飛ばし屋の改造、的なイメージがありますが、実際に交換してみてこれは安全運転のためにも有効だなあと思いました。適切な運転姿勢と余裕あるステアリング操作は安全のための基本ですもんね。
ただし……いいことばかりではありませんでした。覚悟はしてましたが、ステアリングが手前に来るということは、ステアリングボスのさらに向こうに付いているウインカーとワイパーのレバーとの位置関係が変わってくるということですね。
ステアリングに手をかけたままだと、レバーに全く指が届きません(笑)。

Fujifilm X100F
ƒ/4.0 23.0 mm 1/120 ISO200
Classic Chrome
撮影ロイ渡辺
さらにこれも予想されていたことですが、メーターが見えません(笑)。
元々酷く視認性の悪い初期型フィアット/アバルト500のメーターですが、ステアリング交換をするとスピード、回転計ともに肝心なところが全く見えません。
これが改良された最近のモデルですとメーター中央にスピードがデジタル表示されるので少しはマシだと思いますが、このクルマはぜんぜんダメです。
まあ、仕方ないので慣れていくしかないですね。
しかし、全体としては大満足です。運転するのがさらに楽しくなったモモステ装着のアバルト500なのでした。
そう、13万キロを経てボロボロになって革が剥けちゃってるステアリングホイールです。
アバルトのステアリングホイールはFIAT500と共通の形状なんですが、FIAT500の時代からどうもいまひとつ不満でした。
ひとつにまとめられたメーター類を見やすくするためか、径が大きく太すぎるんですね。しかも下が平らなDシェイプで、さらに円の中心に回転軸がなくて、ちょっと下にオフセットされてるんです。
なんせ違和感があるし、回しにくい。握りのところに凹凸のあるグリップ形状にはなってますが、太くすりゃいいってもんじゃないです。
なので、今回は早々にステアリングを交換することにしました。と言っても、いままでステアリングホイールを交換したことなどありません。いろいろ調べたところ、ステアリングホイールの交換にはホイール本体だけではなく、その土台となるステアリングボスも購入しないとならないらしいです。
しかも、今回どうせなら、と昔っぽいシンプルなステアリングホイールにしたいんですが、そうなると当然内部にエアバッグは内蔵できません。しかしただエアバッグを外してしまうと、車のセンサーがエアバッグ不良、と関知してしまうんですね。なのでエアバッグ回路のキャンセル、という工程も加わるのです。なのでやはり、プロに依頼する必要があります。
ただハンドルを取って付け替えりゃいい、ってモンじゃないんですね。最近の車は何かと複雑で面倒です。
しかしまあ、とりあえずまずはステアリングホイールを選びました。
いろいろ迷いましたが、やはりベーシックなMOMOかナルディ……やはりここはMOMOでしょう。
純粋にデザインで選んでコレになりました。
![]() 【全品2倍&割引クーポン配布中】MOMO/モモ FULL SPEED328D(フルスピード328ディー)ホワイト |
新品で最安値だったヤフオクから。MOMOのフルスピードというモデルです。径は32で、平面じゃなく内側が引っ込んでるディープコーンモデルです。
白、赤、黒とありましたが白をチョイス。ただしホーンボタンのデザインは最悪だったので、シンプルなMOMOロゴの黒いものを別途購入です。
これですよ。MOMOの革巻きステアリング。スポークの黒のヘアライン仕上げもカッコいいです。
とりあえずブツ撮りしてみました(笑)。

Fujifilm X-H1
XF90mmF2 R LM WR
ƒ/5.6 90.0 mm 0.5sec ISO6400
Classic Chrome

Fujifilm X-H1
XF35mmF1.4 R
ƒ/4.0 35.0 mm 1/15 ISO3200
Classic Chrome
さて、装着をどこに依頼するか……いろいろ調べてみた結果、フィアット/アバルト用のモモ対応ステアリングボスを自社製作している、横浜の”スクーデリア・デスティーノ”さんにお願いすることにしました。
というわけで、1時間半ほどで装着作業も完了です。うちの老アバルトがモモステ仕様になりました。

Fujifilm X100F
ƒ/4.0 23.0 mm 1/100 ISO250
Classic Chrome

Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0 mm 1/15 ISO3200
Classic Chrome
標準のステアリングホイールより径も小さく、グリップも若干細くなって実に握りやすく、回しやすくなりました。
イタリア車は昔から「手が遠く足が近い」と言われていますが、ディープコーンでポジションも手前に来るので、そのシートポジションもちょうどよくなりましたね。
ステアリング交換というと飛ばし屋の改造、的なイメージがありますが、実際に交換してみてこれは安全運転のためにも有効だなあと思いました。適切な運転姿勢と余裕あるステアリング操作は安全のための基本ですもんね。
ただし……いいことばかりではありませんでした。覚悟はしてましたが、ステアリングが手前に来るということは、ステアリングボスのさらに向こうに付いているウインカーとワイパーのレバーとの位置関係が変わってくるということですね。
ステアリングに手をかけたままだと、レバーに全く指が届きません(笑)。

Fujifilm X100F
ƒ/4.0 23.0 mm 1/120 ISO200
Classic Chrome
撮影ロイ渡辺
さらにこれも予想されていたことですが、メーターが見えません(笑)。
元々酷く視認性の悪い初期型フィアット/アバルト500のメーターですが、ステアリング交換をするとスピード、回転計ともに肝心なところが全く見えません。
これが改良された最近のモデルですとメーター中央にスピードがデジタル表示されるので少しはマシだと思いますが、このクルマはぜんぜんダメです。
まあ、仕方ないので慣れていくしかないですね。
しかし、全体としては大満足です。運転するのがさらに楽しくなったモモステ装着のアバルト500なのでした。
15
2018
毎日毎日、過酷な夏の日が続いております。
アバルト500がうちに来て、主に夜のドライブ(笑)を満喫しておりますが、日中のドライブにも対応すべく、まずはウインドウの遮熱をしてもらいに行ってきました。
実は7月末、フィアット500で最後のドライブとして奥さんとふたりでワタシの実家まで行ったときのことです。昼過ぎに千葉の実家に到着しよう、と出発したのが午前10時ごろでしたが、高井戸から首都高に乗って、例によって環状線はノロノロ進み、ようやく京葉道路に乗ったころ、ふたりとも車内で軽い熱中症にやられちゃったんです。
軽い、と言っても甘く見ちゃいけません。いきなり目に来ました。視界がぐるぐる、勝手にズームインアウトする壊れたオートズームのカメラみたいになりまして。とても運転していられる状態ではありませんでした。
もちろん車内はクーラーガンガンかかってましたし、飲み物もちゃんと用意していたんですが、身体の一部分だけでも直射日光にさらされていると、それだけで身体はオーバーヒートしてしまうんですね。高速運転中に目がおかしくなったら、即大事故につながります。
そのときはちょうどすぐ小松川で高速を下りられたので事無きを得ましたが、再出発できるまで数時間の休憩が必要でした。最近の国産車はどれもUVカットガラスが標準ですが、輸入車だとそのへんまだまだですね。これはもう、新しいクルマが来たら速攻で熱対策をしなければ、と決めていたのです。
調べたところ、車内で太陽光線を防ぐために、ウインドウフィルムによる遮熱という対策があることがわかりました。ウインドウフィルムというとスモークフィルムのイメージが強いですが、遮熱フィルムは透明なので、フロントガラスにも貼ることができるそうです。(ただし、お店によっては非対応のところもあります)
ネットでいろいろ調べた結果、近所でもいくつか遮熱フィルムを施工してくれるところが見つかりました。そのなかで、最も早い対応をしてくれたのが、すぐ隣の西東京市にあるカービューティープロ 115さんでした。

Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0 mm 1/680 ISO200
Classic Chrome
実はメールで問い合わせたときから、店長の吉野さんは慎重でした。というのも、かつてフィアット500のフロントウインドウガラスに施工したとき、ガラスの曲面にフィルムが対応できなかったことがあったそうなのです。確かに、500のフロントウインドウはかなり丸いですから、フィルムを貼るのは大変そうです。
しかし、その時からフィルムも改良された製品になっているので、たぶん大丈夫、ということで信じてお任せしましたが、結果はバッチリ。どこにフィルムを貼ったのかぜんぜんわからないくらいの美しい仕上がりに大満足です。

Fujifilm X100F
ƒ/5.6 23.0 mm 1/100 ISO200
RAW現像
施工後、吉野さんと一緒に記念撮影(笑)。フィルム施工だけじゃなく、ピカピカに洗車もしてくださいました。ちょうどそろそろ洗車したいと思ってたので感激。
ただの洗車じゃなく、そこは”Car Beauty PRO”のこだわりでキレイにしてくれたので、アバルトくんは納車時よりピカピカです。素晴らしい。

Fujifilm X100F
ƒ/5.6 23.0 mm 1/100 ISO640
RAW現像
これが遮熱透明フィルムです。”IKC シルフィードFGR-500”というフィルムで、紫外線カット率99%、赤外線カット率69%ながら、可視光線透過率は89%というすぐれモノです。
クルマのウインドウについては、バブルのころにスモークガラスの規制があったのが思い出されますが、フロントウインドウおよび前席のサイドウインドウに関しては透過率の数字が決められております。透過率が実測で70%を割るとそのクルマは整備不良扱いということなので、施工後にちゃんと数値を計ります。

Fujifilm X100F
ƒ/5.6 23.0 mm 1/100 ISO2000
Classic Chrome
助手席側サイド、73%でOK。

Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0 mm 1/180 ISO200
RAW現像
こんな計測器でガラスを挟んで計るんですね。

Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0 mm 1/100 ISO400
Classic Chrome
運転席側サイド、74%です。もちろん合格。

Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0 mm 1/100 ISO500
Classic Chrome
フロントウインドウは78%ということで、バッチリ合格となりました。

Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0 mm 1/210 ISO200
RAW現像
よかったよかった、ということでピカピカになったアバルトを吉野さんも記念撮影です(笑)。

Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0 mm 1/100 ISO200
RAW現像
ボンネットの下のエンジンまわりもしっかりキレイになってます、ということで。
そういえば、アバルトのエンジンルームの写真は初公開でしたね。赤いサソリが印象的なエンジンですが、赤いところはカムカバーじゃなくてエアクリーナーなんです(笑)。
話がそれました……
そんなわけで、無事斜光フィルム施工も終わりました。料金は現在キャンペーン中ということで1割引きで、窓3面で3万円ちょっとでした。
そしてその効果のほどは……今日も午後の西日が相当強かったですが、はっきりわかるくらい日差しがやわらかくなりました。これで車内熱中症の危険はかなり少なくなったのではないでしょうか。
まだまだ夏は続きます。クルマにも対策が必要な東京の酷暑でございます。
アバルト500がうちに来て、主に夜のドライブ(笑)を満喫しておりますが、日中のドライブにも対応すべく、まずはウインドウの遮熱をしてもらいに行ってきました。
実は7月末、フィアット500で最後のドライブとして奥さんとふたりでワタシの実家まで行ったときのことです。昼過ぎに千葉の実家に到着しよう、と出発したのが午前10時ごろでしたが、高井戸から首都高に乗って、例によって環状線はノロノロ進み、ようやく京葉道路に乗ったころ、ふたりとも車内で軽い熱中症にやられちゃったんです。
軽い、と言っても甘く見ちゃいけません。いきなり目に来ました。視界がぐるぐる、勝手にズームインアウトする壊れたオートズームのカメラみたいになりまして。とても運転していられる状態ではありませんでした。
もちろん車内はクーラーガンガンかかってましたし、飲み物もちゃんと用意していたんですが、身体の一部分だけでも直射日光にさらされていると、それだけで身体はオーバーヒートしてしまうんですね。高速運転中に目がおかしくなったら、即大事故につながります。
そのときはちょうどすぐ小松川で高速を下りられたので事無きを得ましたが、再出発できるまで数時間の休憩が必要でした。最近の国産車はどれもUVカットガラスが標準ですが、輸入車だとそのへんまだまだですね。これはもう、新しいクルマが来たら速攻で熱対策をしなければ、と決めていたのです。
調べたところ、車内で太陽光線を防ぐために、ウインドウフィルムによる遮熱という対策があることがわかりました。ウインドウフィルムというとスモークフィルムのイメージが強いですが、遮熱フィルムは透明なので、フロントガラスにも貼ることができるそうです。(ただし、お店によっては非対応のところもあります)
ネットでいろいろ調べた結果、近所でもいくつか遮熱フィルムを施工してくれるところが見つかりました。そのなかで、最も早い対応をしてくれたのが、すぐ隣の西東京市にあるカービューティープロ 115さんでした。

Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0 mm 1/680 ISO200
Classic Chrome
実はメールで問い合わせたときから、店長の吉野さんは慎重でした。というのも、かつてフィアット500のフロントウインドウガラスに施工したとき、ガラスの曲面にフィルムが対応できなかったことがあったそうなのです。確かに、500のフロントウインドウはかなり丸いですから、フィルムを貼るのは大変そうです。
しかし、その時からフィルムも改良された製品になっているので、たぶん大丈夫、ということで信じてお任せしましたが、結果はバッチリ。どこにフィルムを貼ったのかぜんぜんわからないくらいの美しい仕上がりに大満足です。

Fujifilm X100F
ƒ/5.6 23.0 mm 1/100 ISO200
RAW現像
施工後、吉野さんと一緒に記念撮影(笑)。フィルム施工だけじゃなく、ピカピカに洗車もしてくださいました。ちょうどそろそろ洗車したいと思ってたので感激。
ただの洗車じゃなく、そこは”Car Beauty PRO”のこだわりでキレイにしてくれたので、アバルトくんは納車時よりピカピカです。素晴らしい。

Fujifilm X100F
ƒ/5.6 23.0 mm 1/100 ISO640
RAW現像
これが遮熱透明フィルムです。”IKC シルフィードFGR-500”というフィルムで、紫外線カット率99%、赤外線カット率69%ながら、可視光線透過率は89%というすぐれモノです。
クルマのウインドウについては、バブルのころにスモークガラスの規制があったのが思い出されますが、フロントウインドウおよび前席のサイドウインドウに関しては透過率の数字が決められております。透過率が実測で70%を割るとそのクルマは整備不良扱いということなので、施工後にちゃんと数値を計ります。

Fujifilm X100F
ƒ/5.6 23.0 mm 1/100 ISO2000
Classic Chrome
助手席側サイド、73%でOK。

Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0 mm 1/180 ISO200
RAW現像
こんな計測器でガラスを挟んで計るんですね。

Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0 mm 1/100 ISO400
Classic Chrome
運転席側サイド、74%です。もちろん合格。

Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0 mm 1/100 ISO500
Classic Chrome
フロントウインドウは78%ということで、バッチリ合格となりました。

Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0 mm 1/210 ISO200
RAW現像
よかったよかった、ということでピカピカになったアバルトを吉野さんも記念撮影です(笑)。

Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0 mm 1/100 ISO200
RAW現像
ボンネットの下のエンジンまわりもしっかりキレイになってます、ということで。
そういえば、アバルトのエンジンルームの写真は初公開でしたね。赤いサソリが印象的なエンジンですが、赤いところはカムカバーじゃなくてエアクリーナーなんです(笑)。
話がそれました……
そんなわけで、無事斜光フィルム施工も終わりました。料金は現在キャンペーン中ということで1割引きで、窓3面で3万円ちょっとでした。
そしてその効果のほどは……今日も午後の西日が相当強かったですが、はっきりわかるくらい日差しがやわらかくなりました。これで車内熱中症の危険はかなり少なくなったのではないでしょうか。
まだまだ夏は続きます。クルマにも対策が必要な東京の酷暑でございます。
10
2018

Fujifilm X100F
ƒ/7.1 23.0 mm 1/450 ISO200
RAW現像にて
はい、前回の記事からの続きでございまして……やっと新しい相棒がやって来ました。
パッと見、またチンク?と思います(色も一緒ですしねw)が、クルマが好きな方ならおわかりでしょう。
前のはノーマルなフィアットの500でしたが、今度は同じFIAT500でも”アバルト”仕様でございます。
正式な車名もフィアットが取れて、アバルト500となっております。スバルのSTI、ルノーのアルピーヌ、メルセデスのAMG、BMWのM、日産のNISMO……など各メーカーに”純正に準じた”チューンナップファクトリーがありますが、フィアットの場合はそれがアバルト(ABARTH)なわけです。もともとは独立したチューニングショップだったアバルトですが、近年はフィアット本社に吸収合併されて、フィアット社内のいちブランドとして存在しております。
そんなアバルトが、FIAT500をベースに開発した”ABARTH500”を中古で購入したわけです。

Fujifilm X100F
ƒ/11.0 23.0 mm 1/200 ISO200
RAW現像にて
やっぱりね、このチンクエチェントのデザインが大好きなんですよ。本当に見飽きないクルマです。
しかし排気量900cc2気筒ターボのFIAT500(ツインエア)としては、味はあっても絶対的な動力性能はどうしてもそこそこです。街中を気持ちよく走るのがチンクの役割ですから仕方ないんですが、そこを補うのがアバルト仕様で、純然たる”レース屋”アバルトがチューンしたチンクエチェントは、外見は同じでも中身は全くの別物となっております。
ボンネットの中は1.4リットル直列4気筒インタークーラーターボエンジンで、ツインエアの85馬力に対し135馬力です。ほぼ同じ車重に対して50馬力アップは大違いですね。さらにトルクは14.8kgmからSPORTSモードで21.0kgmにアップ。
もともとが車重の軽い小型車のチンクエチェントですから、出力向上は普通車以上に効いてきます。アクセルを踏み込んで3000回転を越えたあたりの加速力は、ちょっとビビるくらいの刺激でございますよ。
いわゆる、世間でいわれるところの「サソリの毒が効いている」状態です(笑)。

Fujifilm X100F
ƒ/4.0 23.0 mm 1/100 ISO500
RAW現像にて
真っ赤なレザーシートがイタリア〜ンな室内。もちろん5速マニュアルシフトです。
こちら2009年モデルで実に10年目、走行距離も13万キロを越えるおじいちゃんなクルマなんですが、そうとは思えない保存状態ですよね。もちろんシートの角やステアリングの握りの部分は若干のヤレがありますが、ぜんぜん気になりません。(でもステアリングはそのうち余裕ができたら交換したいかな……w)
まあ正直、13万キロ走ってるクルマを購入するのはどうなんだろうと思いました。普通は避けますよね。ましてやイタリア車だし(笑)。
ただ、この個体はワンオーナー車で、前のオーナーさんが毎年しっかりとディーラーで点検してきた様子が整備簿に膨大に記録されてまして、これなら安心かなと。2009年というとアバルト500が日本に導入されたその年だと思うんですが、そこで新車で購入して、大事に大事にでもたくさん走って10年過ごした前オーナーさんの愛着が宿ってるカンジで、いいなと。
もちろん、古いクルマなので今後は俺がしっかり点検しながら維持していかないとならないと思いますが。

ところで、個人的に”アバルト”を知った最初というと、このアバルト131ラリーでした。1977年から3年連続のWRCチャンピオン。当時中学生だったワタシは「AUTOSPORTS」を読みながら「アバルトつえ〜」と思ったのが最初でしたね。
アリタリアカラーをランチアストラトスから引き継いだ131ラリーだけど、ぺったんこなストラトスに比べてハコボディの武骨さがじわじわくる魅力がありましたねえ。さすがに走ってるところは見たことがないんですが、いまだったら手に入るのかな?いちど乗ってみたいクルマですねえ。
しかしあれから40年、自分がアバルトのオーナーになるときが来ようとは……。

Fujifilm X100F
ƒ/7.1 23.0 mm 1/500 ISO200
RAW現像にて
そんなアバルト500ですが、同乗するうちの奥さんには意外な好評価を得ました。まずシートがいいと。そして路面からの突き上げもそれほどなくて乗り心地がいいそうです。10年選手ですから、足回りがいい具合に角が取れてきているのかもしれませんね。でもシートがいいのはその通りです。FIAT500のときもシートの良さに驚きましたが、アバルトのレザーシートはレザーな分コシが強いカンジで、身体が沈み込まないのがいいのではないかと。
いままで国産車ではどうしても1時間2時間乗ると腰痛が出て、下りたあと腰を伸ばす体操が必要になったものですが、FIAT500以降下りたあと腰痛が出ることはなくなりました。
このシートの出来の差ってなんなんでしょうね?どうして国産車はシートがダメなんでしょう?ていうかフィアットの普及車でもシートがいいんだから、きっと欧州車のシートのレベルは高いんでしょうね。
これだけ日本車が世界を席巻している昨今、でもシートの出来ではまだまだ欧州車にかなわないという現実。
日本の自動車メーカーにはがんばってほしいものです。

Fujifilm X100F
ƒ/7.1 23.0 mm 1/600 ISO200
RAW現像にて
というわけで、新しい愛車は”乗る快楽”アバルト500になったというお話でございました。
これからサソリの毒にまみれたクルマ生活を楽しんでいきたい所存でございます。
100万円のクルマ選びから始まった、意外にお手ごろなイタ車との暮らしのお話でした。
![]() 《新品》 FUJIFILM(フジフイルム) X100F ブラック[ コンパクトデジタルカメラ ]【KK9N0D18P】 |
30
2018

Fujifilm X-H1
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/9.0 485.8 mm 1/1250 ISO1600
PRO Neg.Std
久しぶりにクルマのお話を。
ちょうど1年前に乗り換えたFIAT500。いまでもとても可愛い気に入ったクルマですが、実は実車を見ずにネットの中古車情報だけで決めてしまったクルマだったので、実際に乗ってみるといろいろと不具合があることに気付きました。
まずはサビ。すぐに気付いたのがリアのナンバープレート取り付け部です。ここがボロボロに錆びてて、バックドアを開閉するたびにサビのかけらが落ちてくるほどでした。これはすぐにディーラーGにクレームを入れたのですが、結局ヤツらは何もしてくれませんでしたね。あとは左助手席ドアの下部にも小さなサビが……。
まあこれはそのうち何とか処理しよう、と思っていたくらいですが、閉口したのがエンジンの不具合です。どうもツインエアエンジンのターボにある”ウエストゲートバルブ”に不具合があるらしく、長距離運転中に上り坂とかでアクセルを踏み込むと警告灯が点灯して、ディーラーに持ち込まない限り「セーフモード」になってしまいます。
これをディーラーで修理してもらおうとすると、ターボユニットのASSY交換になってしまい工賃3、40万の世界……。
このせいか、エンジンのパワーもどうもいまひとつで、ディーラーの試乗車で感じた元気なツインエアのエンジン音もどうも聞かれずじまい。「なんか違うなあ…おかしいなあ…」と思いつつ1年乗っていました。
最後はフロントガラスです。これも最初は単に汚れてるのかと思いました。いわゆる「油膜のギラギラ」状態が特に夜のドライブだと酷くて。相当運転しにくかったんですよね。でも念入りに洗車してウインドウコーティングをかけてもらおうとしたら、プロから「これ、汚れじゃなくてガラスが削られてますね」と言われて大ショック。どうやらワイパーのゴムでガラスが削られちゃってる状態なんですが、前オーナーが札幌で乗っていたというのが影響あるのかもしれません。凍ったワイパーゴムで削られちゃった、とか?そんなことがあるんでしょうか?
いずれにせよ、これもウインドウ交換しか手がなく、少なくとも交換代金10万円はすると。
なんかもうこれで一気にテンション下がってしまいまして。やっぱり中古車はちゃんと現物を見てチェックして試乗もしないとダメですね。しごく当たり前の、みんな言う結論です。それをひとつ勉強したと思って、このチンクは手放そうかな、と。
ネットの複数業者中古車査定、にかけてみたところ、このチンクで70〜80万というところが買取値の相場だそうです。去年はこれを170万で買ったんだよなあ……とまたもやテンション下がりつつ、それでもまあ、とりあえず100万くらいで買えるクルマってどんなだろう、と探してみたわけです。
ここからようやく本題に入ります(笑)。
ネットの中古車情報を検索してみます。条件は100万円以下、MT、これだけ。すると国内外、軽トラックまで含めてかなりの車種が出てきて面白いんですね。軽を除外してみると、意外に入ってくるのがイタリア車。アルファロメオ147とかMITOなんかも、100万円以下でけっこう状態のよさそうな個体が入ってきます。なかでもMITOはけっこう魅かれるものがありましたね。コンパクトで可愛くて走りもいい、ワタシの好みにぴったりです。

画像はWikipediaから
国産車では最も多いのが先代のスイフトスポーツ。100万円以下でけっこうよさげな個体が見つかります。
個人的には好きなんですけどね、スイフトスポーツ。レンタカーで乗ってとてもいい印象があります。

画像はWikipediaから
7、8年オチならシトロエンDS3なんてのもありますし……

画像はWikipediaから
同じく7、8年オチなら当初欲しかったMINIの第2世代なんてのも候補に上がります。

画像はWikipediaから
とまあ、こんなカンジで、ちょっと古いコンパクトカーはけっこう選べるということで、ちょっと面白くなってきたわけです(笑)。
と同時に、外車に絞って検索してみると、ちょっと、じゃなくだいぶ古いクルマでも、実は100万円で手が届く個体があるんだな、とわかってきました。たとえばMINIつながりでオリジナルのローバーミニとか、懐かしいフォルクスワーゲンビートル、ちょっとマニアックなところではルノーキャトルなんかもこの価格帯で出てる中古車があるんですね。
もちろん、さすがにこのレベルになってくるとエアコンが付いてなかったりで、購入するにはかなりの覚悟が必要ですが(笑)、でも買えないことはない、わけです。

ルノーキャトル 画像はWikipediaから

フォルクスワーゲンビートル 画像はWikipediaから
こういったクラシックカーレベルのクルマだってもしかしたら手に入れられるかもしれない、というのは想像するだけでもとても楽しいもんです。特にビートルやミニは一度はオーナーになってみたいレジェンド級のクルマですからね。
一度その気になってしまうとネットの中古車あさりが面白くて、このクソ暑い夏の夜の過ごし方としてはなかなか有意義なものがありました。
さてしかし、妄想ばかりしていても仕方がありません。実際問題としてクルマの買い替えを決意した身としては、ちゃんと諸々の事情をすり合わせて、現実的な着地点を探らなければなりません。
というわけで、はい、決めました。結局は何になったかと言うと……実車が納車されたら、また記事にいたしましょう。
それまでは内緒、ということで(笑)。
あと1週間以内には納車される予定です。
03
2018

早いものでこないだ年末になったと思ったら、もう2018年のお正月でございます。
本年も『太鼓屋放言2』をよろしくお願いいたします。
今年もなにか新しいことにチャレンジしたいと思っておりますよ。去年は初めての個展にチャレンジしましたが、今年もできたら個展やりたいですねえ。
いろいろ計画だけは練っている新年でございます。まあ、基本食っちゃ寝、なんですがw
そうそう、上の写真は毎年井草八幡宮で買っている干支おみくじなんですが、今年初めて大吉がでました。しかも一番の。
なんとも幸先のいいお正月でございます。

Fujifilm X-Pro2
XF90mmF2 R LM WR
ƒ/4.0 90.0mm 1/200 ISO640
干支おみくじ全員集合。
|
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21
2017
長年のスバル乗りであったワタクシですが、この度、思うところあってクルマを乗り換えました。
しかもいきなりのイタリア車です。自分でもびっくりです(笑)。
やって来たのはこちら、FIAT500(チンクエチェント)でございます。

Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/2.8 23.0mm 1/250 ISO5000
スバル車は初代BFレガシィ、3代目BHレガシィ、そして初めての新車としてレヴォーグのA型と乗り継いできました。レガシィ2台はMFで、大変気に入ってどちらも乗り潰すまで乗りました。(潰し方としてはそれぞれでしたが💦)
しかしスバルはごく一部のスポーツ仕様のクルマ以外のMFをほぼ廃止してしまいました。それもまあ仕方ないか、とレヴォーグのCVTを一度は受け入れたわけですが、2年乗っても慣れない!(笑)加えて大型化して3ナンバーとなった車体にも2年乗っても慣れませんでした。でかいんです。違和感が抜けないんですよ。
確かにアイサイトは素晴らしく便利でらくちんでした。どうせだから使い倒してやろうとほとんどの場面をアイサイトに頼って運転してみたりしたんですが、そうすると当然ながらどんどんクルマを運転しているという実感は乏しくなってきますよね。燃費インジケーターを気にしながら、アイサイトのスイッチをオンにして手も足もフリーでクルマに乗っているうちに、なんだかプチンと切れちゃったんです(笑)。
俺はクルマの運転が大好きだったはずなのに、なんだか楽しくないぞと。
そう思うと、車幅に気を使う3ナンバーのでかい車体も、スバルとは思えないくらいスムースでほとんど音のしないダウンサイジング4気筒ターボも、四輪スタッドレスを購入すると20万円もする18インチタイヤも、パコンと手応えのないスイッチになってしまった電動サイドブレーキも、キーをひねって始動することもないエンジンスタートスイッチも、自分には必要のないものだなあと思えてきちゃったんですね。
加えて、バンド活動も最近ではコピーバンド活動だけで、自分のドラムセットを運ぶ機会も気力もなくなってきたことも大きかったです。ドラムフルセットを運べることが、レガシィに始まるスバルのワゴン車を選んでいた大きな根拠だったわけですが、もうドラムセットを売り払ってしまえばその必要もないなと。
はい、ドラムセットも売り払ってしまいました。シンバル類とメインのスネアは残してありますが、それ以外は綺麗さっぱり、手放してしまいました。
だったら、小型車でいいじゃん、と。

Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/2.8 23.0mm 1/125 ISO5000
幸い、レヴォーグは人気車種で、いまだったら査定は150万くらいにはなります。実は去年の年末にオカマを掘られまして、それさえなかったら楽に200万以上の査定結果になるはずだったんですけどね。残念ながら事故車扱いです。悔しい(笑)。
でもまあ、それくらいの金額ならば、中古車ならかなり選択肢は豊富です。そして探し始めた時点で国産車は視界にありませんでした。スバル以外の国産車に乗るつもりはありませんでしたからね。
まず最初に考えたのは、ニューMINIです。最近では国産車並みにそこら辺で見られるクルマですよね。小さくて、キビキビ走って、デザインもなかなかいい。昔からミニクーパーは大好きなクルマだったので、ほとんどMINIに決めかけていました。
ただ、競合車種としてFIAT500もある、ということで、調べてみるとこれもかなり魅力的なクルマなんですよね。まずデザインがいい。ちょっと可愛らしすぎる感もあるのと車体が小さすぎるんじゃないか、とも思いましたが、丁度ディーラーがすぐ近くにあるので、試乗に行ってみました。
そしたら、やられてしまいました(笑)。トコトコ盛大な音がするバイクみたいなツインエアエンジンに、しっかりした足回り。ディーラーを出てちょっと走っただけで、楽しくて笑ってしまいました。クルマに乗って楽しくて笑ったなんて、昔ライター時代に取材で乗ったフェラーリ以来です。
便利でらくちんででもつまらなくなってしまった国産車に倦んだワタシのハートに、陽気なイタリアンの癒しはぴったりハマったわけですよ。

Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/2.8 23.0mm 1/125 ISO6400
MTでツインエア、条件としてはそれだけだったので、中古車のタマを探すのは比較的容易でした。価格帯としてもちょうどFIAT500のヴォリュームゾーンですしね。先日の個展でお金を使ってしまったので(笑)、今回のクルマ購入で追加金額を出す余裕はありませんでしたが、某Gで始まる買い取り会社が、しっかり条件内にハマるクルマを探してくれました。
4年落ち走行5万キロのFIAT500、日本に輸入されたモデルとしては初めてのMFモデルのツインエアSports Plusというモデルです。色は白でこれも無難なカンジ(笑)。でもこういうソリッドなカンジの白は好きな色です。
(レヴォーグの白はメタリックが入っていて、これも気に入らないポイントのひとつでした)

Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/2.8 23.0mm 1/125 ISO5000
現行のはさすがに改良されてますが、ちょっと前のFIAT500のオーディオにはちょっと問題がありました。レトロで可愛いデザインなんですが、オーディオはラジオとCDプレイヤーだけだったんですね。もちろんiPhoneなどもそのままでは接続できません。iPhoneカーナビ派のワタシとしてはこれは困る。というわけで、某Gの買い取り会社さんにムリを言って、レヴォーグに付けていたケンウッドの1DINオーディオを換装してもらうことにしました。もちろん追加料金なしで(笑)。
すいません、図々しくて。

Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/2.8 23.0mm 1/125 ISO6400
これでオーディオ環境もバッチリです。
あ、ちなみに純正スピーカーだと思うんですが、音質も普通にいいと思います。特にいいわけではありませんが特に悪いわけでもなく(笑)。
そんなわけで、人生初外車がなんとイタリア車になった、という最近のワタシのお話でございました。
最後に……愛着あるスバルにひとことお願いを。
最近のキャッチフレーズが「楽しさと安全」というスバルですが、「楽しさ」のアピールがクルマのスピード(WRX的な)やクルマに乗って出かけるアウトドア活動ばかりなのがどうかと……。チンクエチェントに乗って思うのは、クルマの楽しさってスピードばかりじゃないんだと教えられたことです。時速60キロまでの世界でも楽しいクルマってあるんだよ、とこの小さなイタリア車は言っています。スバルにもぜひそこらへんを考え直していただいて、制限速度内でも乗って楽しいクルマを作っていただきたいと切に願います。そのためには、まずMTの復活ですかね……(笑)。
しかもいきなりのイタリア車です。自分でもびっくりです(笑)。
やって来たのはこちら、FIAT500(チンクエチェント)でございます。

Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/2.8 23.0mm 1/250 ISO5000
スバル車は初代BFレガシィ、3代目BHレガシィ、そして初めての新車としてレヴォーグのA型と乗り継いできました。レガシィ2台はMFで、大変気に入ってどちらも乗り潰すまで乗りました。(潰し方としてはそれぞれでしたが💦)
しかしスバルはごく一部のスポーツ仕様のクルマ以外のMFをほぼ廃止してしまいました。それもまあ仕方ないか、とレヴォーグのCVTを一度は受け入れたわけですが、2年乗っても慣れない!(笑)加えて大型化して3ナンバーとなった車体にも2年乗っても慣れませんでした。でかいんです。違和感が抜けないんですよ。
確かにアイサイトは素晴らしく便利でらくちんでした。どうせだから使い倒してやろうとほとんどの場面をアイサイトに頼って運転してみたりしたんですが、そうすると当然ながらどんどんクルマを運転しているという実感は乏しくなってきますよね。燃費インジケーターを気にしながら、アイサイトのスイッチをオンにして手も足もフリーでクルマに乗っているうちに、なんだかプチンと切れちゃったんです(笑)。
俺はクルマの運転が大好きだったはずなのに、なんだか楽しくないぞと。
そう思うと、車幅に気を使う3ナンバーのでかい車体も、スバルとは思えないくらいスムースでほとんど音のしないダウンサイジング4気筒ターボも、四輪スタッドレスを購入すると20万円もする18インチタイヤも、パコンと手応えのないスイッチになってしまった電動サイドブレーキも、キーをひねって始動することもないエンジンスタートスイッチも、自分には必要のないものだなあと思えてきちゃったんですね。
加えて、バンド活動も最近ではコピーバンド活動だけで、自分のドラムセットを運ぶ機会も気力もなくなってきたことも大きかったです。ドラムフルセットを運べることが、レガシィに始まるスバルのワゴン車を選んでいた大きな根拠だったわけですが、もうドラムセットを売り払ってしまえばその必要もないなと。
はい、ドラムセットも売り払ってしまいました。シンバル類とメインのスネアは残してありますが、それ以外は綺麗さっぱり、手放してしまいました。
だったら、小型車でいいじゃん、と。

Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/2.8 23.0mm 1/125 ISO5000
幸い、レヴォーグは人気車種で、いまだったら査定は150万くらいにはなります。実は去年の年末にオカマを掘られまして、それさえなかったら楽に200万以上の査定結果になるはずだったんですけどね。残念ながら事故車扱いです。悔しい(笑)。
でもまあ、それくらいの金額ならば、中古車ならかなり選択肢は豊富です。そして探し始めた時点で国産車は視界にありませんでした。スバル以外の国産車に乗るつもりはありませんでしたからね。
まず最初に考えたのは、ニューMINIです。最近では国産車並みにそこら辺で見られるクルマですよね。小さくて、キビキビ走って、デザインもなかなかいい。昔からミニクーパーは大好きなクルマだったので、ほとんどMINIに決めかけていました。
ただ、競合車種としてFIAT500もある、ということで、調べてみるとこれもかなり魅力的なクルマなんですよね。まずデザインがいい。ちょっと可愛らしすぎる感もあるのと車体が小さすぎるんじゃないか、とも思いましたが、丁度ディーラーがすぐ近くにあるので、試乗に行ってみました。
そしたら、やられてしまいました(笑)。トコトコ盛大な音がするバイクみたいなツインエアエンジンに、しっかりした足回り。ディーラーを出てちょっと走っただけで、楽しくて笑ってしまいました。クルマに乗って楽しくて笑ったなんて、昔ライター時代に取材で乗ったフェラーリ以来です。
便利でらくちんででもつまらなくなってしまった国産車に倦んだワタシのハートに、陽気なイタリアンの癒しはぴったりハマったわけですよ。

Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/2.8 23.0mm 1/125 ISO6400
MTでツインエア、条件としてはそれだけだったので、中古車のタマを探すのは比較的容易でした。価格帯としてもちょうどFIAT500のヴォリュームゾーンですしね。先日の個展でお金を使ってしまったので(笑)、今回のクルマ購入で追加金額を出す余裕はありませんでしたが、某Gで始まる買い取り会社が、しっかり条件内にハマるクルマを探してくれました。
4年落ち走行5万キロのFIAT500、日本に輸入されたモデルとしては初めてのMFモデルのツインエアSports Plusというモデルです。色は白でこれも無難なカンジ(笑)。でもこういうソリッドなカンジの白は好きな色です。
(レヴォーグの白はメタリックが入っていて、これも気に入らないポイントのひとつでした)

Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/2.8 23.0mm 1/125 ISO5000
現行のはさすがに改良されてますが、ちょっと前のFIAT500のオーディオにはちょっと問題がありました。レトロで可愛いデザインなんですが、オーディオはラジオとCDプレイヤーだけだったんですね。もちろんiPhoneなどもそのままでは接続できません。iPhoneカーナビ派のワタシとしてはこれは困る。というわけで、某Gの買い取り会社さんにムリを言って、レヴォーグに付けていたケンウッドの1DINオーディオを換装してもらうことにしました。もちろん追加料金なしで(笑)。
すいません、図々しくて。

Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/2.8 23.0mm 1/125 ISO6400
これでオーディオ環境もバッチリです。
あ、ちなみに純正スピーカーだと思うんですが、音質も普通にいいと思います。特にいいわけではありませんが特に悪いわけでもなく(笑)。
そんなわけで、人生初外車がなんとイタリア車になった、という最近のワタシのお話でございました。
最後に……愛着あるスバルにひとことお願いを。
最近のキャッチフレーズが「楽しさと安全」というスバルですが、「楽しさ」のアピールがクルマのスピード(WRX的な)やクルマに乗って出かけるアウトドア活動ばかりなのがどうかと……。チンクエチェントに乗って思うのは、クルマの楽しさってスピードばかりじゃないんだと教えられたことです。時速60キロまでの世界でも楽しいクルマってあるんだよ、とこの小さなイタリア車は言っています。スバルにもぜひそこらへんを考え直していただいて、制限速度内でも乗って楽しいクルマを作っていただきたいと切に願います。そのためには、まずMTの復活ですかね……(笑)。
10
2017
ワタクシ本橋丈の初めての個展『本橋丈第1回個展~Birds, Animals and Human~』が無事終了いたしました。
思えば今年の正月、吉祥寺美術館の利用申請をしてから、あっという間の半年でございました。まだまだ先だと思ってたんですが、ホントに早いですね(笑)。

Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/4.5 23.0mm 1/250 ISO6400
今回の個展に関しては、やはり本橋丈という写真家を初めて世に問うものである、としまして(ちょっと大げさですが……)、真剣に写真を撮り始めて今日までの写真を全て精査し、ベストなラインナップで開催するんだ!と思ってはいたんですが……(笑)。この8年あまりの全ての作品を見返すだけでも大仕事で、とても完全に精査するなんて余裕はありませんでした。

Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/4.5 23.0mm 1/250 ISO6400
結局、展示したのは野鳥18点、動物10点、ポートレート7点、風景5点に、Xシリーズ写真展で過去選出されプリントしてもらった2点、それに大判のコルクボードをふたつ用意し、ひとつには2Lにプリントしたライブ写真とスナップ、もうひとつにはタンチョウのダンスレッスンの組写真を貼り付けたものを展示しました。
なかなかバラエティに富んだ展示(悪くいえば統一感のない(笑))になったと思います。

Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/3.2 23.0mm 1/125 ISO4000
モデルのKANOKO嬢も来廊してくれました。(椿舞子さんは地方出張中で来られませんでした。残念!)
正確な来廊者数をカウントしていたわけではありませんが、アンケートに答えてくださった人数は200を超えたので、それ以外の人を含めると5日間で250人いるかいなかったか、くらいの来廊者数だったと思います。
1日平均50人弱、といったところでしょうか。市民ギャラリーがどれくらいの人を集めているのかわかりませんが、少なくとも職員の方は「盛会ですね!」と驚いていました。

Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/5.6 23.0mm 1/60 ISO4000

Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/5.6 23.0mm 1/60 ISO3200

Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/5.6 23.0mm 1/60 ISO3200

Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/5.6 23.0mm 1/60 ISO2500
プリントに関しては、なるべく大きくプリントしたいのはヤマヤマではありますが、やはりそこは技術的・予算的な制約もありますので(笑)、結局A2プリントを6枚クリエイトに発注し、その他の作品は自宅でA4にプリントしました。
そのへんのバランスなどはもう今回手探りで決めたんですが、やっぱりこうして展示するとA2でもまだ小さく感じますね。次回はなんとかA0とかの作品をおりまぜたりしたいなあ、と……。
でもとりあえずは、まず1回個展をやってみよう、という今回の意図としては大成功だったのではないかと思います。作品をプリントし、多くの人に観てもらうということ、すなわち写真家が個展というものを開催する意義が、やってみたらハッキリとわかりました。手に取れるモノとしての写真作品がそこにある、という実感はやはり大事ですよね。
「パソコンのモニターで見てるのと全然違う、全然いいですね」としみじみ言ってくださった人がたくさんいました。俺自身の実感としても、やはり写真はプリントして完成、という当たり前の結論を再認識しました。
ひとりで準備するのはホントに大変でしたが(笑)、やってみてよかったといまは心から思います。
今回展示した作品ですが、図録的なモノは今回用意できませんでした。そのかわりと言っては何ですが、終了後にデジタルデータの『電子図録』を作りました。
PDFデータではありますが、こちらで無料で配布しています。こちらにはEXIFデータも記載されいているので、ご来廊いただいた方も、残念ながら今回スケジュールが合わなかった方も、もしよかったらダウンロードしてご覧になってください。
http://joemotohashi.com/#event
というわけで、本橋丈第1回個展、終了いたしました。みなさまありがとうございました!
思えば今年の正月、吉祥寺美術館の利用申請をしてから、あっという間の半年でございました。まだまだ先だと思ってたんですが、ホントに早いですね(笑)。

Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/4.5 23.0mm 1/250 ISO6400
今回の個展に関しては、やはり本橋丈という写真家を初めて世に問うものである、としまして(ちょっと大げさですが……)、真剣に写真を撮り始めて今日までの写真を全て精査し、ベストなラインナップで開催するんだ!と思ってはいたんですが……(笑)。この8年あまりの全ての作品を見返すだけでも大仕事で、とても完全に精査するなんて余裕はありませんでした。

Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/4.5 23.0mm 1/250 ISO6400
結局、展示したのは野鳥18点、動物10点、ポートレート7点、風景5点に、Xシリーズ写真展で過去選出されプリントしてもらった2点、それに大判のコルクボードをふたつ用意し、ひとつには2Lにプリントしたライブ写真とスナップ、もうひとつにはタンチョウのダンスレッスンの組写真を貼り付けたものを展示しました。
なかなかバラエティに富んだ展示(悪くいえば統一感のない(笑))になったと思います。

Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/3.2 23.0mm 1/125 ISO4000
モデルのKANOKO嬢も来廊してくれました。(椿舞子さんは地方出張中で来られませんでした。残念!)
正確な来廊者数をカウントしていたわけではありませんが、アンケートに答えてくださった人数は200を超えたので、それ以外の人を含めると5日間で250人いるかいなかったか、くらいの来廊者数だったと思います。
1日平均50人弱、といったところでしょうか。市民ギャラリーがどれくらいの人を集めているのかわかりませんが、少なくとも職員の方は「盛会ですね!」と驚いていました。

Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/5.6 23.0mm 1/60 ISO4000

Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/5.6 23.0mm 1/60 ISO3200

Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/5.6 23.0mm 1/60 ISO3200

Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/5.6 23.0mm 1/60 ISO2500
プリントに関しては、なるべく大きくプリントしたいのはヤマヤマではありますが、やはりそこは技術的・予算的な制約もありますので(笑)、結局A2プリントを6枚クリエイトに発注し、その他の作品は自宅でA4にプリントしました。
そのへんのバランスなどはもう今回手探りで決めたんですが、やっぱりこうして展示するとA2でもまだ小さく感じますね。次回はなんとかA0とかの作品をおりまぜたりしたいなあ、と……。
でもとりあえずは、まず1回個展をやってみよう、という今回の意図としては大成功だったのではないかと思います。作品をプリントし、多くの人に観てもらうということ、すなわち写真家が個展というものを開催する意義が、やってみたらハッキリとわかりました。手に取れるモノとしての写真作品がそこにある、という実感はやはり大事ですよね。
「パソコンのモニターで見てるのと全然違う、全然いいですね」としみじみ言ってくださった人がたくさんいました。俺自身の実感としても、やはり写真はプリントして完成、という当たり前の結論を再認識しました。
ひとりで準備するのはホントに大変でしたが(笑)、やってみてよかったといまは心から思います。
今回展示した作品ですが、図録的なモノは今回用意できませんでした。そのかわりと言っては何ですが、終了後にデジタルデータの『電子図録』を作りました。
PDFデータではありますが、こちらで無料で配布しています。こちらにはEXIFデータも記載されいているので、ご来廊いただいた方も、残念ながら今回スケジュールが合わなかった方も、もしよかったらダウンロードしてご覧になってください。
http://joemotohashi.com/#event
というわけで、本橋丈第1回個展、終了いたしました。みなさまありがとうございました!
10
2017
たまにはカメラ以外の最近のお話をしましょう。
実は去年の10月末、耳のイヤフォンかぶれから雑菌が入り、入院する騒ぎがありまして。それ以来イヤフォンをするのにちょっと抵抗を感じるようになりました。
もともと肌が弱い(子供のころからのアトピー持ちですし)こともありまして、やはり今後外で音楽を聴くのにイヤフォンを使うのはやめようということになりました。
それとはまた別の話ですが、遅まきながらワタシにもBluetooth導入の波が訪れまして(笑)、去年の秋くらいに愛用のイヤフォンをBluetoothのものに変更したんですね。そのときに導入したのがこちらです。

Fujifilm X-Pro2
XF35mmF1.4 R
ƒ/11.0 35.0mm 1 ISO400
SoundBEATSのQ12というBluetoothイヤフォンです。Amazonプライムで3000円ほど、というとてもお安いイヤフォンです(笑)。
それまでは長いことKlipschの1万円ほどのイヤフォンを使っていて、音質も良くとても気に入っていましたが、こちらのSoundBEATSもなかなかいい音で、これが3千円とはすごいコスパじゃわい、と至極ご満悦でした。Bluetoothのコードレスの快適感にもやられましたね。これを経験したらもう線付きには戻れないわい、と。
SoundBEATSのQ12は左右連結式のイヤフォンなので、使わないときはそのままネックレスのように首にかけていられます。しかも上の写真のように、左右のイヤフォンハウジングの背中がマグネットでくっつくようになっているのも便利です。
操作ボタンは右耳に近い側にあって、オーソドックスな3つボタン式です。マイクロUSBの充電ジャックもこちらにあります。

Fujifilm X-Pro2
XF60mmF2.4 R Macro
ƒ/11.0 60.0mm 1 ISO640
1回充電すればかなりバッテリーも保ちますし、これといった不満もなくこれを使っておりました。が、やはり安い製品に弱点はあるものです。この製品の弱点は音切れでした。けっこう音がブチブチと切れるんですね。要するに、Bluetoothの通信が途切れるわけです。
実はこのイヤフォンを使って、ドラム演奏時にiPhoneからクリックを聴いていたんですが、この現象が現れるとアウトです。音切れはBluetoothの通信が切れたり繋がったりするわけで、繋がったときは前に音が切れたところからまた音楽が始まるわけです。ずっと音楽が流れていてそれが聞こえたり切れたりするわけではなく、音楽も止まってしまうわけで、クリックの場合はそうなるとテンポがキープできませんよね。
普通に音楽を楽しむ分には我慢すればいいだけの話ですが、こういった用途においては使えないということがわかりました。

Fujifilm X-Pro2
XF60mmF2.4 R Macro
ƒ/11.0 60.0mm 1 ISO400
そんなカンジでSoundBEATS Q12の弱点も現れてきて、そして前述の入院騒ぎもありまして、いよいよこれはイヤフォンじゃなくヘッドフォンを使う生活にせざるを得ないと思っていたところ、Amazonのサイバーマンデーセール(笑)でこちらのヘッドフォンを見つけました。なんとセール価格で2000円!これは即ポチでした。SENNHEISERのオープンヘッドフォン PX95です。
ゼンハイザーの製品は、以前イヤフォンを使ったことがあり、その音質には信頼感があります。最近のメーカーのように不自然にドンシャリにすることなく、自然で上品なサウンドなんですよね。ワタシが使った限りでは一番いい音のしたメーカーなので、この低価格でも間違いないんじゃないか、と。

Fujifilm X-Pro2
XF60mmF2.4 R Macro
ƒ/11.0 60.0mm 1 ISO640
到着してみて、びっくりしました。一見安っぽいスポンジ式(懐かしい初代ウォークマンのヘッドフォンを思い出します)の軽いヘッドフォンながら、音質はものすごくいいです。心配な低音もしっかり出てますし、さすがゼンハイザー!と思わせるサウンドでした。この価格でこの音質はあり得ないだろ、と。
ただ……やはり弱点はあるもので、このヘッドフォンの弱点はただひとつ。耳に装着するハウジング部分の角度が足りないことです。人間の耳にぴったり装着するためには、頭の上から見て「ハの字」に傾いていなければならないわけですが、その傾きが足りないので耳に密着しないのです。ああ、なんて惜しい!ドイツ人の耳は日本人ほど傾いていないんでしょうか?(笑)
そしてこのPX95のBluetooth版がないのも残念ですね。このサウンドで、この軽さで、Bluetooth版があったら俺は即買います。もちろんそのときは、耳にぴったり密着するように改善してくださいね(笑)。
iPhoneで使う用途として、このゼンハイザーPX95を装着して外出してみたりもしました。正直言って、ヘッドフォンをかけて外出するのって最初はちょっと恥ずかしかったですね(笑)。でもまあ、恥ずかしいのは自分だけで他人は全く気にしないと思うし、恥ずかしかったのは最初だけでした。そしてその気になって見てみると、ヘッドフォンをして歩いている人ってけっこう多いんですね。まあ、ほとんどが若い人ですが(笑)。いかにも、といった大きな密閉型ヘッドフォンじゃなくて、こんなカンジのコンパクトなヘッドフォンも多いみたいですし、ヘッドフォンで歩いていても思ったほど目立たないですよね。
だったら、ということで、外出時にも気兼ねなく使えるBluetoothのヘッドフォンってどんなのがあるだろうか、と探し始めました。そうするとこれがまた、いろんなメーカー(知らなかった新しいメーカーもたくさん!)からいろんなモデルが出てるんですね。お値段もなかなかお手ごろな価格から、5万、6万する高級モデルまで。
こうして、買う気になって新しいジャンルの製品を探しているときがなんせ一番楽しいと思うんです(笑)。そしてこういったリサーチは、かなり徹底的にやるのが性分です。ネットをあさって、吉祥寺ヨドバシでかなり視聴もしてみました。接続が面倒そうなイメージのあるBluetoothヘッドフォンですが、ヨドバシの売り場では全てがペアリング待ち状態になって陳列されているんですね。iPhoneを持っていってBluetooth接続画面を開けば、近くにある製品が全てずらっとリストアップされます。あとはタップして繋いで試聴すればいいだけ。お手軽です。
そうしてリサーチした結果、だいたいの市場の傾向がわかってきました。イヤフォンでもヘッドフォンでも同じですが、SoundBEATS Q12でみられたような音途切れの症状は、1万円以下の製品では逃れられない傾向にあるようです。音質においては1万円以下の製品と1万円前後の製品において大きな差は感じられないですが、音途切れは明確に差があるようです。
そこにひとつ、見極めるべき壁があるようですね。
ワタシのターゲットとしては、やはり軽くてコンパクトなものです。外出したときに、外してカメラバッグなどに収納して場所を取らないもの。そうなると、ハウジングの大きな密閉式モデルはやはり候補から外れます。できればヘッドバンドなども折り畳めたりするほうがいいですね。
いろいろ試した結果、最終的に候補に残ったのがまず、スカルキャンディーというアメリカのメーカーの、GRIND WIRELESS A5GBW-J543です。これのBLACK/TANカラーのモデルが気に入りました。
ただこちらのモデル、1万円以下でやはり音途切れがあるみたいなんですよね。折畳みもできなくて収納の条件にも当てはまりません。しかし、デザインはカッコいい(笑)。試聴してみましたが、サウンドもまあまあ満足できるレベルでした。
ですが、非常に惜しいのですが、購入には至りませんでした。
そして結局、購入したのはこちらのモデルでした。
AKGのY45BTというモデルです。価格は1万2千円ほど。実はこの大きさで密閉式なんですね。とてもコンパクトで、ハウジング部分が折り畳めて収納できます。そして音質もとてもいい!低音もしっかり出てほとんど不満のない音質です。

Fujifilm X-Pro2
XF60mmF2.4 R Macro
ƒ/11.0 60.0mm 1 ISO800
右耳のハウジングにボタンが4つあって、真ん中が再生、ダブルクリックで曲飛ばし、上下のプラスマイナスボタンが音量になってます。その下の方に見えるボタンが電源・ペアリングのボタンですね。これらのボタンが、本体を耳に装着して右手をやったときに自然に触れる部分に配置されています。ボタンが小さくて手探りでわかりにくそうに見えますが、再生ボタンが1段高くなっているので、触ればすぐわかるようになってるんですね。そこを基準にして、プラスマイナスのボタンはすぐわかりますし、電源ボタンは装着する前にオンにするようにすれば問題ないです。
マイクロUSBの充電ジャックは左耳に。一度満充電すれば10時間以上再生できます。

Fujifilm X-Pro2
XF60mmF2.4 R Macro
ƒ/11.0 60.0mm 1 ISO1000
折り畳むとこんな形。かさばるハウジング部も回転させることができるので、この形でかなりコンパクトに収納できます。
耳に当たる部分もかなりソフトで、ふわっとした着け心地。装着感もかなりいいです。そして密閉式ということで、音漏れが少ないのも大事なポイント。電車の中などでも、大音量にさえしなければ、普通に使っていて音漏れに気を使うこともなさそうです。
そして、1週間ほど使ってみましたが、音途切れはまだ一度もありません!これ大事なポイントです。

Fujifilm X-Pro2
XF60mmF2.4 R Macro
ƒ/11.0 60.0mm 1 ISO400
このAKG Y45BTにはこんな収納ポーチも付いてるんですね。折り畳んでポーチに収納すると、ちょっと小さめな折畳みレフ板みたいなカンジ(笑)。これならバッグのちょっとした隙間に突っ込んでおけます。最高です。
ちなみにこのモデル、充電が切れてしまったときもコードを繋げば有線ヘッドフォンとしてそのまま使えます。そのコードもこのポーチに入れておけますので安心です。
というわけで、大満足な買い物となったAKG Y45BTでした。特に弱点もないと思うんですが、気をつけるべきポイントは見つかりました。それは、ワタシのようなヘッドフォン初心者に言えることなんですが、「きちんと装着する」ということです(笑)。
当たり前のようですが、ヘッドバンドをきちんと頭の形に合うように調節して、両方の耳と頭に当たるヘッドバンドの3点で支えるようにしないと、ちょっと頭を動かしたときにヘッドフォンがずれるんですね。Bluetoothヘッドフォンは意外に重さがありますから、慣性モーメントでそのままヘッドフォンが吹っ飛びかねないです(笑)。
頭の上からヘッドバンドを押さえて、きちんと3点で重みを支えるように装着すること。そうすれば簡単にずれることなく、快適なヘッドフォン生活が送れるのではないかと思います。
実は去年の10月末、耳のイヤフォンかぶれから雑菌が入り、入院する騒ぎがありまして。それ以来イヤフォンをするのにちょっと抵抗を感じるようになりました。
もともと肌が弱い(子供のころからのアトピー持ちですし)こともありまして、やはり今後外で音楽を聴くのにイヤフォンを使うのはやめようということになりました。
それとはまた別の話ですが、遅まきながらワタシにもBluetooth導入の波が訪れまして(笑)、去年の秋くらいに愛用のイヤフォンをBluetoothのものに変更したんですね。そのときに導入したのがこちらです。

Fujifilm X-Pro2
XF35mmF1.4 R
ƒ/11.0 35.0mm 1 ISO400
SoundBEATSのQ12というBluetoothイヤフォンです。Amazonプライムで3000円ほど、というとてもお安いイヤフォンです(笑)。
それまでは長いことKlipschの1万円ほどのイヤフォンを使っていて、音質も良くとても気に入っていましたが、こちらのSoundBEATSもなかなかいい音で、これが3千円とはすごいコスパじゃわい、と至極ご満悦でした。Bluetoothのコードレスの快適感にもやられましたね。これを経験したらもう線付きには戻れないわい、と。
SoundBEATSのQ12は左右連結式のイヤフォンなので、使わないときはそのままネックレスのように首にかけていられます。しかも上の写真のように、左右のイヤフォンハウジングの背中がマグネットでくっつくようになっているのも便利です。
操作ボタンは右耳に近い側にあって、オーソドックスな3つボタン式です。マイクロUSBの充電ジャックもこちらにあります。

Fujifilm X-Pro2
XF60mmF2.4 R Macro
ƒ/11.0 60.0mm 1 ISO640
1回充電すればかなりバッテリーも保ちますし、これといった不満もなくこれを使っておりました。が、やはり安い製品に弱点はあるものです。この製品の弱点は音切れでした。けっこう音がブチブチと切れるんですね。要するに、Bluetoothの通信が途切れるわけです。
実はこのイヤフォンを使って、ドラム演奏時にiPhoneからクリックを聴いていたんですが、この現象が現れるとアウトです。音切れはBluetoothの通信が切れたり繋がったりするわけで、繋がったときは前に音が切れたところからまた音楽が始まるわけです。ずっと音楽が流れていてそれが聞こえたり切れたりするわけではなく、音楽も止まってしまうわけで、クリックの場合はそうなるとテンポがキープできませんよね。
普通に音楽を楽しむ分には我慢すればいいだけの話ですが、こういった用途においては使えないということがわかりました。

Fujifilm X-Pro2
XF60mmF2.4 R Macro
ƒ/11.0 60.0mm 1 ISO400
そんなカンジでSoundBEATS Q12の弱点も現れてきて、そして前述の入院騒ぎもありまして、いよいよこれはイヤフォンじゃなくヘッドフォンを使う生活にせざるを得ないと思っていたところ、Amazonのサイバーマンデーセール(笑)でこちらのヘッドフォンを見つけました。なんとセール価格で2000円!これは即ポチでした。SENNHEISERのオープンヘッドフォン PX95です。
ゼンハイザーの製品は、以前イヤフォンを使ったことがあり、その音質には信頼感があります。最近のメーカーのように不自然にドンシャリにすることなく、自然で上品なサウンドなんですよね。ワタシが使った限りでは一番いい音のしたメーカーなので、この低価格でも間違いないんじゃないか、と。

Fujifilm X-Pro2
XF60mmF2.4 R Macro
ƒ/11.0 60.0mm 1 ISO640
到着してみて、びっくりしました。一見安っぽいスポンジ式(懐かしい初代ウォークマンのヘッドフォンを思い出します)の軽いヘッドフォンながら、音質はものすごくいいです。心配な低音もしっかり出てますし、さすがゼンハイザー!と思わせるサウンドでした。この価格でこの音質はあり得ないだろ、と。
ただ……やはり弱点はあるもので、このヘッドフォンの弱点はただひとつ。耳に装着するハウジング部分の角度が足りないことです。人間の耳にぴったり装着するためには、頭の上から見て「ハの字」に傾いていなければならないわけですが、その傾きが足りないので耳に密着しないのです。ああ、なんて惜しい!ドイツ人の耳は日本人ほど傾いていないんでしょうか?(笑)
そしてこのPX95のBluetooth版がないのも残念ですね。このサウンドで、この軽さで、Bluetooth版があったら俺は即買います。もちろんそのときは、耳にぴったり密着するように改善してくださいね(笑)。
iPhoneで使う用途として、このゼンハイザーPX95を装着して外出してみたりもしました。正直言って、ヘッドフォンをかけて外出するのって最初はちょっと恥ずかしかったですね(笑)。でもまあ、恥ずかしいのは自分だけで他人は全く気にしないと思うし、恥ずかしかったのは最初だけでした。そしてその気になって見てみると、ヘッドフォンをして歩いている人ってけっこう多いんですね。まあ、ほとんどが若い人ですが(笑)。いかにも、といった大きな密閉型ヘッドフォンじゃなくて、こんなカンジのコンパクトなヘッドフォンも多いみたいですし、ヘッドフォンで歩いていても思ったほど目立たないですよね。
だったら、ということで、外出時にも気兼ねなく使えるBluetoothのヘッドフォンってどんなのがあるだろうか、と探し始めました。そうするとこれがまた、いろんなメーカー(知らなかった新しいメーカーもたくさん!)からいろんなモデルが出てるんですね。お値段もなかなかお手ごろな価格から、5万、6万する高級モデルまで。
こうして、買う気になって新しいジャンルの製品を探しているときがなんせ一番楽しいと思うんです(笑)。そしてこういったリサーチは、かなり徹底的にやるのが性分です。ネットをあさって、吉祥寺ヨドバシでかなり視聴もしてみました。接続が面倒そうなイメージのあるBluetoothヘッドフォンですが、ヨドバシの売り場では全てがペアリング待ち状態になって陳列されているんですね。iPhoneを持っていってBluetooth接続画面を開けば、近くにある製品が全てずらっとリストアップされます。あとはタップして繋いで試聴すればいいだけ。お手軽です。
そうしてリサーチした結果、だいたいの市場の傾向がわかってきました。イヤフォンでもヘッドフォンでも同じですが、SoundBEATS Q12でみられたような音途切れの症状は、1万円以下の製品では逃れられない傾向にあるようです。音質においては1万円以下の製品と1万円前後の製品において大きな差は感じられないですが、音途切れは明確に差があるようです。
そこにひとつ、見極めるべき壁があるようですね。
ワタシのターゲットとしては、やはり軽くてコンパクトなものです。外出したときに、外してカメラバッグなどに収納して場所を取らないもの。そうなると、ハウジングの大きな密閉式モデルはやはり候補から外れます。できればヘッドバンドなども折り畳めたりするほうがいいですね。
いろいろ試した結果、最終的に候補に残ったのがまず、スカルキャンディーというアメリカのメーカーの、GRIND WIRELESS A5GBW-J543です。これのBLACK/TANカラーのモデルが気に入りました。
![]() Skullcandy スカルキャンディー オンイヤー型ヘッドホン Bluetooth対応 GRIND WIRELESS BLACK/TAN A5GBW-J543 |
ただこちらのモデル、1万円以下でやはり音途切れがあるみたいなんですよね。折畳みもできなくて収納の条件にも当てはまりません。しかし、デザインはカッコいい(笑)。試聴してみましたが、サウンドもまあまあ満足できるレベルでした。
ですが、非常に惜しいのですが、購入には至りませんでした。
そして結局、購入したのはこちらのモデルでした。
![]() ワイヤレスヘッドホン AKG(アカゲ) Y45BTBLK(ブラック) 【送料無料】 |
AKGのY45BTというモデルです。価格は1万2千円ほど。実はこの大きさで密閉式なんですね。とてもコンパクトで、ハウジング部分が折り畳めて収納できます。そして音質もとてもいい!低音もしっかり出てほとんど不満のない音質です。

Fujifilm X-Pro2
XF60mmF2.4 R Macro
ƒ/11.0 60.0mm 1 ISO800
右耳のハウジングにボタンが4つあって、真ん中が再生、ダブルクリックで曲飛ばし、上下のプラスマイナスボタンが音量になってます。その下の方に見えるボタンが電源・ペアリングのボタンですね。これらのボタンが、本体を耳に装着して右手をやったときに自然に触れる部分に配置されています。ボタンが小さくて手探りでわかりにくそうに見えますが、再生ボタンが1段高くなっているので、触ればすぐわかるようになってるんですね。そこを基準にして、プラスマイナスのボタンはすぐわかりますし、電源ボタンは装着する前にオンにするようにすれば問題ないです。
マイクロUSBの充電ジャックは左耳に。一度満充電すれば10時間以上再生できます。

Fujifilm X-Pro2
XF60mmF2.4 R Macro
ƒ/11.0 60.0mm 1 ISO1000
折り畳むとこんな形。かさばるハウジング部も回転させることができるので、この形でかなりコンパクトに収納できます。
耳に当たる部分もかなりソフトで、ふわっとした着け心地。装着感もかなりいいです。そして密閉式ということで、音漏れが少ないのも大事なポイント。電車の中などでも、大音量にさえしなければ、普通に使っていて音漏れに気を使うこともなさそうです。
そして、1週間ほど使ってみましたが、音途切れはまだ一度もありません!これ大事なポイントです。

Fujifilm X-Pro2
XF60mmF2.4 R Macro
ƒ/11.0 60.0mm 1 ISO400
このAKG Y45BTにはこんな収納ポーチも付いてるんですね。折り畳んでポーチに収納すると、ちょっと小さめな折畳みレフ板みたいなカンジ(笑)。これならバッグのちょっとした隙間に突っ込んでおけます。最高です。
ちなみにこのモデル、充電が切れてしまったときもコードを繋げば有線ヘッドフォンとしてそのまま使えます。そのコードもこのポーチに入れておけますので安心です。
というわけで、大満足な買い物となったAKG Y45BTでした。特に弱点もないと思うんですが、気をつけるべきポイントは見つかりました。それは、ワタシのようなヘッドフォン初心者に言えることなんですが、「きちんと装着する」ということです(笑)。
当たり前のようですが、ヘッドバンドをきちんと頭の形に合うように調節して、両方の耳と頭に当たるヘッドバンドの3点で支えるようにしないと、ちょっと頭を動かしたときにヘッドフォンがずれるんですね。Bluetoothヘッドフォンは意外に重さがありますから、慣性モーメントでそのままヘッドフォンが吹っ飛びかねないです(笑)。
頭の上からヘッドバンドを押さえて、きちんと3点で重みを支えるように装着すること。そうすれば簡単にずれることなく、快適なヘッドフォン生活が送れるのではないかと思います。