冬の北海道の動物撮影<阿寒ツルセンター編>

北海道撮影旅行、最後は阿寒ツルセンターのその他の写真をご紹介します。

まずは観察センターの給餌場へ向うツルたちの飛翔シーンを。野生のツルたちはみんなここでエサをもらえることを知っていて、こぞって飛んでくるわけです。
土手の上で待ちかまえている俺の目の前を、右から左へツルがやって来ては見事な飛翔シーンを見せてくれました。なかには給餌の時間を待ちきれずに左から右へ去ってしまうツルもいましたが。
とにかく、あこがれのツルの飛翔シーンだったわけですが、しまいには飽きるほどたくさんのツルが飛んできてくれました。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 640
露出: 1/3200 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





機種: Canon EOS-1D X
ISO: 400
露出: 1/3200 秒
絞り: 3.2
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM





機種: Canon EOS-1D X
ISO: 200
露出: 1/2000 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM



タンチョウのための給餌場なわけですが、白鳥がやってきてしまうのが悩みの種のようです。(白鳥は意外に凶暴な動物で、タンチョウを追っ払ってしまうんですね)白鳥が来ると、ツルセンターの職員の人がスノーモービルですっ飛んできては追っ払います。面白いことに、それ専門の職員さんがいるそうで、その人がスノーモービルで給餌場へ入っても、タンチョウは決して逃げないんだそうです。白鳥たちは姿を見ただけで逃げていくんですが。
そしてその人以外の人がスノーモービルで入っていくと、タンチョウたちも逃げてしまうんだそうです。
そうは言っても、こちらとしては白鳥も充分美しい被写体ですから、差別はしません。追い立てられて逃げていく白鳥の群れもしっかり撮りました。そういうときでもきちんと編隊を組んで飛んでいくんですね。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 100
露出: 1/3200 秒
絞り: 3.2
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM




でもやっぱりタンチョウの飛翔シーンは美しいです。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 200
露出: 1/2000 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM




そんなこんなで、時間もそろそろ1時。どうせなら俺も給餌の時間の撮影に参加したいということで、遅まきながら観察センターの方で向ってみました。しかしそこは、まさに立錐の余地もないほどの三脚の林。軽く見積もっても100人以上のカメラマンが来ていたと思います。NHKのハイビジョンカメラも来てました。
こりゃーダメかな、と思っていたら、親切な人が「ここ空いてるよ」と入れてくれました。ありがたい。
くわー、くわーと鳴いているタンチョウを至近距離で。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 100
露出: 1/2000 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM




そして……案の定やってきました。オジロワシの乱入です。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 100
露出: 1/2000 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM




しかし、意外にもタンチョウも負けていません。おまえ出て行け!とばかりにオジロワシを攻撃します。体格ではタンチョウの方が勝ってますからね。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 100
露出: 1/2000 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM




オジロワシもタジタジです。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 100
露出: 1/2000 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM




さすがのオジロワシも、なかなかおこぼれにあずかるのは難しいようですね。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 250
露出: 1/2000 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM




乱入者はオジロワシだけではありませんでした。いきなり林の中から現れたのは、まだ若い牡鹿の群れです。まだ群れを率いることのできない若い牡鹿たちは、こうして雄だけのグループを作って生活をしてるんですね。若いギャングたち、なんか人間と同じだなあと思ってしまいます。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 160
露出: 1/2000 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM




角を突き合わせて力比べ。意味もなくじゃれ合うところなんかも人間の若者と同じですね。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 100
露出: 1/2000 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM




やっぱりどこか表情が幼い気がしますね。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 200
露出: 1/3200 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM




最後はやっぱりタンチョウのアップを。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 125
露出: 1/3200 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM



というわけで、長々と続けてまいりましたが、この冬の北海道動物撮影の顛末でございました。
ここの撮影が終ったあと、帯広で1泊して、その後苫小牧からまたフェリーに乗って東京にもどったというわけです。
次回は春先、ヒグマが目を覚まして出てくるくらいのタイミングでまた北海道を訪れたいと思います。

※追伸

ツルセンターの撮影を終えて車に戻るとき、俺はまた無精をやって失敗してしまいました。三脚にヨンニッパをつけたまま肩に担いでいたら、クイックシューが緩んでいたみたいで、カメラをドッカンと雪道に落としまして……。
雪道だったので何事もないと思うんですが、大事を取って東京に戻ってからヨンニッパと1DXをメンテナンスに出しました。カメラを三脚につけたまま移動しない、というのは基本なんですが、やはり無精をしちゃいけません。特にクイックシューを使用してる皆さん、ご注意あれ。

テーマ: 動物の写真 | ジャンル: 写真

冬の北海道の動物撮影<タンチョウのダンスレッスン編>

北海道撮影旅行、その4です。

羅臼の撮影を終えて、釧路に移動しました。そのまま釧路で1泊し、翌12日の朝一番で向ったのは阿寒町の『阿寒国際ツルセンター』です。
絶滅危惧種であったタンチョウの人口給餌から始まったこのツルセンター、現在では国内唯一のタンチョウの保護研究のための施設になっているそうです。施設の裏には、現在も続く人口給餌のためのタンチョウ観察センターがあり、ここでエサをめぐるタンチョウとワシの抗争が見られるよ、という情報を得てやってきたわけです。

現場に到着したのは朝9時くらいでしたが、既に観察センターの柵の前には多くの三脚が立てられていました。午後1時からのエサの時間に合わせて場所取りです。タンチョウのカメラマン人気は凄いものがあります。
俺はというと、人工的な柵の向こうに集められたタンチョウの群れをただ撮るのも気が進まないので(人ごみが嫌いとも言う)、その隣の土手の上に上がってみました。土手の向こうは雪の原野になっていて、そちらにも野生のタンチョウがいそうです。林の向こうの川の方から、観察センターに向って飛んでくるタンチョウがここからよく見えました。
さらに、3羽だけその雪原をなわばりにしている群れがいました。どうやら2羽が成鳥で、1羽はまだ頭の茶色い幼鳥のようです。
最初はエサ場と水場を行ったり来たりしていた3羽でしたが、あるとき体の大きな成鳥が踊り始めたんです。お、これは!とシャッターを切りました。連写モードにしてなかったので手動連写です(笑)。



「踊ろうよ!」

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 400
露出: 1/3200 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III




「踊りましょうか!」

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 320
露出: 1/3200 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III




成鳥の2羽は息の合ったダンスを始めました。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 320
露出: 1/3200 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III




向こう側にいる幼鳥はまだキョトンとしてますね。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 320
露出: 1/3200 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III




間を通っちゃったりして、我関せずの幼鳥。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 400
露出: 1/3200 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III




「おい、おまえもそろそろダンスを覚えなさい!」

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 320
露出: 1/3200 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III




「そうよ、ほら、こうして踊ってみなさい!」

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 400
露出: 1/3200 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III




「ほら、ジャンプだ!みてごらん!」
どうやら成鳥ふたりのダンスが、幼鳥に対するダンスレッスンに変わってきたようです。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 320
露出: 1/3200 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III




「えー、よくわかんないよ……」
「マネしてごらん!」

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 320
露出: 1/3200 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III




「え〜、こう?」
「そうそう、羽を広げて!」

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 320
露出: 1/3200 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III




「こんなカンジかなあ?」
「いいよいいよ、できるじゃないか!」

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 400
露出: 1/3200 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III




「なんか楽しくなってきた!」

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 800
露出: 1/3200 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III




「次はステップだ!ついておいで!」

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 800
露出: 1/3200 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III




「走るのも楽しいだろう?」

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 640
露出: 1/3200 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III




すっかり3羽のダンスになってます。こうやって幼い子に親がダンスを教えるんですねえ。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 800
露出: 1/3200 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III




子供を見守る2羽。親子なのかどうなのかは定かではありませんが、保護者的立場で見守ってることは確かにわかります。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 640
露出: 1/3200 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III




「よかったじゃないか、母さん」(なのかどうなのかはわかりませんが)

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 320
露出: 1/3200 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III




タンチョウの求愛ダンスは有名で、いろんなカメラマンがいい写真を撮ってますが、求愛ダンスのダンスレッスンというのはなかなか貴重な瞬間だったのではないでしょうか。このシーンを撮れただけで寒い阿寒に行った甲斐は充分あったと思います。大満足だったのでした。
しかし、このシーンだけじゃなくて、タンチョウの美しい飛翔シーンもたくさん撮れましたし、給餌の時間にいろんな乱入者があったのも面白かったので、次回はそのへんの写真を。

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冬の北海道の動物撮影<流氷のワシたち編>

北海道撮影旅行、その3です。

話はちょっと前後しますが、9日の夜、初日のシマフクロウ撮影が夜半を大きく回る時間まで押してしまい(というかご好意のたまものですが)、宿に帰って冷えきった体をお風呂で暖めたりしたらもう夜明け近くでした。
翌日は流氷クルーズに乗る予定だったのですが、そんな状態では朝のクルーズはとてもムリということで、午後1時過ぎに出港の便に乗ることにしました。
しかし、やはりそこは鳥たち。流氷に多く出没するのは朝のうちで、午後になるともうその姿は遠くにちらほら、といった程度になってしまっていました。
クルーズ船としても責任を感じるほどの鳥の少なさだったらしく(笑)、船長は半ばヤケぎみに「明日はいい天気だそうだし、夜明け前から船を出すか!お客さんは5時15分集合で!」と吠えていました。

いやいやいや、5時って……とその時点では全くその気はなかったんですが、その日の夜もシマフクロウの撮影に出かけてみると、前日も顔を合わせた顔なじみカメラマンたちのなかに、翌朝の早朝クルーズに乗る気まんまんの猛者たちがいまして。話をしているうちに俺もすっかりその気になってしまいました(笑)。
というわけで、睡眠時間2時間ほどで俺も夜明け前のクルーズ船に乗りこんだのでした。
クルーズ船に持ち込んだのは、1DXには70-200mmとエクステンダー、5D3には24-70mmと機動性重視にしてみたんですが、他の乗客(みんなカメラマン)たちは軒並みロクヨンクラスの大砲を持ち込んでましたね。
結果として、70-200mmで正解だったと思います。クルーズ船はかなりワシたちの近くまで寄せてくれるし、動きを追うためにも長玉過ぎては撮りにくいですから。

というわけで、まだ暗いうちに海に出たクルーズ船。間もなく夜も明けてきて、幻想的な流氷の夜明けの光景となりました。

機種: Canon EOS 5D Mark III
ISO: 5000
露出: 1/30 秒
絞り: 7.1
焦点距離: 35mm
フラッシュを使用: いいえ
EF24-70mmF2.8L IS II USM




流氷の上には、たくさんのワシたちの姿が。まさにオホーツクのワシの王国です。

機種: Canon EOS 5D Mark III
ISO: 100
露出: 1/125 秒
絞り: 8.0
焦点距離: 65mm
フラッシュを使用: いいえ
EF24-70mmF2.8L IS II USM




反対側を見ると、朝日に照らされた羅臼岳の雄姿。

機種: Canon EOS 5D Mark III
ISO: 100
露出: 1/200 秒
絞り: 8.0
焦点距離: 70mm
フラッシュを使用: いいえ
EF24-70mmF2.8L IS II USM




いました。あこがれのオオワシがうじゃうじゃ、です(笑)。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 12800
露出: 1/4000 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 200mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM




うーん、美しい……

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 4000
露出: 1/4000 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 200mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM




明るくなってくると、大きな流氷に止まっているのはみんなオオワシでした。王国の王者然とした姿、さすがです。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 10000
露出: 1/2500 秒
絞り: 14.0
焦点距離: 200mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM




オオワシにまじってオジロワシもたくさんいます。根室でみかけたときはドキドキしたオジロワシが、なんだかここではザコキャラのように思えてしまう人間の勝手さ(笑)。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 1000
露出: 1/2000 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 200mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM




だってやっぱり、オオワシの威厳に溢れた姿からすると、ちょっと見劣りするもんねえ(笑)。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 320
露出: 1/2000 秒
絞り: 3.2
焦点距離: 200mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM




体のサイズとしてはほぼ同じくらいですが、クチバシや足のゴツさ、たくましさはオオワシの方がひとまわり勝ってるように思います。観察していると、やはりオジロワシはオオワシに譲るようなシーンが多かったように思います。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 250
露出: 1/2000 秒
絞り: 3.2
焦点距離: 200mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM




性格の違いもあるようで、オジロワシは割と大胆で、エサを投げられると船のすぐ近くまで来ることもためらいませんが、オオワシは慎重な性格。決して人間の近くまで寄ってこようとはしません。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 160
露出: 1/1600 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 280mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF1.4×III




でもやっぱり、オジロワシだって美しいです。羅臼岳をバックに飛翔する姿には惚れ惚れしますね。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 200
露出: 1/2500 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 280mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF1.4×III




オオワシとオジロワシ、仲良く並んで。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 200
露出: 1/2500 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 260mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF1.4×III




オジロワシが至近距離を飛んでくれました。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 200
露出: 1/3200 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 265mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF1.4×III




そんなわけで、予定の時間を30分以上オーバーして、夜明けの流氷クルーズは終了しました。みんな大満足で、船長もホッとしたことでしょう(笑)。
この同じクルーズで、運が良ければシャチも観れるそうなので、次回はシャチに会いに行きたいですね。

その後は大急ぎで宿をチェックアウトし、羅臼での日程はここで終了です。この後はタンチョウに会いに帯広に向いました。それはまた次回に。

テーマ: 動物の写真 | ジャンル: 写真

冬の北海道の動物撮影<シマフクロウ編>

冬の北海道撮影旅行、その2です。

6日、根室の昭和の香り高い(笑)ホテルに一泊したあと、7日はいよいよ羅臼に移動しました。根室から羅臼はだいたい140キロ。普通に走ればまあ3時間、国後島を右手に見ながら海岸沿いの気楽なドライブなはずです。
当日の根室は快晴。道路も完璧に除雪されていて、まさかあんなことになるとは想像もしませんでした。

雲行きがおかしくなってきたのは、羅臼町の隣町、標津町(しべつちょう)に入った頃でしょうか。あ、雪が降ってきたなあ、と思ったらみるみるうちに吹雪に(笑)。海岸沿いながら峠道になるところでは、猛吹雪状態でまたもやホワイトアウトです。
さすがに一般道ですから、道東道のような恐怖のドライブにはなりませんでしたが、それでも充分怖い思いをしながら羅臼のホテルに到着したのはまたもや周囲が暗くなってからでした。その夜は、ホテルの人も「こんな猛吹雪はちょっと記憶にない」というくらいの状態で、降雪と強風でホテルから1歩も出られませんでした。ちょっとコンビニまで、と出かけても遭難しそうなほど(笑)。いや、冗談じゃなくホントにそんなカンジで、素泊まり予約の俺は夕食もとれず、仕方なくルームサービスのおにぎりでその夜は寝るしかありませんでした。

翌8日も朝から吹雪。羅臼港あたりまで出かけてはみましたが、視界が悪くてとても撮影できる状態じゃありません。仕方なく宿に戻って午後はゴロゴロするしかありませんでした。
夜になってようやく天気も回復してきたので、電話予約していた「シマフクロウのやって来る宿」に出かけることができたというわけです。

その宿(人が多くなりすぎてキャパオーバー気味だそうなので、名前は伏せます)は羅臼の海岸道路からちょっと入ったところにあり、目の前を流れる小川のいけすにシマフクロウがやって来るんだそうです。いけすのところは環境庁から許されたギリギリの光量でライトアップがされており、カメラマンは宿の中から希少なシマフクロウを撮影できるというわけです。
ただし、俺は宿の宿泊予約が取れず、ビジター料金を払って撮影させてもらいました。当然、屋内の快適な撮影場所は宿泊客優先。ビジターは川沿いに放置してあるマイクロバス(吹雪による雪だまりのため、ドア閉まらず)の中からの撮影になります。

凍結したバスの窓をお湯をかけて溶かしたり(俺がやりました)苦労をしてポジションを確保したのが夜6時過ぎくらいだったでしょうか。そこからが長かった(笑)。
バスの中のビジターは俺を含めて3人。見知らぬ同士でしたが、延々とフクロウを待つ間にいろんな話をして、すっかり連帯感が生まれていました(笑)。ただし、暗いうえに全員上着のフードを深く被って、視線はフクロウがやってくるいけすに向けられていましたから、顔も覚えていないし名前も名乗らずじまい、という一期一会の夜でしたが。

そんななか、姿を見せない幻のシマフクロウを待ち続けること8時間。完全防寒でもさすがに手足の寒さが限界に近づいてきた夜半過ぎ、音もなくそれは飛来しました。
北海道に140羽しか残っていないといわれる絶滅危惧種、フクロウの中で最大と言われるシマフクロウです。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 12800
露出: 1/200 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM




シマフクロウは、いったんいけすの上の木の枝に止まって、その後やおら地面に下り立ちます。その際全く羽音はありません。実はフクロウ類の中では、シマフクロウだけは少し羽音を立てるという話がありますが、少なくともこちらには全く聞こえませんでした。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 12800
露出: 1/200 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM




ライトアップされているとはいえ、薄暗いこの環境ではシャッタースピードを稼ぐことは難しいです。ISO12800まで上げてもなんとか絵になる1DXだからこそ撮影できた写真と言えます。しかも極低温で長時間待つという、撮影条件としては、最も厳しいテストに近いものありますね。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 10000
露出: 1/200 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM




さすがにシャッタースピード1/200では、羽ばたきはブレてしまいますが、それでもこのワンショットのために1DXを入手した甲斐があったと思える1枚です。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 8000
露出: 1/200 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM




無事魚をゲットして飛び立つシマフクロウ。この宿では最大5羽のシマフクロウが一度に訪れたことがあるそうですが、この夜はこの1羽のこの1回だけでした。まさにワンチャンス。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 8000
露出: 1/200 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM




翌日の夜も、懲りずにチャレンジしました。翌日は運悪く中国人団体様(笑)が宿を訪れていましたが、早目に宿に到着したおかげでなんとか室内の撮影ポジションをゲット。それにしても中国人のみなさんの機材は凄かった…全員1DXにロクヨン、でした(笑)。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 12800
露出: 1/50 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM




この日もフクロウがやって来たのは終了時間間近の夜半過ぎでした。さすがの中国人団体様も、このときばかりは静かに辛抱強く待ってましたね(笑)。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 12800
露出: 1/500 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM




いけすの魚を目差して飛びかかる瞬間。いけすも氷が張ってしまうとフクロウが魚を捕れないので、宿のおばさんがこまめに世話をして、大変そうでした。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 12800
露出: 1/500 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM




広げた翼が美しい。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 12800
露出: 1/400 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM




魚をゲットすると、毎回川上方向へ飛び去っていきます。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 12800
露出: 1/400 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM




最後にもう1枚。美しすぎます。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 12800
露出: 1/400 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM



この姿を撮影するためだったら、何時間でも待っていられます。すっかり野生のシマフクロウに夢中になってしまったのでした。またいつか必ず撮影に行きます。そんな羅臼の夜でした。
寒かったけどね〜!

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冬の北海道の動物撮影<根室編>

2月4日から15日にかけて、冬の北海道に行ってまいりました。
先月風邪をひいて断念した撮影旅行のリベンジでございます。ていうか、最初から1月と2月、連続で行く予定にしてまして、1月が冬の北海道を初体験する予行演習、2月が本番、と位置づけていたわけですが、それがぶっつけ本番になったわけですな。
そう、冬の北海道に行くのは初めてだったのです。そのために秋口から防寒具を買いそろえ、レガシィくんにはスタッドレスタイヤを装着し、と準備万端整えていたわけですが、ようやくの決行となりました。

向うのはやはり道東、主に知床の流氷にやってくるオオワシと希少なシマフクロウ、あとは釧路のタンチョウなどを撮影しようというもくろみです。レンタカーは高いので、茨城県の大洗港から苫小牧へ連絡しているカーフェリーを使います。秋に行ったときと同じ旅程ですね。大洗から苫小牧までは19時間。船中1泊になります。
苫小牧からは知床まで500キロあまりの陸路になります。秋のときは余裕を持って、200キロほど行った帯広で途中1泊したわけですが、冬の旅程ではギリギリと言ったカンジでした。
なんせ苫小牧に上陸した時点で午後2時。そこからメシ食ったりしてなんだかんだ出発したのが3時くらいです。冬の日はあっという間に暮れてしまうので、帯広についたらもう完全に夜でした。しかも途中の道東自動車道が、タイミングの悪いことに大雪直後の除雪されていない状態で、路肩も中央分離帯も道路も完全に雪をかぶってまっ白なわけです。
そんな状態でさらにトマム山は大雪、強風状態で、下から舞い上がる地吹雪も加わって道路は完全にホワイトアウトしてしまうような最悪の条件。関東なら間違いなく通行止めになるようなコンディションですが、地元のひとたちは80キロは出して飛ばしていきます。片側1車線通行の道東道で、雪道初心者の多摩ナンバーは完全に通行を阻害するだけの存在でした(笑)。ドライバーは半べそ状態で恐怖にふるえてたんですけどね。

そんないきなりの試練を受けたりしながら、4時間ほどで帯広に到着。翌日は根室まで行ってそこで1泊しました。根室の風蓮湖にもオオワシが来るという情報を受けての、初根室でございます。
風蓮湖のほとりが自然保護地域になっておりまして、野鳥を観察する遊歩道になっています。遊歩道と言ってももちろん雪ががんがん積もっているわけですが。頑張って大砲を担いで撮影してまいりました。


なんせエゾシカはうじゃうじゃいました。この群れはメスばかりでしたね。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 1600
露出: 1/1600 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III




北方領土に最も近い、納沙布岬の先にも行ってきました。北東の海から登る朝日を広角で。

機種: Canon EOS 5D Mark III
ISO: 100
露出: 1/100 秒
絞り: 22.0
焦点距離: 18mm
フラッシュを使用: いいえ
Carl Zeiss DistagonT* 3,5/18 ZE




秋のウトロでも出会いました。ミヤマカケスくん。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 800
露出: 1/1000 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III




アカゲラは比較的人を怖れないんでしょうか。目の前の樹上にまでやってきては、忙しく幹を突いてました。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 3200
露出: 1/1000 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III




こちらはゴジュウカラ。こうして逆さまに幹に止まれるのはゴジュウカラならではの特技なんだそうです。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 5000
露出: 1/1600 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III




またまたエゾシカ。みんなでぴょんぴょんと飛び跳ねて楽しそうでした。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 1600
露出: 1/1600 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III




肝心のオオワシの姿はというと……こんなカンジで遥か彼方に一度だけ確認することができました。遠い〜(笑)。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 250
露出: 1/1600 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III




そんなカンジで根室は終了。いよいよ知床は羅臼へ向うことになりました。果たして羅臼ではなにが待受けているのか……続きます。

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秋の北海道撮影旅行(その4)

実は知床2日目の昼間に、俺はある人物に連絡をとっていました。
吉祥寺の大先輩カメラマンM氏が「知床にいるならこの人に電話したらいいよ」と、知床の写真関係のある方の連絡先を教えてくださってたんです。もっと早くに連絡すればよかったんですが、一面識もない人にいきなり電話するのも……と小心者の俺は躊躇していました。
しかし、明日はもう知床最終日なのに、ヒグマと会えそうな気配もなし。やはり地元の人の情報を得るしかありません。いよいよ追いつめられて、意を決して電話をしたわけです。

昔M氏のアシスタントをされていて、いまは羅臼に戻っているというT氏。ご自身も羅臼をテーマにした写真集を出されている先輩カメラマンです。その夜、わざわざ俺の宿泊するホテルまで来てくださったT氏は、とても気さくな方で俺は一安心(笑)。
知床の自然のこと、知床で動物写真を撮るということ、羅臼の現状など初対面なのにもかかわらず(そしてシラフなのにもかかわらず(笑))会話は楽しく弾みました。そしてT氏はその場で知り合いに電話して、いまならココでヒグマに会える、という情報を提供してくださったわけです。
現在羅臼で、地元の重要なポストでお仕事をされてるというT氏。お忙しいところを時間を割いて俺なんぞの相談に乗っていただき、ホント感謝感謝、です。もちろん、吉祥寺の大先輩M氏にも大感謝、なのでした。

そしてそして、翌日です。知床横断道路が通行止めになってないかかなりヒヤヒヤもんだったんですが、無事ゲートも開きました。知床五湖に近い、教えていただいたスポットに大急ぎで向いました。
天気はとても不安定。晴れたと思ったら突然雨が降ってきて、そしてまた晴れる、というカンジ。とりあえず、大急ぎでレインウエアを着込んで、1DXにヨンニッパ、エクステンダー1.4を装着して、ジッツォの一脚で熊の出現を待ちます。

誰もいない海辺の川原で、1時間半ほど待ち続けたときです。山の上方の道路で、観光バスが不自然に停車しました。その様子を見て、最初はピンと来なかったんですが、さすがに気づきましたね。これは出たんだ!と。
ゴロゴロの岩だらけの川原を上流に向かって急いで歩いていくと、いました。200メートルほど先だったでしょうか。茶色い何かが動いていました。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 1250
露出: 1/640 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF1.4×III




機種: Canon EOS-1D X
ISO: 1250
露出: 1/640 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF1.4×III




前回9月に来たときは、観光船に乗って海の上から海辺にやってくるヒグマを見ることはできたんですが、今回は同じ川原で、まさに遭遇といったカンジで、さすがに興奮しました。夢中になってシャッターを切ってましたが、それと同時に、自分の目の前の川原や、背後に突然別のヒグマが現われる可能性もあるってことを強く実感して、周囲をキョロキョロ見回しながらの撮影でした。冷静だったというより、やっぱりビビってたということなんでしょう。
ファインダーの中のヒグマと目が合って、こちらに向ってヒグマが歩き出したときは、まだまだ距離はあるのに、「ヤバいヤバいヤバい」と慌てて逃げましたから(笑)。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 1000
露出: 1/640 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF1.4×III




冷静に写真を見てみると、これはまだ子グマですよね。
だからあれほど慌てる必要はなかったといまは思えますが、やっぱり現場では興奮状態にあったんでしょうね。
なんかこう、やたらに巨大な生物がすぐ向こうにいるみたいな気がしてました。崖の上には観光バスがいたんですが、川原にいるのは俺ひとりで、ひとりでやたらと危険な現場にいるような気がしてました。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 1250
露出: 1/640 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF1.4×III




機種: Canon EOS-1D X
ISO: 1600
露出: 1/640 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF1.4×III



気がつけば、自分だけは合羽を着てましたが、カメラはずぶ濡れ。慌てて車に戻ってタオルで拭きましたが、さすがに1DXとヨンニッパはびくともしませんね。少々雨に濡れても平気という安心感は、やっぱりフィールドでは大事です。待ち続けた野生動物がやっと現れたときに、カメラの状態なんて気にしてられないですから。

とまあ、ともかくも野生のヒグマを撮影することができました。実際に撮影していた時間はほんの数分だったと思いますが、自分のなかではもうお腹いっぱいになりまして(笑)、知床五湖ネイチャーセンターでひと休みして、その足で帰路についたのでした。
(帰りも帯広で一泊、苫小牧からフェリーの長旅でした……)
以上、この秋の北海道撮影旅行の顛末でございました。


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秋の北海道撮影旅行(その3)

さて翌日、知床横断道路の通行止めも無事解除されたので、羅臼の宿を出てウトロ方面に向いました。
下の地図でいうところの、青い地図マーカーから赤い地図マーカーの方面に横断して行ったわけです。
赤い地図マーカーのウトロにたどり着く手前に、知床五湖方面に行く道があります。(青いピンが知床五湖)
その道が、知床横断道路から知床半島の奥地方向へ向う唯一の道です。そしてそこからさらに奥地に、カムイワッカ湯滝(緑のピン)と呼ばれる温泉の滝がありまして、そこが正真正銘車で行ける最奥地になります。
9月に訪れた時には、カムイワッカ方面は時期的に通行止め、知床五湖を巡る遊歩道もヒグマの出現により通行止め、と不運だったので、今度こそは、のリベンジというわけです。今回は運良くどちらにも行くことができました。



より大きな地図で 知床半島 を表示



まずはカムイワッカ方面に進んでいきました。さすがにこの道は舗装されておらず、でガタガタの山道です。このところ雨が降ったり止んだりの知床地方なので、あっという間にレガシィは泥だらけになりました(笑)。
夢にまで見た知床の原生林を縫って走る道、右を見ても左を見ても見事な自然です。もしかしたらヒグマが現われるかもしれないとゆっくりゆっくり車を進めていくと、路肩になにやら茶色い物体が。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 2000
露出: 1/250 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 360mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III



なるほど、これがかの有名な「おねだりキツネ」ですね(笑)。
しかしまあ、大あくびしちゃって緊張感ないなあ……。
もっと市街地でおねだりするならわかりますが、この知床の奥地においてもこのていたらくとは。こうして待っているということは、エサをあげちゃう観光客が確かにいるんだってことがわかります。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 1250
露出: 1/250 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 365mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III



車を止めて写真を撮っていると、おねだりくんもそろりそろりとこちらに近寄ってきます。
おいおい、そんなに人間に近寄っちゃダメだろ……。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 400
露出: 1/250 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 365mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III



おねだりくんはまったく人を恐れる様子を見せず、車から下りてもすぐそばまでやってきました。手を伸ばせば触れるくらいのところまで来るので、こっちがちょっと怖くなるくらいです。なんといっても野生動物ですからね。気を許すと危険です。
おねだりくんは車のまわりをかぎまわって、どうやらコイツは何もくれない、と納得したら去って行きました。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 400
露出: 1/250 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 185mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III



その後カムイワッカの滝を鑑賞して、でこぼこ林道をまた戻りました。今度は知床五湖の遊歩道へ向います。五湖、と言っても小さな沼が寄り集まってる湿地帯、といったイメージ。しかし、知床の原生林の中を歩けるオフィシャルな場所はここだけなので貴重です。
(地図は知床五湖HPより)



この日は、5番目の湖から逆にたどる『Aルート』を歩きました。ゆっくり歩いて1時間くらいの道のりです。
ただし、ここを歩くには、知床五湖フィールドハウスでレクチャーを受ける必要があります。なんせここはモロにヒグマの生息地ですから。ヒグマと出会わないための心得、もし出会ってしまったらどうするか、10分ほどのビデオとインストラクターの説明を受けてから歩き出すことになります。
もし遊歩道にヒグマが出たら、その日は通行禁止になります。9月に訪れたときは運悪く通行禁止になってしまっていたんですが、この日は大丈夫でした。ただし、熊よけスプレーはしっかり懐に入れてあります(笑)。


これは確か2番目の湖だったかな?白鳥の親子がのんびりと食事中でした。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 800
露出: 1/800 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 260mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III



この鳥はなんて鳥かなあ。調べたんだけどわかりませんでした。知ってる人教えてください(笑)。
ご指摘いただきました。おそらくミヤマカケスですね。仁さんありがとうございます。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 10000
露出: 1/1000 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 365mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III



着地の瞬間!


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 8000
露出: 1/1000 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III



これはたぶんアカゲラでしょうか。コツコツ木をつつきながら忙しく飛び回ってました。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 4000
露出: 1/1000 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 380mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III



白、黒、赤のカラーリングがハイセンス。紅葉の森によく似合う鳥でございます。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 4000
露出: 1/1000 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III



一湖まで戻って高架木道に上ってみると、すぐ近くにエゾシカが来ていました。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 1600
露出: 1/1000 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III



遠くの方にもオスのエゾシカが。なかなか絵になりますね。


機種: Canon EOS-1D X
ISO: 2000
露出: 1/1000 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 365mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III



そんなわけで、その日は知床五湖方面を満喫して終わりました。動物たちにもたくさん会えたし、なかなか充実した日でございました。しかし、目的のヒグマにはまだ会えず、いよいよ明日は最終日です。果たしてヒグマに会うことはできるのか……続きます(笑)。



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秋の北海道撮影旅行(その2)

やっぱり地図を見ていただかないと実感わかないよな、ということでGoogleマップさんに登場していただきましょう。
苫小牧から知床羅臼までの、車の道中はこんなカンジになります。Googleマップさんによると、444キロ、8時間40分の道のりだそうです。ホントにほぼ北海道横断ですね。


大きな地図で見る

というわけで、今回のベースキャンプは知床半島の付け根の東側、羅臼に定めました。
下のマップでいうと、青い地図マーカーの場所になります。


より大きな地図で 知床半島 を表示

ちなみに、赤い地図マーカーの場所がウトロです。知床半島の北限を訪れるときは、必ずこのどちらかの町を拠点にすることになります。9月のときはウトロのホテルを取ったので、今回は羅臼にしました。
ふたつの町を結ぶ国道334号線の峠道が、知床横断道路になります。この道が、羅臼岳など知床の山間部へ分け入るための唯一の道なんですが、羅臼に到着した翌日いきなり、何とこの知床横断道路が、10月だというのに”凍結により通行止め”になってしまっていたのでした(笑)。
この道が通れないとなると、羅臼とウトロは完全に断絶してしまうことになります。どうしてもとなると、ずーっと知床半島の根本の方まで戻って、国道244号線を迂回して行くしかありません。優に200キロ以上の道のりです。冬場だったらなおさら時間がかかりますね。峠を通ればものの40分くらいで繋がるふたつの町ですが、冬場はこんなことになっているとは思い至りませんでした。最果ての町の厳しい生活の一端をみる思いです。
(ちなみに知床横断道路は、11月初旬から4月末までは完全閉鎖で、”日本一開通時期が短い国道”なんだそうな)

そんなわけで羅臼初日は、知床半島の東側を行き止まりまで行ってみることにしました。上の地図の黄色いピンのあたりが、車で行ける知床半島の果てです。羅臼の漁港から先はしばらく人家がありますが、しばらく行くと『ここから先、世界自然遺産知床』という看板があり、その先はいわゆる”番屋”だけが立ち並ぶエリアになります。人の気配もほとんどなくなり、いよいよ動物たちのエリアなんだなあ、という緊張感があります。

海岸にはウミウたちがのんきに日向ぼっこ。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 500
露出: 1/1250 秒
絞り: 6.3
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EF2xExtender III




山から下りてきたキタキツネが番屋の残飯でもあさりに来たんでしょうか。

機種: Canon EOS 5D Mark III
ISO: 160
露出: 1/1000 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 200mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM




エゾシカたちも堂々とやってきます。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 1600
露出: 1/400 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 380mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EF2xExtender III




人の気配に驚いたキツネが慌てて崖の上へかけ登って行きました。安全な距離をとると、今度は興味深そうにこちらを見ています。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 500
露出: 1/1250 秒
絞り: 6.3
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EF2xExtender III




太平洋を通りすぎていった台風の影響か、この日の知床の天気はとても変りやすく、太陽が出ているのに雨が降ったり。真っ黒い雲がどんどん流れていきます。

機種: Canon EOS 5D Mark III
ISO: 100
露出: 1/800 秒
絞り: 8.0
焦点距離: 24mm
フラッシュを使用: いいえ
EF24-70mmF2.8L II USM





機種: Canon EOS 5D Mark III
ISO: 100
露出: 1/500 秒
絞り: 8.0
焦点距離: 24mm
フラッシュを使用: いいえ
EF24-70mmF2.8L II USM




車道が行き止まると「この先は自己責任で」という看板が現れます。この先も海岸線に沿って徒歩で北上することは可能ですが、そこはまさしくヒグマのエリア。駐車場には登山口によくある登山計画書を入れておく箱が設置してあり、先へ進む猛者はちゃんと計画書をそこに提出しなければなりません。海岸なんですが、山のように人間社会の支配の及ばないエリアなんですね。
俺もちょっとだけ歩いてみたんですが、まったく人の気配のしない海岸線は、いつ番屋の影からヒグマが現われるかわからず、とても丸腰で歩ける雰囲気ではありませんでした。結局30分くらい歩いて引き返しました。その後隣の標津町まで行って、熊よけスプレーを買い求めたのでした。


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秋の北海道撮影旅行(その1)

野生動物を撮影するなら、やっぱり北海道でしょう、ということで、ここ最近のワタクシはすっかり北海道づいております。

実は9月にも一度、偵察がてら行きました。そのときは飛行機で羽田から釧路へ行きまして、釧路をベースにそこからレンタカーで移動したわけです。釧路湿原のタンチョウなど撮影できてとてもよかったんですが、やはり野生動物ならかの世界遺産、知床しかないでしょう、という結論になりまして。
そのときも知床までは足を伸ばしたんですが、結果としてレンタカー代がかなりな金額になりまして…一週間ほどの北海道滞在で、もっともコスト高だったのがレンタカー代でした。飛行機代より宿泊費よりレンタカー代が高かったんですね。
三脚や400mmの大砲など大荷物をかかえての飛行機移動もかなりこたえました。

そのときの反省を踏まえまして、今回はマイカーを持って行くことにしました。茨城の大洗からカーフェリーです。北海道は苫小牧着ですね。吉田拓郎の”落陽”で有名なアレです(笑)。あの歌では仙台へのフェリーですが、大洗〜苫小牧間のフェリーは、三井商船の”さんふらぁ号”になります。
カーフェリーだと、船室さえ選ばなければ片道2万から3万で北海道まで行けます。車の運搬費も含めてですからむちゃくちゃリーズナブルです。ただし、当然時間はかかります。片道19時間の船旅です。ただ夕方か深夜に出港するので、その時間の大半は寝ていることになりますから、感覚的には数字ほど長旅でもありません。

苫小牧に到着したら、知床まではクルマで移動です。とはいえ、地図で確認していただくとわかりますが、苫小牧から知床はほぼ北海道横断に等しい距離です。直線距離で500キロ以上です。そして、夕方発のフェリーの到着時間は午後1時過ぎになりますので、夜通し運転する覚悟がない限り、途中どこかで一泊する必要があります。大洗から知床まで、車で行くなら二泊三日の道中ということになりますね。
今回は道東自動車道のほぼ終点、帯広まで200キロほど走って、まずはそこで一泊することにしました。
この時期ですから、道東自動車道から見る風景は見事な紅葉でした。もう、ずーっと一面の紅葉、カレンダーで見るような秋の風景です。走行中なので写真が撮れないのがむちゃくちゃ心残りなんですが、それはもう見事なものでございました。




帯広近くのSAでは、敷地内に小鳥の巣箱などを設置して、小鳥たちを積極的に保護していました。
頭に黒い帽子をかぶったコイツは、おそらく北海道に多いというコガラの仲間、ハシブトガラと思われます。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 320
露出: 1/640 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 200mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM




同じくSA内にたくさんいました。これはたぶんゴジュウカラかな。この後何度も会いました。
何か虫をくわえてますね。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 8000
露出: 1/800 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 200mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM




帯広市内のホテルに宿泊した翌朝。ホントはばんえい競馬のトレーニング風景など撮りたいなあと思ってでかけてみたんですが、やはりアポ無しではちょっとムリだったので、市内の鈴蘭公園というところに行ってみました。思いがけなく近くの木の枝にゴジュウカラが。寒い朝だったのでまんまるに膨らんでます。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 8000
露出: 1/200 秒
絞り: 7.1
焦点距離: 280mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EF1.4III Extender




公園内で出会った人たち数人に「リスいませんでした?」と訊ね歩いたところ、ひとりのおじさんが遠くから呼んでくれました。野生の(餌付けされてるから野生と言えるのかどうかわかりませんが…)エゾリスくんです。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 3200
露出: 1/800 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 280mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EF1.4III Extender




おじさんはいつもリスに餌をやってるみたいで、すっかり慣れたコイツはおじさんの手から直接ヒマワリの種をもらっていました。おじさんの指につかまっちゃってる様子が可愛いですねえ。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 2000
露出: 1/800 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 230mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EF1.4III Extender




しばし鈴蘭公園にいましたが、雨が降ってきたのを潮時に、知床へ出発。途中の足寄の牧場で、見事な牛たちがいたので撮らせてもらいました。牛ってのは好奇心が強い動物で、カメラを構えているとジャージー牛くんがのそのそと近寄ってきました。来なくていいから!(笑)

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 160
露出: 1/800 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 160mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EF1.4III Extender




今度はホルスタインまでがこちらに興味を示しています。東京の我々も、この牛たちの出すお乳を毎日飲んでるんですよねえ。頑張っていいお乳を出してくれたまえよ。

機種: Canon EOS-1D X
ISO: 125
露出: 1/800 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 205mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM + EF1.4III Extender




というわけで、知床への旅はまだ続くのでした……。


あにまるロゴ

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