広角レンズ入れ替えました

Xマウントの広角レンズとして、XF10−24mmを愛用しておりましたが、この度思うところあってこれをZEISS Touit2.8/12に入れ替えました。
資金不足につき入れ替えるしかないんですよ、残念ですが(笑)

P2JG8410
Fujifilm X-Pro2
XF35mmF1.4 R
ƒ/5.6 35.0mm 1/8 ISO2500




普段は主に望遠レンズで動物を撮ったり、標準レンズでスナップしたりしてるので、正直広角ズームのXF10−24mmはあまり出番がありませんでした。それでも、ここ一番の風景写真だったり、練習スタジオでの集合写真や練習風景の撮影、ステージ袖からのライブ撮影にも威力を発揮してくれました。やはり広角ズームレンズは便利で、利便性という意味では実に重宝なレンズでございました。経済的に余裕ができればまた入手したいレンズではあります(笑)。
描写も優秀で、確かにF2.8通し赤バッヂズームほどではないですが、パンフォーカス的に使うことが多い広角では不満はありませんでした。去年の秋に井の頭公園の紅葉を撮った作品などは自分でもとても気に入っています。

DSCF8955
Fujifilm X-T1
XF10-24mmF4 R OIS
ƒ/22.0 10.0mm 1/52 ISO400


我ながらけっこうあざとい風景写真だとは思いますが(笑)、10mmのワイド端で、限界まで絞って太陽を入れ込んで、逆光で紅葉を浮き出たせてみました。池の水がかいぼりで抜かれてるのも懐かしい風景です。
んで、なぜこの作例を引っ張り出してきたかというと、この写真でひとつポイントなのが、XF10-24mmの特にワイド端で顕著な歪曲収差なのです。
歪曲収差というのはいわゆるレンズの歪み、です。英語だとディストーション、でして、ギターの音の歪みのときと同じ使い方を写真でもするのが面白いんですが、グニャッと空間がゆがむことです。魚眼レンズの効果を思い出していただけると分かりやすいと思うんですが、超広角域ではXF10-24mmもけっこうこの歪曲収差が大きいんです。
上の作例のような風景写真だと、歪曲収差が逆に写真の迫力を出す効果があります。木の枝だったら、いくら形が歪んでもそこに違和感はあまりないですからね。
問題なのは人物写真です。集合写真などで、XF10-24mmのワイド端で画面の端のほうに人物を配してしまうと、グニャッと人間がゆがんでしまいます。これは困る。
もちろんLightroomなどで後から修正することはできるんですが、面倒ですし画面のトリミングをしたくないときもあります。
XF10-24mmの使いこなしのポイントはこの歪曲収差の扱い方だと思うんですが、広角で大人数の人物を撮る場合には、かなり難しいレンズなのです。



P2JG8420
Fujifilm X-Pro2
XF35mmF1.4 R
ƒ/9.0 35.0mm 1/4 ISO5000


というわけで、広角レンズを使う機会が集合写真やライブ撮影であるワタシの場合、なるべく歪曲収差の少ないレンズの方が使いやすいのと、あとは特にライブ撮影のときはやはりなるべく明るいレンズが欲しいわけです。ライブハウスは暗いですからね。XF10-24mmはF4通しのズームレンズで、開放F4だとやはりライブ撮影にはちょっと厳しい。でも、超広角の効果は欲しい。(標準域のズームだったら18-55mmもありますしね)
そんなわけで、Xマウントレンズの中で最も広角で明るい単焦点、Touit2.8/12のセレクトとなったわけです。

購入当日、さっそくライブ撮影の機会がありました。まだその場でしか使ってないんですが(笑)、ちょうどその日はビデオ撮影が主な仕事で、ステージ袖から動けない、そして片手はビデオで埋まっているという条件でしたので、Toiut2.8/12のテストにはうってつけでした。許可を得て掲載してみます。

P2JG8371
Fujifilm X-Pro2
Touit 2.8/12
ƒ/3.2 12.0mm 1/55 ISO800


P2JG8370
Fujifilm X-Pro2
Touit 2.8/12
ƒ/3.2 12.0mm 1/30 ISO800


P2JG8339
Fujifilm X-Pro2
Touit 2.8/12
ƒ/3.2 12.0mm 1/30 ISO800


P2JG8309
Fujifilm X-Pro2
Touit 2.8/12
ƒ/2.8 12.0mm 1/70 ISO800

(写真はすべて11月18日四谷アウトブレイクでの”Gillan Project”ライブより)

こんな感じでした。ステージ下手固定で歪みの影響が出やすいポジションからの撮影でしたが、いやな感じの歪みはほとんど感じられません。
ここまで優秀とは、びっくりです。
上の写真はすべて絞り優先オートだったので、シャッタースピードがけっこう遅めで、ISO値にかなり余裕があります。モノクロだったらISO6400でもぜんぜん使えると思うので、絞り開放だったらかなりのシャッタースピードが稼げそうです。
これも相当ナイスなポイントですね。両手がフリーなら(笑)がんがんアクションを止めた写真が撮れそうです。

というわけで、広角レンズの部をXF10-24mmF4からZEISS Toiut2.8/12に入れ替えた、というお話でございました。このところちょっと天気が悪いですが、晩秋のネイチャー写真などにも使っていきたいレンズですね。





X-T2で野鳥撮影

はい、それでは引き続き、X-T2で撮った写真のうち野鳥の部を公開しましょう。
まずは野鳥シーズンにはまだ早い、9月のうちに撮った写真から。必然的に公園に定住してる連中がメインになります。



T2JP1636
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 400.0mm 1/500 ISO6400


ほとんどが100-400mmとの組み合わせになります。これはほぼ購入初日に井の頭公園で撮ったものですね。かゆいところをかいて「気持ちいい〜」と頭の羽毛が逆立っちゃってるアオサギくんです。



T2JP2191
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/8.0 560.0mm 1/250 ISO6400


カワセミも一年中いる鳥です。ちょうどいいサイズの小魚をゲットした雄のカワセミくん。



T2JP7519
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 400.0mm 1/1000 ISO1000


こちらはいい光が当たってる井の頭公園のカワセミくん。雄の呼び声に答えているまだ若い雌です。



T2JP7222
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 400.0mm 1/125 ISO800


こちらは9月19日、今シーズン初めて撮影できたエナガです。エナガが撮影できるかどうか、は野鳥撮影カメラのひとつのベンチマークになりますね。X-T2+XF100-400mmはぎりぎり合格、でしょうか(笑)



T2JP7546
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 400.0mm 1/1000 ISO640


ふたつ上のカワセミと同じポジション、こちらは10日後くらいの撮影ですが、たぶん同じ雌でしょうね。
木の枝に留まったまま体をかこうとして、うっかり枝から落ちそうになって慌てて羽ばたいているところ。ホントです。



T2JP7722
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 400.0mm 1/250 ISO6400


こちらは9月27日、井の頭公園にやってきたセンダイムシクイです。シジュウカラの集団と一緒に行動していました。
久しぶりだったのでちょっとうれしかったですねえ。



T2JP8072
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/6.9 340.6mm 1/320 ISO2500


10月2日には、今シーズンの初オナガを撮影することができました。



T2JP8212
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/8.0 421.5mm 1/2000 ISO1250


フライング・アオサギ。井の頭公園の広い池をゆっくり横切っていったので、余裕を持って追うことができました。これくらいの動体追尾だったらX-T2は楽勝です。



T2JP8868
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/10.0 340.6mm 1/250 ISO2500


またカワセミですが、善福寺公園です。まだペアになりきってない緊張感ただよう距離感でしょうか(笑)。
鳴き交わす声がなかなかかわいいんですよね。



T2JP8834
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/8.0 560.0 mm 1/250 3200


10月14日、善福寺公園にコサメビタキが来てくれました。可愛いので大好きな鳥のひとつです。



T2JP9368
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/8.0 560.0mm 1/500 ISO2500


11月に入って、シジュウカラもずいぶん近くまで下りてきてくれるようになりました。まあこの写真の場合は日陰のシジュウカラより、まだ色づいていない緑の透過光が主役でしょうか。でもシジュウカラの瞳にアイキャッチが入りましたからオーケーです。野鳥の場合、瞳のアイキャッチはかなり重要ですよね。



T2JP9975
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/9.0 560.0mm 1/500 ISO4000


11月10日、コゲラはたくさん見られるようになりました。ちょっと頭の後ろが逆立って、赤い羽毛が見えてるところがポイントです。



T2JP9739
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/8.0 560.0mm 1/320 ISO400


実はこのシーンはけっこう日が暮れてからのショットなんですが、X-T2のスポット測光がいい仕事してくれました。
実は最近になってようやくわかったんですが、X-T2だとレリーズ半押しで測光開始、じゃないんですね。何もしない状態で実は測光をやっていて、ファインダーの中でいい感じで測光できた、と思ったらレリーズ半押しでフォーカス、が正しい手順みたいです。(自動フォーカスはオフにしています)
もしくは設定でレリーズ半押しと測光開始を連動できるようになるのかな?まだ研究途上でございます。
いずれにしても、フォーカス速度はもちろん、測光スピードもクイックな撮影には大事ですね。もうちょっとだけスポット測光のときの測光スピードも上がるといいと思います。



T2JP0440
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/8.0 560.0mm 1/500 ISO3200


ハクセキレイも地面に下りてくるようになりました。気取った様子でちょこちょこ歩いてる姿が可愛いです。



T2JP0627
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/8.0 436.8 mm 1/1000 1600


ダイサギの飛翔シーン。夕方の強い日差しが背後から当たっているんですが、白い羽毛が白飛びせずディテールを保ってます。あらかじめカメラ内の設定をハイライト-1にしてますが、Lightroomでさらにハイライトをちょっとだけマイナスにしています。
俺の場合はJpegの画像もLightroomで後処理しちゃいます。よっぽど大伸ばしするならともかく、通常の鑑賞なら画質の低下なんて感じないですし、フィルムシミュレーションの色を生かしたままレタッチできるメリットの方が大きいと思います。



T2JP0536
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/8.0 560.0mm 1/400 ISO2500


そしてラストは絶好の場所に来てくれたカワセミの画像です。サイドから光が来てますが、下クチバシの赤が鮮やかに撮れましたね。善福寺公園のカワセミたちもかなり人慣れしてきたようで、ちょっと近づいても平気になってきました。

というわけで、9月のX-T2の発売から最近までの秋の野鳥撮影の様子をお送りしました。これからいよいよ冬の本格的野鳥シーズンになりますね。楽しみでございます。








X-T2でわんこにゃんこ作例

いやあ、ホントにすみません💦
なんと9月のズーラシア以来、ブログ記事としてはろくに更新しておりませんでした。まあ、その間動画の方は3本更新していたんですが、X-T2のインプレッションもぜんぜん書けてませんでしたね。
もちろん、その間写真はガンガン撮っていたわけですが、どうも1回滞るとつい……FacebookのXシリーズページなんかにアップしてそれで終わり、になっちゃうんですよね(笑)。
ここはひとつ気持ちを入れ替えて、ひさしぶりにがっつりとした記事をアップすることにいたしましょう。

とは言え、たっぷり2ヶ月分くらいの写真が溜まってますから、今回はまずはX-T2で撮ったわんことにゃんこの写真に絞ってみましょうか。

T2JP1598
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 243.3mm 1/160 ISO6400


これは確か、X-T2を購入したその日に井の頭公園で試し撮りしたときのわんこです。井の頭公園でよく会う子たちで、何度か撮影させてもらってます。



T2JP1691
Fujifilm X-T2
XF90mmF2 R LM WR
ƒ/2.8 90.0mm 1/500 ISO2500


9月に仙台ジャズフェスに参加してきたのですが、そのときに会場内でわんこやにゃんこの写真をけっこう撮ってきました。こちらの黒柴くんはやんちゃないたずら盛り、といったカンジでしたが、邪気のない笑顔がとてもいいですね。



T2JP1711
Fujifilm X-T2
XF90mmF2 R LM WR
ƒ/2.5 90.0mm 1/1000 ISO2000


こちらも同じく仙台ジャズフェスの会場から。フリーマーケットの雑貨屋さんの「店長」さんでした。おだやかで大人しいバーニーズマウンテンドッグです。



T2JP1791
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 400.0mm 1/250 ISO6400


同じく仙台から、野良のミケです。野生の面構えがなかなかいいですね。



T2JP1832
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.0 261.2mm 1/125 ISO6400


これも同じミケです。石灯籠の上に乗っかって、この辺のボス然としてます。



T2JP8933
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/7.1 400.0mm 1/250 ISO2000


府中の野川のあたりで撮った野良です。さすがにこういった雑草の中だと、X-T2のAFと言えども手前の草に引っ張られたりして厳しいものがありますが、そういうときは潔くAFを諦めてMF(マニュアルフォーカス)にしちゃいます。X-T2のEVFはフォーカスピーキングも格段に見やすくなったので、動く被写体でなければMFも素早くできるようになりました。



T2JP8964
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/7.1 290.6 mm 1/125 1600


どうやら明日は天気崩れるみたいですね。だいぶ暗い日陰のシーンだったんですが、しっかりAFしてくれてます。



T2JP8993
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/7.1 301.1mm 1/125 ISO6400


じっとこちらを見つめて、写真を撮られてるってことはちゃんとわかってるみたいです。
しかしこの写りでISO6400なんですから、ホントに助かりますね。



T2JP9473
Fujifilm X-T2
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/7.3 436.8mm 1/400 ISO6400


善福寺公園で出会ったボーダーコリーくん。賢そうな瞳が可愛いですね。
直近の撮影なので覚えてますが、フィルムシミュレーションはPRO Neg. Stdだったと思います。けっこうその都度変えてるんですが、最近はまたPRO Neg. Stdのナチュラルな写りもいいなと思っております。

普段の撮影では、やはりX-T2にはXF100-400mmを合わせることが多く、X-Pro2に標準単焦点XF35mmF1.4か、広角ズームXF10-24mmあたりを装着して近接撮影に備える、といった組み合わせにしています。そうなると、比較的近距離から撮れるわんこの写真などは、結果としてX-T2よりX-Pro2で撮ることの方が多い、という傾向にありますね。
この記事を書き始めてからそれに気づきました。なのでX-T2の作例としてわんこにゃんこは意外に少なかったです。ちょっと失敗、というか企画にムリがあったかな(笑)。

なので、当然X-T2の作例としては野鳥の方が多いわけです。次回は野鳥写真の記事にしましょうか。って予告するとそうならない、という悪い癖もあるんですが(笑)。
どうなるでしょうか?









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