写真屋放言#22更新です

ずいぶん久しぶりになっちゃいましたが、動画コンテンツ『写真屋放言』第22回の更新です。



6/2から6日まで開催していました、ワタシの初めての写真展のこと、準備から開催するまで、そしてアンケート結果から人気作品ベスト10をご紹介しています。
言いたいことがありすぎていままでで最長の動画になっちゃったんですが(笑)、よかったらご覧くださいませ!

写真展の電子図録は http://joemotohashi.com/#event で無料配布してます。よろしかったらご覧ください!




個展終了しました

ワタクシ本橋丈の初めての個展『本橋丈第1回個展~Birds, Animals and Human~』が無事終了いたしました。
思えば今年の正月、吉祥寺美術館の利用申請をしてから、あっという間の半年でございました。まだまだ先だと思ってたんですが、ホントに早いですね(笑)。

P2JG1820
Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/4.5 23.0mm 1/250 ISO6400


今回の個展に関しては、やはり本橋丈という写真家を初めて世に問うものである、としまして(ちょっと大げさですが……)、真剣に写真を撮り始めて今日までの写真を全て精査し、ベストなラインナップで開催するんだ!と思ってはいたんですが……(笑)。この8年あまりの全ての作品を見返すだけでも大仕事で、とても完全に精査するなんて余裕はありませんでした。

P2JG1821
Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/4.5 23.0mm 1/250 ISO6400


結局、展示したのは野鳥18点、動物10点、ポートレート7点、風景5点に、Xシリーズ写真展で過去選出されプリントしてもらった2点、それに大判のコルクボードをふたつ用意し、ひとつには2Lにプリントしたライブ写真とスナップ、もうひとつにはタンチョウのダンスレッスンの組写真を貼り付けたものを展示しました。
なかなかバラエティに富んだ展示(悪くいえば統一感のない(笑))になったと思います。

P2JG1818
Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/3.2 23.0mm 1/125 ISO4000


モデルのKANOKO嬢も来廊してくれました。(椿舞子さんは地方出張中で来られませんでした。残念!)
正確な来廊者数をカウントしていたわけではありませんが、アンケートに答えてくださった人数は200を超えたので、それ以外の人を含めると5日間で250人いるかいなかったか、くらいの来廊者数だったと思います。
1日平均50人弱、といったところでしょうか。市民ギャラリーがどれくらいの人を集めているのかわかりませんが、少なくとも職員の方は「盛会ですね!」と驚いていました。

P2JG1846
Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/5.6 23.0mm 1/60 ISO4000


P2JG1836
Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/5.6 23.0mm 1/60 ISO3200


P2JG1842
Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/5.6 23.0mm 1/60 ISO3200


P2JG1845
Fujifilm X-Pro2
XF23mmF2 R WR
ƒ/5.6 23.0mm 1/60 ISO2500


プリントに関しては、なるべく大きくプリントしたいのはヤマヤマではありますが、やはりそこは技術的・予算的な制約もありますので(笑)、結局A2プリントを6枚クリエイトに発注し、その他の作品は自宅でA4にプリントしました。
そのへんのバランスなどはもう今回手探りで決めたんですが、やっぱりこうして展示するとA2でもまだ小さく感じますね。次回はなんとかA0とかの作品をおりまぜたりしたいなあ、と……。
でもとりあえずは、まず1回個展をやってみよう、という今回の意図としては大成功だったのではないかと思います。作品をプリントし、多くの人に観てもらうということ、すなわち写真家が個展というものを開催する意義が、やってみたらハッキリとわかりました。手に取れるモノとしての写真作品がそこにある、という実感はやはり大事ですよね。
「パソコンのモニターで見てるのと全然違う、全然いいですね」としみじみ言ってくださった人がたくさんいました。俺自身の実感としても、やはり写真はプリントして完成、という当たり前の結論を再認識しました。
ひとりで準備するのはホントに大変でしたが(笑)、やってみてよかったといまは心から思います。

今回展示した作品ですが、図録的なモノは今回用意できませんでした。そのかわりと言っては何ですが、終了後にデジタルデータの『電子図録』を作りました。
PDFデータではありますが、こちらで無料で配布しています。こちらにはEXIFデータも記載されいているので、ご来廊いただいた方も、残念ながら今回スケジュールが合わなかった方も、もしよかったらダウンロードしてご覧になってください。

http://joemotohashi.com/#event


というわけで、本橋丈第1回個展、終了いたしました。みなさまありがとうございました!

XF16-55mmF2.8購入です

T2JP9714
Fujifilm X-T2
XF35mmF1.4 R
ƒ/11.0 35.0mm 0.5sec ISO6400


昨日のことですが、たぶん自分は手を出さないと思っていたXF16-55mmF2,8R LM WRを購入いたしました。
レッドバッジ標準ズームです。
引き換えに下取りに出したのはほとんど使わなかったX-M1とXF18-55mmズーム、そしてZeiss Touit2.8/12です。それでほぼ等価交換。ツァイス12mmは全く不満はなかったんですが、12mm広角単焦点より、16mm始まりでも明るい標準ズームの方が仕事で使う率は高いからです。いままで18−55mmは仕事で「のみ」持ち出すレンズだったんですが(笑)。
それにしても以前このブログでも書きましたが、アホなワタシは18−55mmを3回買って、3回売ることになりました。標準域って普段はもう35mm単焦点があれば十分で、基本そこより望遠の方向にレンズを充実させる方向でやってきました。それだけ35mmF1.4を気に入ってしまってたんですが、たま〜に撮りたくなる広角のためにレンズ1本持ち出すのも面倒になってきまして……それにやっぱり、12mm(換算18mm)はちょっと広すぎますね、俺の場合(笑)。どうも昔から、広角レンズは買っては売り、買っては売り、の繰り返しです。
XF16-55mmF2,8なら、換算24mmですからそこそこ広角で、そこは18mm(換算27mm)とはかなり違います。これだったらステージ写真の広角もなんとか対処できるだろうと。
とまあ言い訳はこれくらいにしまして……(笑)。



T2JP9716
Fujifilm X-T2
XF35mmF1.4 R
ƒ/11.0 35.0mm 0.5sec ISO2000


T2JP9718
Fujifilm X-T2
XF35mmF1.4 R
ƒ/11.0 35.0mm 0.5sec ISO2500


X-T2は望遠の受け持ちになりますから、16-55は基本的にX-Pro2に付けることになると思います。でもこうして見ると、やっぱりPro2には単焦点が似合いますね(笑)。
でかくて重いレンズだと覚悟はしてましたが、でもフルサイズのF2.8標準ズームにくらべたらやっぱりひとまわり以上コンパクトです。各種リングの操作感もやはり高額なだけあってしっかりしてます。



T2JP9719
Fujifilm X-T2
XF35mmF1.4 R
ƒ/11.0 35.0mm 0.5sec ISO2500


テレ側に伸ばしたところの姿はCanonのEF24-70mmF2.8IIを思い出しますね。てかそっくり!

では、さっそくもろもろ試し撮りしてきましたので、ご覧くださいませ。



P2JG0880
Fujifilm X-Pro2
XF16-55mmF2.8 R LM WR
ƒ/22.0 20.6mm 1/500 ISO6400


連休に入ったマップカメラ(いつもお世話になってますw)は大混雑で、開店時間に買い取りセンターに行ったのにもう外に行列ができていたという……そんなカンジだったので試し撮りは夕方からになってしまいました。
とりあえず吉祥寺駅前に出たら、太陽がちょうどアーゲードに差し込んでいました。太陽を入れ込んで1枚。



P2JG0884
Fujifilm X-Pro2
XF16-55mmF2.8 R LM WR
ƒ/11.0 36.5mm 1/250 ISO500


駅前通りの花壇の目線になって、西を向いて逆光で。歩行者を待って……という1枚。



P2JG0897
Fujifilm X-Pro2
XF16-55mmF2.8 R LM WR
ƒ/8.0 55.0mm 1/500 ISO1000


西日のいせや。焼き鳥の煙がスモーク効果になってました。



P2JG0918
Fujifilm X-Pro2
XF16-55mmF2.8 R LM WR
ƒ/22.0 19.4mm 1/60 ISO3200


西日のシャガ。あえて太陽を入れ込んで、思い切り絞ってみましたが、このレンズ、とても逆光に強いですね。これだけゴーストが出るような状況で、コントラストの低下も見られません。
ちなみに最初に撮ったカットではもっと派手にゴーストが出ていまして、一瞬がっかりしたあともしや……と思ってプロテクトフィルターを外したら収まりました。やはりこういう意地悪なシチュエーションではプロテクトフィルターの悪影響が出るんですね。そこからずっと外したままです。



P2JG0921
Fujifilm X-Pro2
XF16-55mmF2.8 R LM WR
ƒ/3.2 55.0mm 1/2000 ISO6400


これも逆光で、木漏れ日の玉ボケを見てみました.キレイな丸ボケですね。



P2JG0925
Fujifilm X-Pro2
XF16-55mmF2.8 R LM WR
ƒ/2.8 55.0mm 1/2000 ISO800


あえて絞り開放のボケをチェック。これだけボケれば十分です。



P2JG0938
Fujifilm X-Pro2
XF16-55mmF2.8 R LM WR
ƒ/16.0 55.0mm 1/500 ISO3200


ここまで逆光が続きましたが、ホントに優秀な逆光耐性を見せてくれます。前玉のコーティングと共に、内部構造でも相当気を使っているんでしょうね。大好きな逆光を安心して使うことができるのは、大きなアドバンテージです。



P2JG0939
Fujifilm X-Pro2
XF16-55mmF2.8 R LM WR
ƒ/18.0 55.0mm 1/500 ISO1600


だってこういうショットが大好きなんですもの(笑)。
水面のリフレクションですが、かなり強い光です。それでもこれなら安心してレンズを向けられますね。



P2JG0962
Fujifilm X-Pro2
XF16-55mmF2.8 R LM WR
ƒ/5.6 17.0mm 1/640 ISO4000


ここまで逆光耐性を見てきましたので、解像もチェックしていきましょう。解像と言えばわんこの毛並み、ですね(笑)。
わんこたちにはフォーカスのスピードもチェックさせてもらえます。
いつも井の頭公園で撮らせていただいてる、ゴールデンレトリーバーのグループに会いました。これは日陰のシーンですがキレイに毛並みが解像してますよね。フジのXシリーズは比較的日陰が不得意なんですが、グッドです。



P2JG0973
Fujifilm X-Pro2
XF16-55mmF2.8 R LM WR
ƒ/5.6 40.1mm 1/800 ISO5000


P2JG0985
Fujifilm X-Pro2
XF16-55mmF2.8 R LM WR
ƒ/4.5 31.1mm 1/800 ISO3200


P2JG1066
Fujifilm X-Pro2
XF16-55mmF2.8 R LM WR
ƒ/4.5 55.0mm 1/320 ISO1600


P2JG1118
Fujifilm X-Pro2
XF16-55mmF2.8 R LM WR
ƒ/4.5 55.0mm 1/640 ISO2000


P2JG1219
Fujifilm X-Pro2
XF16-55mmF2.8 R LM WR
ƒ/8.0 42.7mm 1/250 ISO5000


いやあ、驚きました。各所で「単焦点並み」とか言われているのは知ってましたが、正直眉唾だと思ってたんです。
でも、これ見ると、大好きなXF90mmFf2に勝るとも劣らない描写に見えます。
標準域は単焦点、というポリシーだったんですが、これじゃ単焦点の出番がなくなります!(笑)
あとフォーカスももちろん速いです。何の不満もないスピードが出てます。

では今度は逆光じゃない風景スナップを。今度は深大寺です。

P2JG1263
Fujifilm X-Pro2
XF16-55mmF2.8 R LM WR
ƒ/4.5 18.2mm 1/500 ISO1000


新緑のグラデーションがとても綺麗でした。もうちょっと絞ればさらに遠景の葉っぱが綺麗に解像したかもしれませんね。



P2JG1266
Fujifilm X-Pro2
XF16-55mmF2.8 R LM WR
ƒ/8.0 47.0mm 1/500 ISO500


ということで絞ってみました(笑)。緑色が大好きなので、落ち着きますね。



P2JG1274
Fujifilm X-Pro2
XF16-55mmF2.8 R LM WR
ƒ/7.1 55.0mm 1/250 ISO400


今度は変わり種テスト、ということで、マクロエクステンションチューブMCEX-16を使ってマクロ撮影にもチャレンジ。
富士フイルムの公式サイトによると、テレ側でMCEX-16を使った場合、最大撮影倍率0.48倍、ワーキングディスタンス(レンズ先端から被写体まで)36mmということで、かなり寄れます。エクステンションチューブはいままで正直あまり使ってなかったんですが、これならほぼハーフマクロレンズ相当ですから、本気で使えますね。
ちなみにこれ知らなかったんですが、このエクステンションチューブを使って等倍以上のマクロになるのは、XC16-50mmF3.5-5.6 OIS IとXF18mmF2Rだけなんだそうです。XC侮れじ!
ただし……XC16-50mmF3.5-5.6 OIS Iのワーキングディスタンスは2mmって、撮れないだろうそれ!!(笑)



P2JG1277
Fujifilm X-Pro2
XF16-55mmF2.8 R LM WR
ƒ/8.0 55.0mm 1/1250 ISO400


これはエクステンションチューブを付けないで、素の状態で最短まで寄った絵です。素の状態ではテレ端0.16倍、最短撮影距離は望遠で40cmとのことで、まあ普通に寄れる、くらいでしょうか。必要十分だと思います。



P2JG1281
Fujifilm X-Pro2
XF16-55mmF2.8 R LM WR
ƒ/8.0 55.0mm 1/1250 ISO500


こんなカンジで撮れれば標準ズームとしては十分ですよね。もちろん解像はバキバキだと思います。



P2JG1286
Fujifilm X-Pro2
XF16-55mmF2.8 R LM WR
ƒ/4.0 55.0mm 1/1600 ISO1600


最後は普通のスナップで。なんだかエクストリームな使い方ばかりテストしてきましたが、本来こういうショットを撮るのが一番ふさわしいレンズですよね。

というわけで、ひさびさに新規購入したレンズ、XF16-55mmF2.8R LM WRでございました。これは今後必携のレンズになりそうです。さすがレッドバッジズームのフラッグシップ、もっと早く購入しとけばよかったと後悔したのでございました。

本橋丈 第1回写真展
2017年6月2日〜6日 吉祥寺美術館市民ギャラリーB室

http://joemoto.blog3.fc2.com/blog-entry-696.html