FC2ブログ

七工匠12mmF2.8レンズ

さて、久しぶりにレンズのお話でもいたしましょうか。
実は10月下旬に、1本レンズを購入していたのでした。

広角レンズはいまひとつ納得できるものと出会えなくて、買っては売っての繰り返しだと言うことは何度かここでも書いてる話ですよね。最近でもXF10-24mmを手放し、ZEISS Touit 2.8/12を売ってしまいました。
何となく広角の画角がいまひとつ苦手、とか、前玉が大きくて重量が重いためどうしても持ち歩く頻度が低くなる、とか理由はいくつかあります。いずれにせよ広角レンズってワタシにとってひとつの鬼門みたいなものだったのです。

んがしかし、そんなワタシでも無性に広角を欲する時期があるのです。それは、紅葉の季節です(笑)。
紅葉だけは、ダイナミックな広角で撮ってみたくなるんですよね〜。

んで、サードパーティーにはどんなものがあるかな、と探してみたところ、大変お手ごろな価格でひとつ、広角単焦点レンズがあるのを見つけました。それが七工匠(7artisans)の12mmF2.8レンズです。

P2JG4731
Fujifilm X-Pro2
XF90mmF2 R LM WR
ƒ/4.0 90.0 mm 1/100 ISO400



七工匠ということでわかる通り、ワタクシ初の中華レンズです。中国製のサードパーティーレンズは近年目覚ましく品質がよくなっているとの噂は耳にしていました。しかもお値段はお安いまま。ただ気をつけなきゃいけないのが、そのほとんどがマニュアルフォーカスだということです。オートフォーカスなんてありません。手動でピントを合わせなきゃいけません。
しかしその分お値段が控えめになっていますし、マニュアルフォーカスの単焦点ということで機構がシンプルで、コンパクトにできていて大変使い勝手がいいのです。

上の写真でピントリングの距離表示がよく見えると思います。距離1m以内から、1m、2mとあって、その先は無限マークになっていますよね。要するに、2m以上の遠くはパンフォーカスですよ、ということです(笑)。
なので、ほとんどピントリングをいじることもなく、マニュアルフォーカスといっても全然関係ないのです。


P2JG4734
Fujifilm X-Pro2
XF90mmF2 R LM WR
ƒ/11.0 90.0 mm 1/4sec ISO200


前玉がどーんと前に張り出してるのが超広角レンズらしいですね。薄いレンズフードは本体と一体構造です。
こういう構造なので、前玉の前にレンズフィルターも付けられません。
レンズキャップは前から被せるフタのような構造です。

P2JG4735
Fujifilm X-Pro2
XF90mmF2 R LM WR
ƒ/11.0 90.0 mm 1/4sec ISO200




P2JG4728
Fujifilm X-Pro2
XF35mmF1.4 R
ƒ/11.0 35.0 mm 1/30 ISO1250


X-H1に装着するとこんなカンジ。驚くほどコンパクトなのがおわかりいただけると思います。
ちなみにこのサイズですが、レンズ構成は8群10枚、うち非球面レンズ1枚だそうです。絞り羽根は7枚。
レンズ径は63mmで重量はたったの290gです。ちなみにフジノンの標準ズームレンズである18-55mmF2.8-4が310g。それよりちょっと軽いわけです。
七工匠では”世界最小の12mm超広角レンズ”と謳っています。その通りで、とても小さく、軽く、「念のため」とカメラバッグに入れておいても全く邪魔にならないレンズで、日に日に愛着が増しております。いまでは毎日必ず持ち歩くレギュラーメンバーの地位を確立いたしました(笑)。

特に、超望遠の担当が完全にX-T3になったいま、X-H1はIBIS(ボディ内手ブレ補正)の威力を存分に発揮すべく、この12mmF2.8やXF90mmF2、たまにXF16-55mmF2.8レンズとこの3本の担当となりました。
特にこの12mmF2.8を使ったストリートスナップが楽しくて、新境地を見つけた気分です。フォーカス切り替えをMFにしておいて、フォーカスアシスト(ピーキング)を常に表示させておけば、パンフォーカスとはいえ被写界深度を確認できて安心です。
では作例をご覧ください。



DSCF9170
Fujifilm X-H1
7Artisans 2.8-12mm
ƒ/1.0 12.0 mm 1/500 ISO1250


まずは念願かなって紅葉を。サードパーティーのレンズですから、電子接点の情報のやりとりはありません。焦点距離の登録だけはできますが、F値は記録されませんね。
絞りリングはクリック感のないものでぬるぬる動くので、なおさらF値はわかりません。おそらくこのときはかなり絞っていたとは思います。



XH1A4279
Fujifilm X-H1
7Artisans 2.8-12mm
ƒ/1.0 12.0 mm 1/640 ISO250




XH1A4219
Fujifilm X-H1
7Artisans 2.8-12mm
ƒ/1.0 12.0 mm 1/160 ISO6400


こういった建築物を入れたスナップだと、このレンズの最大の美点が生きてきます。それは「線が真っ直ぐ」だということです。
電子補正の類いは一切効いてないにもかかわらず、歪曲収差がほとんどみられないのです。サイズと価格からして、もっと盛大に歪曲収差が出るクセ玉かと思っていましたが、良い意味で裏切られましたね。

XH1A4226
Fujifilm X-H1
7Artisans 2.8-12mm
ƒ/1.0 12.0 mm 1/60 ISO6400


ホントに、すっきりと真っ直ぐです。もしかしたら、ZEISS Touit12mmよりそこは優秀かもしれません。



XH1A4322
Fujifilm X-H1
7Artisans 2.8-12mm
ƒ/1.0 12.0 mm 1/250 ISO200


軽さ、コンパクトさとパンフォーカスを生かした超広角スナップ。この画角の面白さをこのレンズに教えられたような気がします。

XH1A4329
Fujifilm X-H1
7Artisans 2.8-12mm
ƒ/1.0 12.0 mm 1/125 ISO200




さて、いいことばかりのようなこの七工匠7artisans12mmF2.8レンズですが、もちろんMFなこと以外にウィークポイントはありました。それもけっこう大きなヤツが(笑)
こちらの写真をご覧ください。

DSCF9255_1
Fujifilm X-H1
7Artisans 2.8-12mm
ƒ/1.0 12.0 mm 1/500 ISO800


はい、もう一目瞭然でございますね。逆光に弱いわけです。たぶんレンズコーティングの類いは一切ナシなんでしょうね。もう清々しいくらいのゴースト、フレアが出ます。出まくります。
広角レンズというのはつい太陽光が入りがちなものですが、このレンズの場合は注意深く逆光を避ける必要があります。

XH1A4281
Fujifilm X-H1
7Artisans 2.8-12mm
ƒ/1.0 12.0 mm 1/800 ISO320


それも味だとばかりに太陽をど真ん中にいれる暴挙に出ました(笑)するとやはりゴースト、フレアが出まくりです。こういうことはするもんじゃないですね。



XH1A4237
Fujifilm X-H1
7Artisans 2.8-12mm
ƒ/1.0 12.0 mm 1/8 ISO1250



XH1A4441
Fujifilm X-H1
7Artisans 2.8-12mm
ƒ/1.0 12.0 mm 0.5sec ISO200



XH1A4460
Fujifilm X-H1
7Artisans 2.8-12mm
ƒ/1.0 12.0mm 1/17 ISO250



P2JG4732
Fujifilm X-Pro2
XF90mmF2 R LM WR
ƒ/11.0 90.0mm 1/30 ISO1250




というわけで、安い超広角の”飛び道具”が欲しいな、と購入してみたこの七工匠12mmF2.8レンズですが、飛び道具どころかもういつもカメラバッグの中に欠かせないお気に入りのレンズになりました。
サードパーティーの少ないXマウントの世界の中で、このレンズはワタシとしては自信を持ってお奨めできるレンズだと思います。いいレンズです。





A HAPPY NEW GEAR

2019nenga

新年になりましたね。今年の12月はまた例年以上のスピードで過ぎ去って行ったような気がします。
2019年、イノシシの年です。新元号はどうなるかわかりませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、上のお年賀画像ですが……カメラがどうやらいつもと違いますね(笑)
そうです。案の定といいますか、買ってしまったのです、X-T3。
マップカメラの下取り通販でわが家に届いたのがなんと大晦日です。なので、年が明けて最初に撮った写真がX-T3のブツ撮り写真、になってしまったのでした。
しかし発売当初には全く興味を示していなかったX-T3をどうしてこの時期に購入することになったのか。そこには若干の経緯がございます。ご説明いたしましょう(笑)。



DSCF7929
11月28日 善福寺公園
Fujifilm X-H1
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/8.0 560.0mm 1/250 ISO5000




DSCF6728
11月20日 善福寺公園
Fujifilm X-H1
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/8.0 560.0mm 1/500 ISO250




DSCF5404
11月15日 石神井公園
Fujifilm X-H1
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/8.0 560.0mm 1/2000 ISO5000




11月に入って以降、野鳥のシーズンに入ったこともあり、リハビリがてら写真はガンガン撮りに行ってました。
最初は歩くのも疲労感がすぐ来てしまって大変だったのですが、次第に数時間の撮影時間くらいなら不自由なく移動できるようになりまして、毎日がんばっていたわけです。

メインのカメラはもちろんX-H1でしたが、エナガなどが出てきてくれるようになると、若干やはり厳しさを感じるようになりました。期待したほどのAFスピードは出ていないなあ、と。
特に、昔から富士フイルムのカメラは同じなんですが、AFが遠いところから近くに来てくれた小鳥に合わせたいときに、合ってくれないんですね。その症状が、X-H1でもうちょっと改善されていると期待していたんですが、まだ足りないなと。
これは数年ぶりに野鳥用セットだけでも一眼レフに戻すしかないんだろうか……なんて、思わずNikonD850と新しい500mmF5.6レンズの価格を調べたりして悶絶したりしてたわけですが(笑)、だったらその前に新しいX-T3を試してみようじゃないかと。
幸いFPSには「購入前お試しサービス」があって、無料で一週間製品を試すことができます。いままで利用したことがないサービスだったんですが、いまこそそのときでしょう、というわけです。
そして一週間ガッツリと使い倒しました。こんなカンジです。



DSCF0600
12月22日 善福寺公園
Fujifilm X-T3
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/8.0 560.0mm 1/250 ISO2000




DSCF0880
12月23日 善福寺公園
Fujifilm X-T3
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 400.0mm 1/1000 ISO6400




DSCF1557
12月24日 明治神宮
Fujifilm X-T3
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 400.0mm 1/500 ISO400




DSCF2459
12月24日 明治神宮
Fujifilm X-T3
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 400.0mm 1/250 ISO3200




DSCF2961
12月25日 善福寺公園
Fujifilm X-T3
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 400.0mm 1/2000 ISO800




DSCF3819
12月28日 井の頭公園
Fujifilm X-T3
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 400.0mm 1/500 ISO320



DSCF4179
12月30日 善福寺公園
Fujifilm X-T3
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
ƒ/5.6 400.0mm 1/4000 ISO640




いかがでしょうか。解像感、AFのビシッと合ったカンジ(日陰でも、AF-Cでも)、電子シャッターによる秒30枚連写とプリ撮影のシャッターチャンスを捉える力など、完全に次元の違う性能をX-T3はみせてくれました。
これはもう、万難を排して手に入れるしかないです。特に野鳥撮影をする人は、議論の余地ナシです。買ってください(笑)。
あ、X-H1で不満だった近くに来た小鳥にフォーカスが来るか、ですが、いい光の来てる条件なら、X-T3のフォーカスは来てくれました!これは快挙ですね(笑)。日陰ではムリでしたが、順光の来ている条件なら大丈夫です。
ようやくやってくれましたね〜富士フイルム。ビバ!です。
願わくば、半年前に出たX-H1ボディにこの性能が載っていたら文句なかったんですが……(笑)



XH1A4314
Fujifilm X-H1
XF90mmF2 R LM WR
ƒ/7.1 90.0mm 0.5sec ISO400


XH1A4299
Fujifilm X-H1
XF90mmF2 R LM WR
ƒ/11.0 90.0mm 1.3sec ISO400


というわけで大晦日に届いたX-T3です。今回は初めてシルバーにしてみました。なかなか質感の高いシルバーです。
いままでブラックボディにパーマセルテープを張って真っ黒にするのが好きだったんですが、今回はそれもできませんね。
でもこのシルバーのボディだと、黒いロゴが邪魔になりませんね。これはこれでいいカンジです。

というわけで新年早々から新しいカメラが届いたというお話でございました。2019年はこいつに目一杯働いてもらうことにしましょう。なんつってもこのために、お気に入りのX100Fを涙をのんで下取りに出さざるを得なかったわけですからね。
おっと、その前にまずはFPSにお借りしていたX-T3を返却しなければ……





脳梗塞をやってしまいました

さてさて、ずいぶんお久しぶりの更新となってしまった太鼓屋放言2ですが、今回はご報告でございます。

実はもう1ヶ月ちかく前になりますが、10月8日、忘れもしない体育の日でお休みの月曜日でしたが、この日になんとワタクシ『脳梗塞』の発作を起こしました。

というとバッタリ倒れたみたいですが、実際はそんなドラマチックなことはなく、お昼ごろMacに向かっていたら、トラックパッドをさする右手の感覚がおかしくなったのが発端でした。あれれれえ、これ何だろう?ちょっと頭もクラクラするし、身体は重いし低血糖になったかなあ?くらいに思っていたんですね。実際このあと歩いてカフェに昼飯食いに行ってましたし(笑)。
しかし歩いてカフェに行くのはちょっときつかったです。やっとの思いで到着して、外出してた相方と合流したわけですが、そしてそこで、自分のクチがおかしいことに気付きました。呂律が回っていないのです。そんな状態で食事をしたあと、また歩いて自宅に帰りました。(いまにして思えばよく歩いて外出したと思いますが……)
家に帰って、少し寝れば治るだろう、とベッドに入りました。目覚めたのが18時くらいだったでしょうか。目覚めたワタシが相変わらずロレツがレロレロなのをみて、相方が顔色を変えて救急車を呼んだのでした。

脳梗塞、いわゆる脳の血管のトラブルです。脳の中の細かい血管が詰まってしまうことで、その部分の脳の組織が壊死してしまうんですね。どれだけの範囲が壊死したのか、が症状の重さに直接関係する部分なわけですが、ワタシの場合は直径1cmちょっと、くらいの小さな範囲で済んだのがまだラッキーでした。
しかしとはいえ、壊死してしまった脳細胞は決して復活しないわけで、そういう意味では「治りません」と医者が断言するだけのことはある病気です。ええ、断言するんですよ、医者が(笑)。死んでしまった脳細胞は決して取り返しがつかないと、散々言われるわけです。これはなかなかヘビーで落ち込みますよ。
というのは、脳梗塞と言うのは「生活習慣病」に分類されるもので、そうなったのが自分の生活習慣のせいだ!というわけです。自分の生活習慣のせいで高血圧になり、それを放置したから脳の血管がキレちゃっんだよ!ぜんぶあなたのせいなんです!というわけですね。

確かに、ワタシはもうこの10年くらい、健康診断のたびに「血圧が高い!」と言われ続けてました。でも、即薬を処方されるようなこともないくらいだったんですよね。母親もずっと高血圧で、これは母方の遺伝だからきっと大したことはないんだと(笑)。
そして確かに腹は出てますがそんなに暴飲暴食なわけでもなく、生まれつきこういう体形なんだと思ってたわけです。タバコは吸いますがお酒も飲みませんしね。
なのでそんな「自業自得だ!」的なことを言われましても、若干腑に落ちないところもあるんですよね(笑)。

だがしかし、脳梗塞です。なってしまったものはどうしようも取り返しがつきません。これからは否応なく「脳梗塞後」の人としての人生を歩んでいくことになったワタシでございますよ。
んで、脳梗塞になってしまったらどうなってしまうのか。それはやはり、脳が一部分壊れてしまったわけですから、それなりの影響が出てきます。端的なところはまず、運動能力ですね。身体のあらゆる部分のマヒとの戦いです。
手足を動かすこと、言葉を発すること、知覚能力の衰えなど、脳のマヒの影響は人生のあらゆるところに影響を及ぼします。人体というシステムの中枢は脳ですからね。
まあ、幸いなことにワタシの場合はごく軽微で、後遺症として残ったのは手足の軽いマヒ(主に右手)と、ごく軽い言語のマヒです。ただ言葉の方は入院時のリハビリでだいぶリカバーできました。なので普段の生活でロレツが回らないなんてことにはならなくて済みそうです。
右手のマヒでは、字を書くことがまだ不自由ですね。それ以外の日常生活はほぼ大丈夫、と言えるところまでなんとか回復いたしました。もちろん写真を撮るのには全く問題ありません。
ドラムは……どうだろうなあ?(笑)まだ叩く機会がないのでわかりませんが、たぶん大丈夫なんではなかろうか?
まあ、楽観しております、そのへんは。